Tom Hughesさん、OpenStreetMapへの貢献が認められ、OpenUKの2024年度栄誉リストに選出

OpenUKは、トップ・オープンソース貢献者の一人としてTom Hughesさんを選出し、本年の栄誉賞として表彰しました。 英国のオープン・テクノロジー団体が、英国全体のオープン・ソースの影響力を称えるためにこのリストを発表するのは4回目です。

TomさんはOSMのシステム管理者であり、openstreetmap.orgコードのメンテナの一人です。彼は2006年頃からウェブサイト・プロジェクトのメンテナンスと改良を行っています。彼がOpenUKの2024年栄誉賞に選ばれたことは、ボランティアとしての約20年にわたる尽力に対して正当な評価といえます。

Tomさんおめでとうございます、そしてOpenStreetMapへの変わらない献身に感謝します!

TomさんがどのようにOpenStreetMapウェブサイト・プロジェクトを維持しているのか、またあなたが協力するにはどのような方法があるでしょうか。 State of the Map Europe 2023で彼の仲間のメンテナAndy Allanさんが行った “Maintaining OpenStreetMap.org“の講演をぜひチェックしてください。

The OpenStreetMap Foundation is a not-for-profit organisation, formed to support the OpenStreetMap Project. It is dedicated to encouraging the growth, development and distribution of free geospatial data for anyone to use and share. The OpenStreetMap Foundation owns and maintains the infrastructure of the OpenStreetMap project, is financially supported by membership fees and donations, and organises the annual, international State of the Map conference. Our volunteer Working Groups and small core staff work to support the OpenStreetMap project. Join the OpenStreetMap Foundation for just £15 a year or for free if you are an active OpenStreetMap contributor.

CC-0の優位点: 簡素化されたジオデータ向けライセンスによってEUオープンデータ指令が得られる恩恵

EU諸国はCC-0ライセンシングを採用し、OpenStreetMapを含むオープンデータの利点と使いやすさを最大化すべきです。

EU指令2019/1024 – 一般にオープンデータ指令として有名 – は、まもなくEU全域の政府から新しいデータセットを開きます。例えばルクセンブルクは、既にすべてのオープンデータセットに対してCC-0ライセンスを適用することを強く推奨する正式な勧告を採択しており、これは施行されて以後、既にジオデータセットに適用されています。  

これは欧州と世界にとって素晴らしいニュースです。また、OpenStreetMapと、OpenStreetMapを利用する数多くの利用者にとっても素晴らしいこととなります。しかし、それを実現させるためには、いままさにデータ公開計画を最終決定している関係者たちが、微妙だが重大な間違いを避けなければなりません。彼らは自国が採用するライセンスについて、より一般的なCC-BY 4.0ライセンスではなく、クリエイティブ・コモンズCC-0ライセンスを使ってデータをリリースすべきなのです。

なぜそうなのかを説明するには、いくつかの背景が必要です。地理データセットが公開される際には一般的に、そのデータがどのように出展明記されなければならないか、どのように変換や再配布が可能か、誰がそのデータを使用することが許されるかを明記したライセンスの下でリリースされま。。OpenStreetMapは、多くのデータソースから公開される地理データを組み合わせ、統一された世界地図を作成しています。データを組み合わせることは必ずしも容易ではありませんし、ライセンスの組み合わせはさらに難しいものとなっています。

例を挙げてみましょう。ある政府機関が地理データを公開したとして、その政府機関がデータを更新して新しい版を公開した際には、そのデータを利用して作成された地図も必ず更新しなければならない、という条件を付けたとします。単独で見れば、これは合理的に聞こえるでしょう。政府機関の職員は自分たちが公表する情報を熱心に更新しており、職員の立場からすれば、そのデータを利用する人々に対しても、職員と同様に古い情報を広めないよう求めるのは理にかなっています。しかし、そのデータが、同じような利用条件を持つ何十もの他のデータセットと組み合わされ、再配布されたらどうなるでしょうか? あるいは組み合わせが数百だとしたら? 世界の変化を反映するために部分的に編集されたら?  

もしかしたら世界は、この特殊な問題に対する解決策がある、と思われるかもしれません。ですが、断じて宣言できます、あらゆるライセンスに付随する問題に対する解決策を作り出すことは不可能です。ライセンスが衝突する可能性があるということは、私達のプロジェクトOpenStreetMapに対して投入するデータについて非常に注意深くなければならないということを意味します。投入されるデータセットのライセンスとプロジェクト自身のライセンスとの互換性は必ずチェックされ、新しいデータソースを取り込むことによって、世界中で様々な利用法で使われているOpenStreetMapのデータの活用を妨げないようにしなくてはなりません。

そしてその利用価値は計り知れなません。オープンデータ指令の付属書Iにおいて、この取り組みが対象とする価値の高いデータセットのテーマとして「地理空間」を第一に挙げているのは、きっと偶然ではないでしょう。地図はすべての人々、企業、組織にとって有用なものです。そしてOpenStreetMapは、地図データが世界中の人々に届くための重要な一部となっています。私たちのプロジェクトは、極めて人気の高い地図プラットフォームの多くに利用され、数十億の利用者にリーチしています。 さらに重要なことは、OpenStreetMapは誰でも無料で使えるということです。オープンデータ指令の目標である “公共部門のデータを再利用し、すべての経済部門にわたるイノベーションの原材料とする” ための理想的なパートナーとして私達のプロジェクトが存在していることは、無料で利用できることも大きな理由のひとつであると、私たちは考えています。

