OSM condemns recent anti-semitic vandalism

本日未明、多くのオンライン地図が、”ニューヨーク”のラベルの代わりにユダヤ人を差別する言葉が表示された、という記事が多くのニュースの紙面に上りました。残念ながら、このデータの発生元は編集可能な私達の地図プロジェクトであることを認めざるを得ません。この破壊行為は発生から2時間で検知および修正され、破壊行為を行ったユーザは今後OpenStreetMapへの参加がブロックされました。

私達の組織とコミュニティを代表して、OpenStreetMapはこのような恥知らずの人種差別的ヘイトに対し、強い遺憾の意を表します。私達が知識の共有のため心血を注いで打ち込むこのプロジェクトが、無知とヘイトの表現を振りまく目的で利用されたことに、私達は大きく悲しんでいます。一体、何が起こったのでしょうか。

OpenStreetMapの”オープン/Open”には、オープンに編集可能である、という意味が含まれています。Wikiスタイルで、クラウドソースのちからを集め、世界中のユーザが貢献し、編集を行うことでコラボレーションしています。Wikipediaのようなwikiと同様、すべての変更は速やかに公開され、そして私達のコミュニティはツールを用いて相互に監視し、悪意のある編集を取り消ししています。この”ソフトセキュリティ”のアプローチは一見すると驚くべきものですが、私達の数年間の取り組みを通じ、人間の本性の勝利を勝ち得ています。それはつまり、大多数の人々は何か大きな物事を成し遂げるために集い、そして腐ったりんごを発見して排除するということです。OpenStreetMapは非営利で行われる善意の活動であり、地図データはコミュニティによって “所有” されています。OpenStreetMapに関わるすべてのひとが、その状態を誇りに感じています。

この破壊行為は約一ヶ月前、実際に発生してしまいました。そしていくつかの企業 -本件ではMapbox社- が実施している地図データの更新処理が遅延したことにより、私達の地図が数千ものアプリケーションやウェブサイトに表示されることとなり、結果として破壊行為が今日、広く一般に公開されてしまうこととなりました。Mapbox社はインシデントへの対応をこちらに公開しています。こうした問題をより早く検知し、より早く対応するためのよりよい品質管理ツールを開発することはOpenStreetMapコミュニティのなかで引き続き検討事項となっています。Mapbox社は、破壊行為の検知を行うソフトウェア開発や、悪意のある編集の関しと編集取り消し作業にあたる人的リソースのコミットの双方において率先して活動を行っています。残念ながら今回は、処理に関わるプロセスにおける人的ミスが原因で、Mapbox社が提供するOSMベースの地図でこのインシデントが発生し、Snapchat等の企業の地図に影響が発生しました。

もし私達の地図への破壊行為を見かけたら、あなたにもできることがあります。破壊行為に関する詳しい情報はこちらにまとめられています。私達はコミュニティやデータ利用者と共に、私達の地図をより強くする活動を続けます。

Server moves: Goodbye Imperial. Hello Equinix Amsterdam

ラックから外され、移設を待つサーバ群

私達のサーバのうち、何台かが新しい家に引っ越しをしました。この数年間、私達のサーバ群のうち極めて重要な数台はImperial Collegeでホスティングされていました。しかし、Imperial Collegeでのオフィス増床工事に伴い、この度、機器の移転が必要となりました。これまで共に歩みを続けてきてくれたImperial Collegeに感謝します!

私達はこれからもしばらくUniversity College Londonのご厚意に預かることとなり、また他にもいくつかの重要なサーバが、Bytemarkによる寛大な貢献のもとにホスティングをされています。さらに、個別には言及しませんが、他にも多くのタイルキャッシュサーバが全世界でホスティングされています。もしサーバの詳細に興味のあるかたがいらっしゃいましたら、こちらのページから一覧を参照いただくことが可能です。

しかしこの一覧はすぐに更新されることになります。Imperialデータセンターに格納されていたマシンは電源を落とされ、移設が行われるからです。移設作業は今週末、OWG/OSMFの有志によって行われます。