しかしそれを実現するためには、データはOpenStreetMapが使用できるライセンスでリリースされなければなりません。この指令の施行規則では、この責務を担う政府職員・自治体職員のためのライセンスガイダンスが提供されています:

指令(EU)2019/1024は、公共部門の情報を再利用するにあたってオンラインで利用可能な標準的な公共ライセンスの使用を促進することを目的とする。推奨される標準的なライセンス、データセット、文書の再利用のための課金に関する欧州委員会のガイドラインでは、推奨される標準的な公的ライセンスの例として、クリエイティブ・コモンズ(CC)ライセンスを挙げている。CCライセンスは非営利団体によって開発され、世界中の公共部門の情報、研究成果、文化的領域の資料のための主要なライセンスソリューションとなっている。したがって、この実施細則では、CCライセンス一式の最新版、すなわちCC 4.0を参照する必要がある。CCライセンス一式と同等のライセンスは、データの再利用の可能性を制限しない限り、データ保有者が提供する更新情報を含める義務や、データの最終更新日を明記する義務など、再利用者に対する追加的な取り決めを含むことが可能である。

高価値のデータセットは、クリエイティブ・コモンズ・パブリック・ドメイン・デディケーション(CC0)、あるいはクリエイティブ・コモンズ・BY 4.0ライセンス、あるいはそれと同等か、より制限の緩いオープン・ライセンスの条件下で再利用できるようにしなければならない。ライセンサーは、ライセンサーのクレジットを示す帰属の要件を追加的に要求することができる。

cf 指令(EU)2019/1024 Impact Assessment

残念ながら、OpenStreetMapがCC-BY 4.0でライセンスされたデータを使用するためには、いくつかの免責事項を追加で取得する必要があります。その理由は微妙ですが重要です。詳細はこちらで解説されています。 指令ガイダンスの作成者はこのことに気づいていなかったかもしれません。  私達は、多くの政府・自治体関係者がCC-BYに精通していることを知っています。しかし、上記のリンクで説明されているように、CC-BYは帰属の要求以上の制限を伴います。施行規則第2条の趣旨は明確です。“社会経済的なポテンシャルが最も高い公共データは、最小限の法的・技術的制限で、無料で再利用できるようにされる“ということです。その意図を実行する責任を負う関係者は、CC-BYではなくCC-0を選択すべきです。

私達は、これが常に可能とは限らないことを理解しています。そのような場合、データ公開に係る職員は、第4条で認められているように、より制限の少ない条件でCC-BY 4.0データをライセンスすることを検討すべきでしょう。私達OSMFのライセンス・ワーキンググループは、CC-BY 4.0をより制限の少ないものにし、その下で公開されたデータをOpenStreetMapで明確に使用できるようにするために、職員がライセンスに付記することができる短い文言を提供しています:

Section 2(a)(5)(B) of the CC BY 4.0 license is void. Attribution to a central list of sources via URL is sufficient to provide attribution in a "reasonable manner" in accordance with Section 3(a)(1) of the CC BY 4.0 license.

OpenStreetMapは、世界で最も成功したオープンデータプロジェクトのひとつです。これから行われるEUオープンデータ指令の最終決定の際に適切な決定がなされれば、オープンデータ指令もまた、オープンデータプロジェクトとして大きく成功する可能性があります。

マイクロソフト、OpenStreetMap支援のため15万ドルの寄付を約束

OpenStreetMap Foundation Boardは、OpenStreetMapプロジェクトとコミュニティ向けの寄付として、Microsoftから15万ドルを受け付けたことを発表します。この大きな支援は、OSMの運営とインフラの改善に直接利用されるほか、ローカル、リージョナル、グローバルなState of the MapイベントなどのOSMコミュニティの活動資金にも使われます。

マイクロソフトでは、金銭的な貢献だけでなく、オープンな地図データを全面的に受け入れ、奨励し、ボランティア活動や開発努力を通じてコミュニティに積極的に参加することで、OpenStreetMapを支援することを約束します。

Marko Panić, Principal Lead Product Manager at Microsoft

今回の寄付金は、以下のように配分されます:

重要なことは、マイクロソフト社は金銭的な寄付だけでなく、「実働面」の寄与を通じてOSMを支援する、ということです。技術的な専門知識とエンジニアリングリソースを提供し、他の企業、非営利団体、その他の団体にOSMの重要性を認識させる手助けを行い、OSM諮問委員会で重要なコンサルティングの役割を果たしています。

OSM諮問委員会は、企業と地域社会を結びつけるOSMコミュニティ内のユニークなグループです。  各地のガイドラインを熟知し、開発プロジェクトを先導し、教育やイベントを通じてOSMマッパーを結びつける地域コミュニティと、OSMを利用・貢献する企業との間に、積極的なつながりを構築しています。

— Mikel Maron, OSMF理事

マイクロソフトは、その存在、寄付、その他の支援を通じて、iDエディタのメンテナンスに多大な支援を提供し、OSMのサインアップフローの改善に取り組み、BingのMap builderを通じてOSMをより多くのユーザーに紹介してきました。 OSMF理事会はOpenStreetMapの成功への多くの貢献に感謝しています。

OSMFは、OSMの技術開発、運営、コミュニティへの財政的支援だけでなく、実働面での支援も歓迎します: 


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OSM財団広報 企業スポンサー向けメンバーシップガイドラインの改定

OpenStreetMap Foundation(OSMF)は、OpenStreetMap(OSM)のデータを製品やサービスに利用する企業や団体向けの新しいガイドラインを発表しました。 この新しいガイドラインでは、OSMデータを使用・編集する事業体とOSMプロジェクトの間の権利と責任を明確にし、また、事業体が資金提供やアドバイザー的な立場で地図を支援する方法についての指針を示すものです。

抜粋:

  • ブロンズ・レベル以上の法人会員は、OSMF諮問委員会の参加権が与えられます。
  • これまでと比較して、年会費は50%増加します。
  • OSMFが行う「コンサルテーション」が、最上位である「プラチナ」レベルの特典として追加されました。
  • それぞれのメンバーシップのレベルに応じて、新しい指針が示されました。 

ツール、編集、スポンサーシップ、寄付でOSMを支えるという伝統

OSMF理事会に長く在籍するMikel Maron氏は、ブロンズレベル以上の企業メンバーに諮問委員会への参加権を開放することは、委員会がコミュニティに提供する価値の直接的な結果であると指摘しています: 「OSMを利用し、改善している組織と関わることができるのは、OSMの計画と運営において貴重な洞察の源となります。特に、相談や財政的な貢献など、それ以上のことをしてくださる組織には感謝しています。これらの組織の多くは、長期にわたってプロジェクトの共同開発者や友人として貢献してくれています」 Maron氏は、OSMF企業メンバーシップのガイダンスと価格変更は、OpenStreetMapの財務管理を改善するための全体的な施策の一部であると指摘しています。

The ability to engage with companies who use and improve OSM is a valuable source of insight in our planning and operations. We especially appreciate companies who go above and beyond in their willingness to both consult and contribute financially. Many of these organizations have served as co-developers and friends to the project for the long term. ” –Mikel Maron, OSMF board member

2023年に初のプラチナ会員となったTomTomをはじめ、ゴールド会員としてMapbox、Esri、Gojek、Grab、Graphhopper、Meta、Microsoftなどが、法人会員としてOSMを支援してくださっています。 また、新ガイドラインのもとで最初にOSMFの法人会員に登録くださった2社も温かく歓迎します: StadiaMaps、そして最初の政府機関としてイリノイ州Kendall郡が法人会員に加わっています。

OSM企業会員の一覧

2024年以降のOSMF財務状況

理事会が公開している第二次戦略計画草案では、以下のようないくつかの重要な財務目標が示されています:

  • 収益戦略の更新
  • 財務管理方針の確立
  • コミュニティへの財政的支援提供
  • 財政インフラの強化

戦略計画の前文では、理事会はOSMプロジェクトで必要となる規模に対し、新しいアプローチが必要になると述べています “OSMFの主な焦点は、インフラが利用可能であり続けることを保証することでなければならない… [and for] OSMがボランティアによって推進されるプロジェクトであり続けるためには、ボランティアに過度の負担をかけないように注意する必要がある。 OSMFは、財政面そして運用面のサポートを行うことで、これを支援することができる。

OSMプロジェクトの現在の規模は、決して大げさに誇張しすぎることはない。OSMのボランティアは過去約20年間で80億のデータポイントを地図に書き加え、毎月何億ものAPIコールが行われている。OSMデータを利用することで、よりスマートな都市の構築、交通渋滞の緩和、サプライチェーン問題の解決、気候変動研究の推進、人々が食料を育てたり、きれいな水を見つけたり、医療やその他の助けを求めたり、ローカルビジネスを構築したりする手助けなど、数多くのユースケースが存在しています。OSMの編集者はまた、数百にも及ぶ人道的なユースケースを通じて、何百万人もの人々を支援しています。 アクセンチュアの試算によれば、そのデータが企業や政府に提供する価値は数十億ユーロにのぼると見積もられています。 

The use cases for OSM data include building smarter cities, reducing traffic congestion, solving supply chain issues, powering climate change research, and helping people grow food, find clean water, reach medical and other kinds of help, and build local businesses. OSM mappers also help millions of people through hundreds of humanitarian use cases

OSMは、このような世界規模のプロジェクトであるにも関わらず、財政的コストは比較的小規模です。OSMFは、フルタイムの職員1人、パートタイムの少人数のスタッフ、そしてすべてボランティアの理事会という、極めてスリムな非営利団体として運営されています。 より多くのシステム管理者、プロジェクト管理、ローカルコミュニティを支援するためのリソース、そしてインフラやクラウドのコストをまかなうための資金が必要とされています。

OSMFの財政ガバナンス詳細

組織として個人として関わる、OpenStreetMap支援の方法

個人や組織としてOpenStreetMapを支援しようとする場合、以下のような方法があります:


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OSM財団理事選挙 2023

The OpenStreetMap logo, with text

来る12月、OpenStreetMap財団 (OSMFJ) の理事選挙が行われます。 投票は12月2日16:00 UTCから始まり、12月9日に開催される2023年年次総会において結果がアナウンスされます。

選挙対象の議席

この選挙では少なくとも、任期が終了となる3つの議席(Guillaume Rischard氏、Mikel Maron氏、そしてRoland Olbricht氏)が対象となります。対して、Arnalie Vicario氏、Craig Allan氏、Mateusz Konieczny氏そしてSarah Hoffmann氏は続投となります。理事会の議席数は合計7席となっています。

Guillaume Rischard氏とRoland Olbricht氏はすでにもう一度立候補する意向を決めています。Mikel Maron氏は財団の定款に基づき、再立候補はできません。 すべての理事は無償のボランティアです。

投票資格

すべての通常会員 [1] および賛助会員 [2] (アクティブコントリビュータメンバーシッププログラムを通じたメンバーを含む)は選挙の投票資格を有します。具体的には以下を満たしていることが条件です:

  • 年次総会の開催日から90日前までの期間を通じて、通常会員または準会員であること。
  • 総会の開催7日以上前までに、会費の支払い滞納がないこと。
  • 自然人(人間) であること。
[1] Normal members provide their full residential address and can vote on all General Meeting resolutions. Their residential address may be disclosed to other members.
[2] Associate members provide just their country of residence - which may also be disclosed to other members - and can vote - but not on all General Meeting resolutions. Additionally, they cannot be board candidates.