サーバの移設先はどこになるのでしょうか? 私達は新しい家屋を探して、いくつかの提案を検討してきました (ご回答頂いた皆様、ありがとうございます!) そして、私達のセンターサーバの提供元として、Equinix Amsterdamを選定しました。これにより、私達のサーバ設置箇所に関してもダイバーシティが少し向上することになります (多くのサーバはUKにあります) が、何百マイルも離れているほどではないとはいえ、念の為私達の運営チームがそこに訪問する必要があります。Equinix Amsterdamは素晴らしい “スマートハンド” を提供しており、定期的な物理訪問を必要なくしています。これはつまり、Operation Working Groupがデータセンターに駆けつけてくれる人員をアムステルダムに必要とする場合、そこに行ってくれる誰かを探すことになる、ということでもあります。OWGチームの言葉を引用すると、このボランティアは “need to be trusted, competent and did I say trusted” です!

私達はこのサーバ移設の管理と実行に関し、OWGボランティアに対してこれまでにない感謝を申し上げます。

GDPRへの準備について

Modified image. Original by TheDigitalArtist. Licence: CC0

OSMF理事およびOSM作業部会は、データ保護ルールに関して近日発効される法的な変更に対する準備を行っています。一般データ保護規則 (General Data Protection Regulations, GDPR)は欧州において、2018年5月25日を以って発効します。OpenStreetMap財団 (OSMF)は欧州域内の法的主体として、GDPRに準拠することを求められています。OpenStreetMap License Working Group (LWG, ライセンス作業部会) はGDPRに対するホワイトペーパーを作成し、今後必要となる準備作業について通達を行っています。その終わりに、私達は今後数ヶ月間の間に実施する予定のGDPR準備計画を作成しました。必要とされる変更のほとんどは、管理上の事柄です。私達は、今後みなさんがOSMを利用するにあたって関係することを中心に、何が変更されるのか、解説しようと思います。

詳細解説の前に、いくつかのキーポイント:

経路探索のためにOSMを使っている場合

OpenStreetMapは自由でオープンな世界地図です。もしOSMデータを使って経路探索を行う場合、必要となる変更はありません。例えばここには、なんらかの形で地図を作成したり、地点情報の検索を行ったり、経路探索を行ったりする場合が想定されます。

OSM貢献者の場合

みなさんが行った貢献に変更はありません。しかしながら、OSMFはプライバシーポリシーを更新し、個人データの収集方法と処理内容について、GDPRにもとづいた特記記載を行います。今後、追記が行われる際に、その内容をご確認ください。

また、OSMが行うGDPR対応計画が完了した後、個人データを含むメタデータへのアクセスは制限されることとなります。(その他のデータへのアクセスには変更ありません。具体的にどのAPIコールに修正が加えられるかは、こちらのwikiページを参照してください) この制限作業の結果として、実際に貢献者あるいは編集者として影響があるかどうかは、利用するエディタの種類や、GDPRの結果を受けて別ソフトが開発されるかどうかに関連してきます。OSMFは、広く利用されるエディタのメンテナーに対し、どのような変更が加えられるかの解説を行い、開発を支援することを検討しています。今後、いくつかの情報のやりとりを行う予定ですので、そちらを参照してください。

OSMデータを利用したサービスプロバイダの場合

OSMメタデータ、(特に、ユーザ名やユーザID、変更セットIDなど)個人データを含むメタデータを利用するプロジェクト(例: ソフトウェア)に関係している場合、データへのアクセスを有するために、OSMFが個人データ保護のために定める利用規約に従う必要があります。これらの規約はGDPRに準拠するよう作成される予定であり、規約はコミュニティが閲覧できるようにされる予定です。今後の投稿をお待ちください。

また、2018年5月25日以降、EU域内から個人データの処理を実施しようとする場合、GDPRの対象となり、適切な対処が求められることにも注意する必要があります。例えば、GDPR 第14条 (https://gdpr-info.eu/art-14-gdpr/) に記載されるとおり、透明性が必要とされます。OSMFおよびLWGは、準拠に必要となる作業を簡略化するためのテンプレート文書作成に着手していますが、最終的には、個々のデータ処理において実施する内容に応じたGDPRコンプライアンスが必要となります。