なお、「90日間」とは、年次総会が予定通り2023年12月9日に開催される場合、現在の会員資格の開始日がUTC時間で2023年9月10日(日)開始以前でなければならないことを意味します。

2023年の総会までにOSM財団会員資格が終了してしまう方が投票を希望する場合、必ず事前に資格を更新してください。会員資格の終了日や区分を確認するには、前回の会員資格更新の際に受け取ったメールをご確認ください。Eメールが見つからない場合や、会員更新の自動リマインダーが届いていない場合は、メンバーシップワーキンググループのボランティアに問い合わせください。

理事の規約、責任、そして立候補理由

理事の規約、責任、そして立候補理由については、OSM wikiのリンクを参照ください。

財団の活動の多くはワーキンググループのボランティアによって行われており、財団への支援を希望されるかたは、ワーキンググループへの参加も検討ください。

現理事、および過去に理事を務めた何人かは、他人から勧められるまで理事として立候補することは思いつかなかった、と述べています。理事に立候補するかどうか、他のかたに立候補を勧めるかどうか、考えてみてはいかがでしょうか。

理事立候補の詳細規定

理事への立候補には以下の条件が必要です。

  • 年次総会の28日前までに、OSM財団の通常会員であること。
  • 年次総会の180日以上前に、通常会員あるいは賛助会員であること。
  • 理事としての活動を希望すること。
  • 法的にそれらが禁止されていないこと。
[3] 180 days: OSMF membership start date before 12 June 2023, if the Annual General Meeting takes place on 9 December 2023, as scheduled. 

もしあなたが賛助会員で、その他の条件を満たしている場合、通常会員に変更することが可能です。メンバーシップワーキンググループにご連絡の上、 ご住所をお知らせください。

OSM財団会員による決議案

OSM財団の会員は、決議案を提出し、会員に投票を求めることができます。決議案が投票対象に加えられるには、投票権を持つ会員の少なくとも5%の支持を得る必要があります [4] 。詳しくは以下を参照ください: 2006年会社法: 書面による決議案の配布を求める会員の権限 決議案を審議対象とする期限は、2023年10月25日となる見込みです。今後数週間以内に、OSM wikiで主要な日付が公開されますので、チェックしてください(以下リンク)。

[4] If the vote would take place today, you would need the support of at least 76 OSMF members eligible to vote. Please note that this number will change.

2023年理事選挙および年次総会関連情報

2023年理事選挙、および年次総会のそれぞれに関する情報は、今後数週間以内に以下のページで詳細が公開されます:

もしすでにOSM財団の会員である場合、osmf-talk (OSM財団会員メーリングリスト) で最新情報をチェックすることもできます。 osmf-talkへの登録は、OSM財団会員であればこちらから可能です。(OSM財団会員登録で利用しているメールアドレスを使用してください) アーカイブはこちらになります

通常、選挙がどのように行われるかを知りたいかたは、OSM wikiやOSM財団ウェブサイトの前回選挙に関するページをご覧ください。

About the OpenStreetMap Foundation

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コミュニティ協議事項: OSMF戦略計画 第2稿

OSM財団理事会は、この3ヶ月間の作業のなかのひとつとして、OSMF戦略計画を改訂してきました。そしてこのたび、OSM財団会員、そしてOSMコミュニティからのフィードバックを得るため、理事会は書き直された計画をここに共有します。

戦略計画の最新版はこちらです。 あなたが感じたこと、考えたことを、ぜひコミュニティフォーラムメーリングリストで共有してください。

抜粋: 

以前のバージョンに対するみなさんのフィードバックは、現在の状況を形作るにあたり、極めて役に立ちました。この文書では多くの変更が見られます。  

  • 計画に前文を追加し、私たちの現在地と進むべき方向について全体像を示しました。
  • 計画は、OSMF理事会がその活動を組織する4つのクラスタ(技術インフラコミュニティ開発、制度開発、財務ガバナンス)を骨子としています。 
  • これらのクラスタにはそれぞれ目標が設定され、主要な行動についても言及されています。さらに重要な点として、OSMFのどの部門がその具体的な活動内容を模索し、実行に移す責任があるかが示されています。
  • 全体として、計画はより簡潔で明確なものとなり、OSMFの活動を理解するための確かな基礎となっていると考えています。

次の活動 

私たちは今後3週間、継続的にフィードバックを検討し、その後、9月中旬に予定されている会合で討議します。しかる後、フィードバックに基づいた追加修正を行い、2023年9月21日の9月理事会にて計画を正式に採択する予定です。

ぜひ、みなさんの考えをお聞かせください。そして、このプロセスに参加してくださるすべてのひとに感謝を!