OSMメタデータを利用しているプロジェクトの場合

メタデータを利用しているプロジェクトは最も影響を強く受けます。もしOSMメタデータを利用(例: 品質管理やデータ検証など)しているプロジェクト(例: ソフトウェア)は、GDPRの適用対象となり、適切な管理が必要とされます。それらのプロジェクトでは、第14条の記載に基づき、すべてのOSM貢献者に対する情報提供と、プライバシーポリシーおよび実施方法の開示が必要となります。

GDPRとは

GDPRについて知るための情報源は数多く存在します。データ利活用およびデータ保護という2つのポイントは覚えておいたほうがよいでしょう。GDPR (EU) 規制の全文はこちらから参照できます。OSMライセンス・ワーキング・グループのGDPRホワイトペーパーはこちらからレビューできます。また、いくつかの組織では非常に明確なダイアグラム解説チェックリスト作成を行っています。

ODbLとの準拠状況について

はい、ODbLにも準拠しています。ODbLは、著作権とデータベース権について定めるものです。条項では明確に、商標や特許などの知的財産権について対象から除外(そのため、OSMFは別途商標ポリシーを定義しています)しており、さらに、その他の国家法についても除外しています。具体的には以下の部分です。 “The right to release the Database under different terms, or to stop distributing or making available the Database, is reserved.” 同様に貢献者規約では、それらに対して知的財産権およびライセンスについて定めつつ、その他のプライバシー法などについては言及していません。

実施計画について

変更点や更新の開示は、以下のページから行っています。OSMF理事はライセンシング・ワーキング・グループと連携し、今後数週間にわたってより詳しい作業を実施してゆきます。

https://wiki.openstreetmap.org/wiki/GDPR

質問はこちら

いただいた質問には、OSMF理事およびOSMワーキング・グループより解答します。

(Pokémon GOから始めた)新規マッパーに、コミュニティメンバーからお願いしたいこと

以下の文章は、Pokémon GOをきっかけに新しくマッパー活動をはじめたSpanholzさんからのオリジナルメッセージに対し、他のOSMコミュニティメンバーからの助言をもとに修正を行ったものです。修正は許可を得て行っています。

2017年、Pokémon GOとIngressは背景地図をOpenStreetMapに切り替えました。ゲームを遊んでいる多くのかたが、背景地図から情報が少なくなっていることに気がついたかと思います。例えば建物が表示されていない、公園や歩道が消えている、などです。ですが、この背景地図はあなたが編集することで、それら失われた情報を追加し、自由な世界地図作りに参加することができます。

OpenStreetMapとは
OpenStreetMap (OSM) は誰もが編集可能な地図です。Wikipediaに近しいところがありますが、違っているところもあります(Wikipedia編集に参加したことのあるかたはぜひこちらをお読みください)。あなたは、地球上で目にするあらゆることを、この1つの大きな地図に書き加えることができます。これは、誰もが使うことのできるオープンデータなのです。例えばNiantic社はPokémon GOでOSMデータを使っていますし、Wheelmapユーザは足の不自由なかたをサポートするためにOpenStreetMapを使っています。Kurvigerはバイクでより気持ちよく走れるよう、適度に曲がって住宅地から離れた場所を案内してくれます。あなたが情報を書き加えることで、それ以外ににも多くの用途で、データは実際に利用されます。

OSMと他のオンライン地図との違い
OpenStreetMapのデータはオープンです。適切な著作権表示を行ってさえいれば、OSMデータをもとにした地図を印刷して販売してもかまいません。地図データを使って、経路探索システムを作成することも自由です。独自の地図スタイルを作成し、OSMデータの可視化を行うこともできます。私達は、地理空間情報は1つの自由なデータベースとして、万人に開かれているべきだと信じています。

マッピングって難しいの?
いいえ、難しいものではありません。OpenStreetMapの世界は、ポイント(ノード)、ライン(ウェイ)、エリアとリレーション、という要素の組み合わせで構成されています。要素はそれぞれ、(name=Africa のような)タグを値として持っています。例えば、児童公園はエリアとして形状が描かれ、以下のようなタグを持っています。
name=Happy faces
leisure=playground
opening_hours=10:00-20:00