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State of the Map 2024 開催宣言: 2024年9月6-8日 ナイロビとオンラインでお会いしましょう!

全世界から集うOpenStreetMapコミュニティの地図好きたちと、友誼を結び、交流を深めましょう!

OpenStreetMapコミュニティの世界会議、State of the Map (SotM) が2024年9月6日から8日まで、ケニアのナイロビで開催されることをここに発表します! このエポックメイキングなイベントには、情熱的なマッパー、データ愛好家、技術者、コミュニティメンバーが世界中から集まり、協働と開かれたマッピングの精神を言祝ぎます。

好評を博した State of the Map 2022 Firenze を受け、来る State of the Map 2024 は再びハイブリッド形式で開催されます。前回のイベントから得た貴重な教訓と経験をもとに、この開かれた地図の壮大な祭典へ参加したいと望むすべての人が、情熱的な声でコミュニティ全体と意見を交わし合える、より参加しやすいカンファレンスにすることをお約束します。

Photo: View of Nairobi, Kenya from KICC by Daryona, CC-BY-SA 4.0 via Wikimedia Commons

私たちは、State of the Map 2024において、革新的であらゆる人々を受け入れる体験を企画するために、地元のナイロビチームと協力し、私たちのグローバルコミュニティにとって可能な限りアクセスしやすく、誰もが参加できるセッションを実施できることをとても楽しみにしています。

カレンダーにチェックを入れ、SotM 2024に参加する準備をしてください! イベント開催が近づくにつれ、講演者、アジェンダ、チケット購入方法、参加方法など、最新情報をお届けします。それぞれの地図を手に、アイデアをバッグに詰め、ナイロビで開催される State of th Map 2024で忘れられない旅に出る準備をしましょう!

SotM組織委員会

Follow us @sotm to stay updated on the next steps of the process!
The State of the Map conference is the annual, international conference of OpenStreetMap, organised by the OpenStreetMap Foundation. The OpenStreetMap Foundation is a not-for-profit organisation, formed in the UK to support the OpenStreetMap Project. It is dedicated to encouraging the growth, development and distribution of free geospatial data for anyone to use and share. The OpenStreetMap Foundation owns and maintains the infrastructure of the OpenStreetMap project, is financially supported by membership fees and donations
.The State of the Map Organising Committee is one of our volunteer Working Groups.


OpenStreetMap was founded in 2004 and is an international project to create a free map of the world. To do so, we, thousands of volunteers, collect data about roads, railways, rivers, forests, buildings and a lot more worldwide. Our map data can be downloaded for free by everyone and used for any purpose – including commercial usage. It is possible to produce your own maps which highlight certain features, to calculate routes, etc. OpenStreetMap is increasingly used when one needs maps which can be very quickly, or easily, updated.

OpenStreetMap、誕生日おめでとう

OSMは19歳を迎えました — 私達はその歩みを支援するため、オンラインのファンドレイジングキャンペーンを開始します。

18年前、OSM創始者 Steve CoastさんはOpenStreetMapの最初の誕生日を一緒に祝おう、と呼びかけました。

2025年、OpenStreetMapの周辺は目まぐるしく変わってゆきました。World Summit on Free Information Infrastructures (WSFII, 自由な情報インフラのための世界サミット)のような会合や、オープンな地理データ創造キャンペーンガーディアン誌のような大メディアで取り上げられたこの報道など、オープンデータの潮流はより広範に、勢いを増してゆきました。 8月に開催された最初の誕生日の後、OSM.orgにおいてOSMのフロントエンドが公開されます。それから時を置かずして、”旧式で恐ろしほどのアレ“のかわりに、新しく”最新式の”アプレットが導入されます。

2006年にかけて、OSMerは世界中をマッピングして回りました:

OSM誕生日のこれまで

2014年にOpenStreetMapが10歳を迎えたとき、ロンドンのバー Strongroom で最初の誕生日イベントが開催されたときよりも、誕生日イベントの数は大きくその数を増やしました。実際、当時はそれらのパーティの位置を示した地図が作られたほどです。

OSM wikiの “誕生日/Birthday” セクションには、これまで開催されたOSM誕生日記念マッピングパーティの写真や注釈が、宝物のように眠っています。

もしOSMの19歳の誕生日を祝ってくれるかたがいらっしゃれば、ぜひその写真をシェアしてください 🎂

OSMの19歳の姿

OpenStreetMapは、オープンソースで、参加者の努力によって生成される地理空間プロジェクトとして、常に最大のものであり続けています。正式に設立された地域支部の数は5大陸中で18に渡り、 さらに数十のローカルコミュニティが、世界中のほぼすべての国で、50以上の言語による数百のコミュニティチャンネルで会話を交わし、共同作業を続けています。その地図とデータは、いまや世界的に認知された地理空間情報源となっています。APIは数百万人に利用され、コミュニティは意欲的で才に富み、文化的にも地理的にも多様性に満ちています。 OSMは昨年、プロジェクトの規模と影響範囲を考慮し、サイトの安定性に関わる初めて有給エンジニアを迎えました。

image credit: Kate Varfolomeyeva, 2023

2023年、OSMがコミュニティメンバーにとってどのような意味を持つかより深く知るために、OSMを愛する理由について聞いてみました。その答えの一部をご紹介します:

Image Credit: Kate Varfolomeyeva, 2023

いまこの時がOpenStreetMapにとっていかに重要な瞬間なのか、おわかりいただけるでしょうか。そのデータは世界で最も差し迫った課題を解決するために役立っており、地図作成を容易にする新しい技術があり、そして、それに取り組む熱意はかつて無いほど高まっています。