ゴミ箱や自転車修理場などの小さな地物はノードで表現します。ウェイは、道路や歩道、小さな河川などに使います。エリアは、森林や建物、湖沼のような地物に使います。
よくマッピングされている地物には、以下のようなものがあります(これ以外にも多くの地物があります。詳しくはwikiを参照ください)

どうやったら編集に参加できるの?
コンピュータを使った編集作業では、主に2種類のエディタが使われます。ブラウザを使ったエディタ iD、そして上級者向けのソフト JOSMです。スマホから情報を追加するには、私達の地図を表示できるようなアプリをインストールすると、編集機能が用意されていることがあります。アプリの一覧はこちらを参照ください

守るべきたいせつなことはなんでしょう?

ヘルプが必要なときは…

  • Wikiを検索してみてください。数多くのタグがそこで解説されています。タグの議論ページや、taggingメーリングリスト過去ログを検索するのも役に立ちます。
  • 他の地域を探してみて、同じような地物が描かれているか見てみましょう。大都市やヨーロッパを中心に、素晴らしく詳細に地図が描かれています(例えば、ゴミ箱の色まで記録されている場所もあります!)
  • 質問してみましょう! 他のマッパーたちがきっとあなたをサポートしてくれます。help.openstreetmap.org や、フォーラム、地域ごとに用意されたメーリングリストIRCチャンネル/r/openstreetmapなどで質問してみてください。また、その他にも、多くのソーシャルメディアではコミュニティ・グループが用意されています。

意識しておくべきこと

  • 修正した地図の情報は、承認プロセスを経ることなく公開されます。記載する内容にはくれぐれも注意し、正しい情報だけをアップロードするようにしてください。アップロードされたデータは、車のドライバーや歩行者、自転車乗り、時にはカヌー愛好者にも使われます!
  • wikiやその他の場所で紹介されているタグで、適切な内容を見つけられなかった場合、新しいタグを自分で作ってもかまいません。
  • wikiには多くの情報が記載されていますが、時折、相互に矛盾した内容や通常よく適用される使い方とは異なった説明が記載されていることがあります。
  • wikiで新しいタグを設定するにあたり、公式のタグ制定提案を行うことは必須ではありません。しかしながら、提案プロセスを行うことで、有用なフィードバックを得ることができ、タグの内容をより明確に定義することができるようになります。
  • 航空写真は撮影された年代が古い場合があります。また、実際に取得されたGPSトラックと比べてオフセット(画像のズレ)が発生していることがあります。

よいマッピングとは

ぜひこちらを御覧ください: グッドプラクティス入門!

例えば、

    • オブジェクトが何であるかを説明するためにnameタグを使わないようにしましょう。例えば、name=benchではなく、amenity=benchと記述します。nameタグは実際に名前がつけられている地物に使います。例えば学校やレストランなどです。(詳細は Namesのページを参照ください)
    • 土地利用(landuse)と道路(street)はくっつけずに描きましょう。くっつけて描いてしまうと、後日修正を加えることが難しくなるばかりではなく、混乱のもとになります。
    • 加えられた変更をむやみに削除しないようにしましょう。まずは対象の変更を行ったマッパーに対して、その変更がどのような意図であったかを問いかけてみてください。もしかしたら、あなたが参照している衛星画像が古い内容なのかもしません。
    • OSMデータはさまざまな方法で可視化され、多くのウェブサイトやアプリケーションで使われます。www.openstreetmap.orgで表示させるためだけに間違ったタグを使うことは避けましょう。

その他のこと

Pascal Neisさんが運営しているこちらのサイトでは、あなたの近所で活動しているマッパーを表示することができます。もしよかったらコンタクトしてみましょう。

これから開催されるOSMイベント。あなたの家の近くでミートアップが開催されるかもしれません。実際に対面で編集者とあってみることは良いことです。

楽しみながら、これまでにない最高の地図を作りましょう!