こうした課題と機会に対応するため、OSM財団理事会は、プロジェクト管理、エンジニアリング、フロントエンド開発などのスキルに戦略的に資金を提供し、多様で誰もが参加できる地図を育て上げるための奨励金やスポンサーシップを提供することで、拡大を続けるボランティアコミュニティを支援するための戦略的計画の策定に取り組んでいます。  

だからこそ今、OpenStreetMapのこれからを守るために、あなたの時間とお金を分け合ってください。

OSM誕生日のこの日、これから広がる未来への支援を

本日よりOSMFは、OSMの未来を支援するため、オンラインのファンドレイジングキャンペーンを開始します。みなさんに、これらのことをお願いしたいと考えています:

  1. OSMの誕生日について、寄付の呼びかけを添えてSNSへ投稿したり、シェアしたりしてください。誕生日を祝う活動の写真と共に、ハッシュタグ #HappyBirthdayOSM#WeAreOSM 、そして https://donate.openstreetmap.orgへのリンクを使ってください。
  2. OSMの未来のために、大小関わらず、あなたができるギフトを贈ってください。世界各国からの贈り物でOSMを支援することで、私たちのグローバル・コミュニティの強さと懐の深さを示すことができます。
  3. 地図の編集をしましょう! 🗺

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OpenStreetMapの未来にチカラを: OpenStreetMap Foundation サイト・リライアビリティ・エンジニアによる1年間の改善作業

. ちょうど1年前、私はOpenStreetMapを支えるテクノロジーとインフラの信頼性とセキュリティを強化することを目標に、OpenStreetMap Foundation (OSMF) に参加しました 。この1年間、私はボランタリの献身的なチームであるオペレーション・ワーキング・グループと密接に協力してきました。私たちは共に、作業プロセスや文書の改善において大きな進歩を遂げ、私達の集団としての有効性強化に到達することができました。私はグループによる支援とコラボレーションに極めて感謝しており、OpenStreetMapの未来のための強固な基盤を構築するため、私たちが実施しためざましい前進を目にできることを嬉しく思っています。

以下で、その内容について少し詳しく説明したいと思います。冗長性、監視、アクセス、およびドキュメンテーションの改善、タイルレンダリングのためのクラウドサービスの利用を拡大、AWSからの寛大なスポンサーの活用、セキュリティ対策の改善、開発環境の刷新を実施しました。

昨年の作業に関してより詳しい話を聞きたい方は、 State of the Map 2022での講演  とGeoMobポッドキャストでのインタビューをご覧ください。そして、みなさんからの連絡も大歓迎です。  osmfuture@firefishy.comまでメールをください。

2022〜2023年におけるサイト・リライアビリティの詳細

私達のサーバのソフトウェア管理

小規模なインフラコンポーネントのコンテナ化(GitHub Actions for building)

私は “Configuration as code” 設定の一環として、以前はchefコードベースの特別メソッドを使用して構築されていた、小規模なサイトの多くをコンテナ化しました。また、ビルドのステップをGithub Actionsに移動させました。今後のコンテナ(”docker”)ベースのプロジェクトに必要となる基盤を構築しました。これらは、OSMFインフラストラクチャでホストされる、私たちの最初のコンテナ/Dockerベースのプロジェクトです。

chefベースのコードは、よりシンプルに、より安全に、そしてより速くデプロイされるようになりました。

chefテストの改善(OPSオンボーディングドキュメンテーション)

. 私たちは、すべてのサーバーとその上で使われるソフトウェアのインフラ(構成)管理にchef.io を使用しています。昨年、chefテストのキッチンテストが拡張され、最新のApple Siliconマシンでも動作するようになりました。テストは現在、CI/PRプロセスの一部として確実に実行されています。テストを行うことで、私たちが行う構成変更に対し、品質管理と保証が加えられます。ARMサーバのハードウェアに移行する前にテストキッチンを使用することができたこともあり、ARMサポートの追加はより簡易になりました。

信頼できるテストがあれば、新しいchefのコントリビュータが参加しやすくなるはずです。

ネットワークインフラの強靭化

アムステルダムのネットワークアップグレード(新しいスイッチ、デュアルリダンダントリンク。ダブリンにも順次反映予定)

アムステルダムのネットワークはこれまで、冗長性を確保するべき箇所に対応できていませんでした。CiscoのSmall Business装置が使われ続けており、ハードウェアの問題で予期せぬ停電に見舞われたこともありました。 また、この機器は将来のアップグレード作業の足かせとなっていました。そこでオペレーショングループは、ダブリンのデータセンターで標準的に使用していたJuniper製のハードウェアに交換することを決定しました。ライブ環境でのダウンタイムを最小限に抑えながら(<)、機器を交換することができました。

ダブリンとアムステルダムの両データセンターでは、標準化された、よりセキュリティの高い構成が採用されています。各サーバーは、冗長性とパフォーマンスを向上させるため、完全に結合されたリンクを持つようになりました。スイッチは、電源とネットワークの冗長性が向上しています。来月には、完全な耐障害性のアップリンクの設置(発注済み)が予定されています。

両データセンターへの帯域外アクセス(4Gベース)

私は、各サイトに帯域外アクセス装置を構築し、設置しました。このデバイスは、シリアルコンソールを使ってネットワークと電源管理機器に直結されています。帯域外デバイスは、プライベート4Gネットワーク(1NCE)への弾力性のある4Gリンクを持っています。 帯域外アクセスデバイスは、冗長電源と4xシリアルコネクタを備えたカスタムメイドのRaspberry PIです。

メンテナンスを容易にするインフラストラクチャの文書化(ラック/電源)

データセンターの各ラックユニット、電源ポート(Power Distribution Unit)、ネットワーク接続、ケーブルをドキュメント化しました。これにより、サーバの管理が容易になり、ミスが減り、リモートハンド(外部サポートプロバイダー)に適切な指示を出すことができるようになり、私たちの代わりにチャンスを作ってくれるようになりました。

Oxidizedの利用(ネットワーク機器の可視化)

ネットワークや配電の設定をgitに保存し、変更点を報告するようにしました。これにより、変更の見通しが良くなり、セキュリティも向上しました。

構成は継続的に監視され、サイト間で構成がずれた場合でも、解決が容易になりました。

Terraform Infrastructure as Code(管理・再現性の向上)

TerraformはInfrastructure-as-Codeツールです。現在リモートモニタリングサービス(statuscake)の管理に使用しており、AWSとFastlyのインフラの管理にも導入する予定です。

以前は、これらのコンポーネントはすべて、それぞれのウェブUIを使用して手動で管理されていました。Infrastructure-as-Codeは、運用チームが共同で変更作業を行うことを可能にし、可視性を高め、変更の再現性やロールバック処置を容易にします。

私たちは、dnscontrolコードを使用して、すべてのドメインのDNSを管理しています。 CIテストを追加して外部との連携を強化するなど、昨年から少しずつ改良を加えています。

クラウドサービスの利用拡大

レンダリングインフラにAWSを使用。AWSのコストを最適化を実施。セキュリティの向上。バックアップの改善。さらなるパイプラインの追加。

オペレーションチームは、数年にわたりAWSの利用を徐々に増やしてきました。私は、AWSのベストプラクティスガイドラインに従って、請求管理とセキュリティを改善するために、AWS組織モデルを使用し、複数の用途別AWSアカウントを構築してきました。レンダリングインフラを拡張するために、AWSのスポンサーシップを惜しみなく獲得しました。私たちは、AWS Graviton2 EC2を使用して、ARMアーキテクチャを使用した実験的な新しいレンダリングインフラを構築しました。
これまでARMベースのサーバーを使用したことはありませんでした。chef(configuration as code)の改良の一環として、Apple Silicon(ARM)のローカルテストサポートを追加していましたが、ARMサーバーに必要な互換性をchefに追加するために必要なのはわずかな作業だけでした。

OSMタイルレンダリングスタックを実行するためのAWS Graviton2 EC2インスタンスのパフォーマンスには感銘を受けました。 また、AWSでレンダリングスタックをさらに改善するために、オンデマンドスケーリングとインスタンスのスナップショットをテストしました。
データバックアップ目的でのAWSの利用も増加しています。

セキュリティの向上

昨年、多くの一般的なセキュリティが改善されました。例: サーバーへのアクセスはsshキーで行うようになりました(パスワードによるアクセスは無効になりました)。また、運用チームが使用していたgpgベースの特注パスワードマネージャーから、gopass  (https://www.passwordstore.org/  の機能豊富なバージョン)に移行しました。gopassは、鍵の管理とパスワードストアの共有を改善します。

さらに、インストールされているコンポーネントを減らし、インラインアップデートを無効にし、XMLRPCアクセスを無効にすることで、WordPressインスタンスのロックダウンを強化しました。また、アクセス権を持つユーザーを減らし、使用されていないアクセス権を削除する作業も行っています。

改善を要する脆弱性に関し、主要な領域をドキュメント化(冗長性、セキュリティ、その他)

技術的な脆弱性についての文書化: 改善が必要な脆弱性の主要な領域(冗長性、セキュリティなど)に関する報告書を作成しています。この報告書をもとに、将来的に投資を集中し、リスクへの暴露をさらに減らしていく予定です。

開発者環境の刷新

新しい開発サーバ

昨年、すべての開発ユーザを新しい開発サーバへ移行させました。旧サーバーは耐用年数(~10年)を迎え、容量(CPUとストレージ)の限界に達していました。新しいサーバはアムステルダムのデータセンターに直接配送され、現地作業員によって物理的なラッキングが行われた後、私が作業を行い、すべてのユーザーとプロジェクトを移行しました。

Subversionの引退

私は昨年、 古いsvn.openstreetmap.org のコードリポジトリを引退させました。このコードリポジトリはプロジェクトの発足当初から使われており、プロジェクトにおけるコード開発の豊かな歴史が含まれていました。私は reposurgeon をカスタマイズした設定で使用し、 svn コードリポジトリを git に変換し、完全な貢献履歴を維持したまま、以前の貢献者(350人以上)をそれぞれの github や関連アカウントに正しくリンクするよう注意を払いました。 古いsvnのリンクは維持され、現在はgithubのアーカイブにリンクされています https://github.com/openstreetmap/svn-archive https://github.com/openstreetmap/svn-archive

フォーラムの移行

旧フォーラムの移行では、100万件の投稿と16年分の投稿をdiscourseに移行しました。 すべての投稿は、fluxbbのマークダウンからdiscourseのマークダウン記法に変換されました。すべてのアカウントを統合し、  認証をOpenStreetMap.org の”シングルサインオン”ベースの認証に変更しました。