Pokémon GOは大人気のモバイルゲームであり、OpenStreetMapのデータを”出現ポイント”としてゲーム内で使っています。これによりOpenStreetMapのことを知るかたが増え、Pokémon Goプレイヤーが今後、OpenStreetMapに貢献するようになってくれることを期待しています。

OpenStreetMap はオープンなライセンスのもとで、誰もが利用可能な自由な地図データの提供を目的とした世界規模の複数人参加プロジェクトです。世界各地のボランティアは、自身の住む地域における現地知識を提供し、これまでにない最高の地図を作り上げるために時間を費やしています。プロジェクトへの貢献は、地図データの改良GPSトレースのアップロード、プロジェクトの認知度向上、wikiの編集や翻訳、ボランタリ活動としてのワーキンググループへの参加、募金OSM財団への加入などを通して行うことができます。OpenStreetMapの編集を行うためにOpenStreetMap財団に加入している必要はありません。

貢献者100万人突破!

先日、OpenStreetMapの地図編集貢献者が、100万人という喜ばしいマイルストーンに到達しました。私たちのプロジェクトが開始されて以来、1,000,000もの異なる人々がユーザアカウントを作成し、地図を編集した、ということです! 100万人という数の持つ価値は計り知れないものであり、私たちのコミュニティがこれからも発展し続けることを意味しています。

“本質的に、OpenStreetMapは参加者が訪れた場所や住んでいる場所、働いている場所に関する知識をシェアする人々の活動です。この素晴らしいプロジェクトは、100万もの人々がそれぞれ自分の時間を費やし、この世界に住む他の人々が自分たちの歩む道を見つけるための手助けをすることで成り立っています”

Peter Barth – OSMF理事

もしOpenStreetMapにまだ参加していないかたも、ぜひこの機会に参加をいただき、100万人の人々と肩を並べてみてください。登録はこちらから、そしてあなたの住んでいる地域をマップしてみましょう!

2013年に登録者100万人を超えたことを覚えているかたがいるかもしれません。2013年は登録済みのユーザの総計で、それ自体も非常に意義のある数字ではあるのですが、サイトに登録したからといってその全員が地図作成に貢献したわけではありませんでした。(登録したユーザが地図編集までたどり着かない理由は過去数年間の議論の対象となってきましたが、同様の参加傾向は他のオンラインコミュニティでも発生しています)

Simon Poole氏は変更セットのログを集計し、地図作成への貢献者の数が100万を越える瞬間を刻んできました:

 

Simon氏の日記エントリーには、最近利用されている編集ソフトウェアの傾向分析なども行われています。またもちろん、‘stat’ページにもその他多くの統計が記録されています。

さぁ、この素晴らしい成果を寿ぎ祝いましょう! そして、100万人という数はこれからも増え続けます!

OSMF商標ポリシーの変更について


OpenStreetMap Foundationは、2018年1月1日より商標ポリシーを変更しました。ポリシー変更作業はOSMFのボランティアによるLicensing Working Groupが担当しました。

変更後の商標ポリシーはこちら

OpenStreetMapの拡大鏡ロゴ。新しい商標ポリシーの対象のひとつです

OpenStreetMapがマークを保持する理由

OpenStreetMapマークはOpenStreetMapそのもの、およびオープンな地図データを世界中に届けるというその活動を表すものです。OpenStreetMapの名称とロゴを見た時、OpenStreetMapにまつわる数多くのコラボレーションや厳密な作業結果に基づく高品質な地図を思い起こします。商標を保護することにより、そうした想起のつながりを維持したいと考えています。

本商標ポリシーの目的は?

質・量ともに豊かな、そして意欲に溢れたボランティアコミュニティの善意によって、OpenStreetMapの印は成り立っています。OpenStreetMap Foundationはこのポリシーを用い、この印の利用がOpenStreetMapのミッションを一貫して表現し、OpenStreetMapムーブメントを促進することを保証することによって、それらボランティア参加者の善意を保護・保持したいと考えています。

本商標ポリシーとその他多くの商標ポリシーとの違い

本商標ポリシーは、OpenStreetMapをつくりだす貢献者たちに対し、商標に関するライセンシングを可能な限り簡便に提供できるよう意図しています。マークを利用する際、ほとんどの場合は商標のライセンシングを不要であることを明確化し、コミュニティに焦点を当てたイベントや広報活動をOpenStreetMapのマークの商標ライセンス対象外とすることを定めています。OpenStreetMap Foundationは、このポリシーがOpenStreetMapのさらなる広がりや貢献の促進、そして高品質のデータの証としてマークが機能し続けることを願っています。

変更後の商標ポリシーは以下の情報を含んでいます:

  • OSMマークの利用法
  • OSMマークを事前連絡無しに利用した場合
  • 利用に際して許諾が必要な特殊例
  • 禁止する利用法
  • 非認可の利用

変更内容抜粋:

非公式のローカルグループへのドメイン登録提供

OpenStreetMap Foundationは、非公式のローカルグループするドメイン名登録の提供を開始しました。ドメイン名の登録が完了した後は、商標ポリシーが定める間、他のユーザグループとの競合を起こすこと無く、グループのウェブサイトを可動させ続けることが可能となります。ただし、これはあくまでも、非公式のユーザグループに対して行われる措置であり、地域支部は対象外となっています。詳細は商標ポリシーを参照ください。

イベントとカンファレンス

OpenStreetMapに関連するイベントやカンファレンスの開催を検討している場合は、商標ポリシーを一読ください。

質問はこちらまでお寄せください

もしあなたが実施しようとする利用方法が、本ポリシーやあるいは地域の商標権の保護に沿っているか不安な場合は、遠慮なくOSMFの窓口 trademarks@osmfoundation.org までご連絡ください。

legal-talkメーリングリストへの参加

legal-talkメーリングリストでは、ライセンシングや著作権の取り扱いを含む、OpenStreetMapの法的な側面に関するあらゆる議論を対象としています。メーリングリストへの参加、あるいは過去の議論を参照したい場合は https://lists.openstreetmap.org/listinfo/legal-talk を参照ください。

Licencing Working Groupとは

Licencing Working GroupはOSM Foundationに設置された7つの作業部会(Working Group)のひとつであり、実践的で一貫性のある、そして明確なライセンシングを通じ、オープンな地理空間データの広報活動を行っています。活動に興味をお持ちの方は legal@osmfoundation.org までご一報いただき、ぜひ参加いただければ幸いです。

State of the Map 2018アカデミックトラック – アブストラクト募集

通常のセッションと並行して、本年のState of the Mapではアカデミックトラックセッションを設置し、科学および学術コミュニティにおけるOpenStreetMapの重要性についてショーケースを行いたいと考えています。アカデミックトラックでは、世界各地の OpenStreetMap貢献者と研究者が集い、交流を持つ機会となることを狙いとしています。その結果、OpenStreetMapを利用した科学調査のポテンシャルと成熟さをコミュニティと分け合うことが可能となり、参加者間の有益な議論につながると考えています。寄書の内容は、OpenStreetMapに関する科学的な側面、特に以下の内容を含むことが期待されます(もちろん、以下だけに限るものではありません):

  • OpenStreetMapの品質
  • OpenStreetMapの貢献パターン分析
  • OpenStreetMapを利用した、科学的な価値をもつデータセットの生成
  • OpenStreetMapデータと他データを統合することで得られる、科学的な価値をもつ新データセットの生成
  • OpenStreetMapの科学利用
  • OpenStreetMapのデータ収集方法改良、あるいはそれらを促進する新しい試み(例: ゲーミフィケーションや市民科学アプローチ)
  • OpenStreetMapがもつ科学的側面の文献レビュー
  • 科学コミュニティとOpenStreetMapコミュニティのよりよいコネクションとコラボレーション
  • OpenStreetMapにおけるオープンな研究課題と、科学コミュニティにおけるチャレンジ

アブストラクトの投稿はこちらのフォームから。
締め切り: 2018年3月4日

アブストラクトの長さは最長で2500字までです。アブストラクトは科学的に厳密であると共に、以下の構成に沿っている必要があります: introduction/background, where the problem addressed is introduced; main aim or purpose of the study; brief description of the methodology and findings achieved; final discussion highlighting the scientific contribution of the study and its practical benefits/implications (イントロダクション/背景(課題の所在),研究の主目的あるいは狙い(発見した内容と採用手法に関する詳細), 本研究およびその実践的な利益と実装の科学的貢献に着目した結論)。OpenStreetMapデータに関する、新規のそして自由闊達な利用や分析、処理方法を示すアブストラクトは特に求められるものです。

アブストラクトは、科学分科会(Scientific Committee)によって審査されます。選ばれたアブストラクトの著者は、カンファレンス内のアカデミックセッションにおいて口頭プレゼンテーションを行うよう招待されます。さらに、選ばれたアブストラクトの著者は、Open Geospatial Data, Software and Standardsのジャーナル Special Issue “Open Source Geospatial Software” への掲載を行うよう招待されます。

Scientific Committee

  • Dr. Marco Minghini – Politecnico di Milano, Department of Civil and Environmental Engineering, Italy
  • Dr. Peter Mooney – Maynooth University, Department of Computer Science, Ireland
  • Dr. Vyron Antoniou – Geographic Directorate, Hellenic Army General Staff, Greece
  • Prof. Maria Antonia Brovelli – Politecnico di Milano, Department of Civil and Environmental Engineering, Italy
  • Dr. Frank Ostermann – University of Twente, Faculty of Geo-Information Science and Earth Observation (ITC), The Netherlands
  • Dr. Amin Mobasheri – GIScience Research Group, Institute of Geography, Heidelberg University, Germany
  • Joost Schouppe – OpenStreetMap Belgium, Belgium

State of the Map 2018 ミラノ参加支援

State of the Map 2018の参加費支援とスカラーシップ公募フォームをオープンしました。

 

OpenStreetMapは様々な場所と人々から成り立つ世界地図です。私たちはあらゆる人が、次回ミラノで行われるState of the Mapに参加してほしいと考えています。スポンサーからのご支援をもって、私たちはこの楽しい一時に誰もが参加できるよう、資金面での支援を実施します。

State of the Map 2018 ミラノの参加費支援はこちらです!
締め切り: 2018年2月14日

私たちがすべてのスカラーシップ応募に対して満額の支援を行うことは困難です。ですが、できるだけ多くのかたに資金を分配するため、私たちはスカラーシップのレベルを設けています。講演者に対する渡航費補助や、満額あるいは部分的資金援助となるスカラーシップなどです。

公募に際しては以下のTIPも参照ください。Gregoryさんのブログでは、前年までのスカラー選定基準についても解説されています。

 

  • 参加するための最低限の支援額レベルを選択してください。基金には上限があり、それらをなるべく多くの人に分配したいと考えています
  • “あなたが参加することで、あなたとOpenStreetMapにどのような利点があるか”について、最大1500字で説明してください。1センテンスは短くしましょう。あなたとOpenStreetMapがもつ利点についてフォーカスしてください
  • あなた、あるいはプロジェクトやグループが行っているOpenStreetMapの貢献について知りたいと考えています。グループの活動報告だけではなく、あなたがそこで行っていることを記載してください。”私たち”ではなく”私”を主語にしてください
  • OpenStreetMapのあなたのプロフィールや、あなたが行っているローカルグループ、作成したソフトウェアへのリンクを含めてもかまいません。説明文は短いものですが、リンクを活用することでより詳しい情報を記載することができます
  • State of the Mapにあなたがもたらすことができる、あなただけの視点やトピックを記載しましょう
  • State of the Mapが終わり、あなたがいつもの生活に戻った時、どんな活動をはじめたいかを記載しましょう

このページを表示しているうちに忘れずに、State of the Map 2017に参加した過去のスカラーが得た経験についても一読することをお薦めします。

応募はこちらから!

パイナップル基金からOpenStreetMapへの大口寄付!

Pineapple Party

私たちは、パイナップル基金(Pineapple Fund)よりOpenStreetMap財団への寄付をいただいたことをご報告します。

2週間前、私たちは2.3BTC、約€30,000 (£27,000) という大口のビットコイン寄付をいただいたことに驚き、この寄付がどこから行われたのか、自問自答していたところです。手がかりになりそうな情報はいくつかありましたが、証拠をつかむには至りませんでした。

その時、何人かのかたから、パイナップル基金による寄付ではないか?というご意見をいただきました。そして本日、彼らからの寄付がその時だけではなく、2回めの寄付が行われたことに気が付きました。今回は間違いなく、パイナップル基金からでした。基金からの寄付総額は18ビットコイン、現在の時価換算で€200,000にもなります。イエイ!

 

パイナップル基金 (Pineapple Fund) とは

パイナップル基金とは、ユーザ名としてPineを使い、非常に初期のビットコインに投資を行うことで、現在ビットコイン保有量で250位以内に入っている匿名の(プライバシーを愛する)人物によって創設された組織です。基金はパイナップル基金として、”十分以上の資産を持った場合、金銭は課題とならない”として、8600万ドルの価値をもつビットコインをあらゆる慈善団体に対して分け与えています。基金のミッションステートメントについては、pineapplefund.orgをご覧ください。ウェブページを少し下にスクロールすると支援先の組織一覧があり、そこに私たちのプロジェクトも記載されています。そこからはそれぞれの団体に寄付に至るまでの経過とニュースにリンクされています。

ビットコインとは

ビットコインとは2009年に始まったイノベーティブな電子支払ネットワーク兼暗号通貨です。ビットコインは全ての支払の暗号化が行われており、その支払が公開台帳に記録されています。公開のPeer-toPeerネットワークを基盤としており、誰でも参加可能で中央サーバやインスタンスが不要な構成となっています。

ビットコインは近年、為替レートが以前の数倍に高騰することで多くのメディアの注目を集めており、現在、1ビットコインが€10,000以上の価値を持っています。

より詳しい情報はbitcoin.orgを参照ください。わかりやすい紹介ビデオも作成されています。

OpenStreetMapの選定理由

パイナップル基金は選定理由について、“OpenStreetMapに$250kを譲渡します。理由は、私たちの世界を表現する地理空間データは、制限なく自由に利用可能であるべきであるからです”redditで述べています。OpenStreetMapは、自由と思われているほとんどの地図が実際には技術的なあるいは法的な制限を有しており、そのために創造的であったり精算的であったり、あるいは思いもよらない方法で利用することができないことを解決するために開始されたプロジェクトです。私たちは世界で最善の地図データを作ることを目標としています。詳しくはOpenStreetMap財団のミッションステートメントをご覧ください。

ありがとうございます!

私たちのプロジェクトにご支援いただいた、2週間前の匿名の寄付者様、そしてパイナップル基金に感謝の意を表します!

OpenStreetMapへのさらなる支援

この記事をお読みいただいているかたでビットコイン経由での寄付をお考えの方へ、こちらが私たちのビットコインアドレスです! 寄付方法は他にも準備されています。また、マッピングを行うことでも支援が可能です! www.openstreetmap.orgを表示いただき、無料のアカウントを作成して、あなたの家の近所をマッピングしてみませんか? 世界で最も素晴らしい地図を、一緒に作りましょう!

State of the Map 2018セッション公募開始!

来る7月、OpenStreetMapコミュニティが再び、State of the Map年次カンファレンスに集います。今年の開催地はミラノです。マッパー、プログラマ、実践者、アントレプレナー、そして意思決定者がOpenStreetMapに関する情熱を分かち合う、3日間の怒涛のイベントとなるはずです。

カンファレンスのセッション公募は 2018年2月18日(日) までに投稿ください。

セッションは、20分の講演、5分のライトニングトーク、75分のワークショップのどれかから選ぶことができ、OpenStreetMapの世界で起きていること、ワクワクすることが報告の内容となります。参加にあたって補助金やスカラーシップが必要となる場合、来週公開予定となる別フォームでその旨を申請してください。繰り返しますが、セッションの公募は2018年2月18日(日)で締切となります。

公募への参加はこちら

今年は、品質の高いワークショップの開催に特に力を入れたいと考えています(もし必要な場合、補助金やスカラーシップの申請を行ってください)。また、アカデミックトラックを設ける予定です。別途、発表概要とピアレビュー申請のためのフォームを別途公開します。

ミラノはファッションに関する世界の中心地であり、芸術やデザイン、荘厳なドゥオーモ –ゴシック様式で建築された、世界有数の大聖堂などでも有名な場所です。今年、私たちはPoliMappersの本拠地である Politecnico di Milano (Polytechnic University of Milan) によるホストをいただき、上の写真の建物でカンファレンスを開催します。今年のロゴデザインはAngelica Bracciaさんの手によるもので、ウェブサイトに燦然と輝いています。