すべての古いフォーラムのリンクは、ユーザー、カテゴリー(国など)、スレッドトピック、そして個々の投稿など、正しいコンテンツにリダイレクト(インポートされたものへのリンク)されました。

OSMにとって State of the Map カンファレンスが大切な理由

State of the Map(SotM)カンファレンスに参加されたことがある方なら、SotMはGISや地理空間に関する最高の知識、スキル、トレーニングが提供される場であることをすでにご存知でしょう。SotMはその上、楽しく魅力的な社交の機会がたくさんある素晴らしいネットワーキング・イベントでもあります。もしあなたがOpenStreetMapコミュニティに参加したばかりで、まだSotMに参加したことがないのであれば、あるいはSotMのスポンサーになろうと考えている会社の一員で、チームを派遣して参加しようと考えているのであれば、この投稿はまさに、そんな方々のためのものです。

Image credit: Parker Michels-Boyce Photography. Please tag @OpenStreetMapUS in social media posts when using these photos.

SotMとは?

OSMerは、地図データの改善という共通の目標に向けて、コミュニティを築き、ツールやリサーチを共有し、お互いにネットワークを作る手段として、State of the Mapでの会合を毎年開催しています。 その規模は様々で、ローカル、リージョナル、グローバルに組織されていますが、その目的はいつも同じです。  ローカルとリージョナルのSotMは地域コミュニティによって組織され、グローバルSotMはOSM財団によって組織されます。 

State of the Mapカンファレンスは、OSMマッパー、コミュニティ活動家、オープンソース開発者、大学や学術機関の研究者、デザイナー、地図製作者、民間企業や公的機関の技術専門家などの架け橋となります。

議題となるトピック

トピックの範囲は、コミュニティと同様に多岐にわたります。プレゼンテーションの種類は、5分間の”ライトニング・トーク”から15~20分のプレゼンテーション、75分のワークショップまで様々な種類があり、トピックも、ウェブサイトやツールの開発、データ分析、人道マッピングなど、様々です。プレゼンターは地域コミュニティ、Youthmappers、HOTOSM、maplibre、FOSS4G、学界、その他の非営利団体、大小の企業に所属しています。

2022年にイタリアのフィレンツェで開催されたグローバルのSotMは、SotMで代表される情報やスキルの幅広さを示す良い例です。 セッションのタイトルの一部を紹介しましょう: “ベクトルタイルとしてのOSM Carto; OpenStreetMap派生データベースのイノベーション”, “小さな街のマッピング”,  “maplibre-rs: Rustを使ったクロスプラットフォームの地図レンダリング”、”10年目のiD Editor-これからの道筋”、”OSMを使ったアマゾンの森のリバーサイドコミュニティのマッピングにおける女性のリーダーシップ”などです。

これらはほんの一例です。  全プログラムプレゼンテーションの録画はこちらにあります。ポスター展示はこちら – はい、2022年のSotMでは、壁さえも知識に満ちてます! そして、こちらは学術的な講演発表の要約になります。

このようにして、SotMは地理空間技術、OpenStreetmap、フリーでオープンなソフトウェアやデータの未来に興味のあるすべての人へ、インスピレーションと知識を提供します。

OpenStreetMapコミュニティは1年365日、最高の世界地図を共に作り上げています。State of the Map USは、最高のコミュニティを構築するために、実際に数日間を共に過ごすチャンスです。 このイベントは、 多様なトピックと参加者が集まる、地理学におけるユニークな取り組みです。民間企業、個人の趣味家、学界、政府機関が一堂に会し、ネットワークを広げ、革新し、学び合うのです。

 
 –Maggie Cawley, Executive Director, OSMUS

State of the Mapカンファレンスへのスポンサリングが重要な理由

はい、その理由もまた、多岐に渡ります!

  • すべてのSotMで共有される専門知識は、OpenStreetMapの品質へ直接影響します。
  • OSMから利益を得ている企業は、データの帰属を表示するだけでなく、コミュニティをサポートするべきです。OSMFを通じたプロジェクトへの 寄付、SotMへのスポンサー、企業会員になること、ツールやデータを共有することは、感謝の循環を回すものです。
  • OSMFは素晴らしいリクルーティングの機会でもあります。GISと地理空間における最高の頭脳が一堂に会する場所が他にあるでしょうか?
  • プロフェッショナルとして成長する絶好の機会です。OSMを使って活動する他の会社とつながり、他のエンジニアやアナリストから学び、何十もの興味深い新しいツールやプロジェクトから刺激を受けることができます。
  • 企業の社会的責任を通じて、ブランドの認知度を高めることができます。より良い世界を作るために投資している企業に対して、顧客のロイヤリティが高いことはよく知られています。

SotMはあまりにも多く開催されており、ここですべてを紹介することは難しいのですが、最近の例をいくつか紹介します。

2023年に開催されるSotMへの支援

リージョナルのSotMとして4つの大規模なイベントが控えており、その全てがスポンサーを必要としています。

FOSS4G Oceania
Aukland, 2023年10月16〜20日: sponsorship prospectus

このカンファレンスはFOSS4GとSotMを1つのイベントに統合し、オセアニアのオープンソース地理空間への取り組みに焦点を当てます。このカンファレンスはオセアニア地域の地図作成者に、開発者とユーザーのグローバル・コミュニティへの接続機会を提供し、OSGeoとOpenStreetMap財団の支援を受けています。メルボルン、ウェリントン、スバで開催された前回のFOSS4G SotMオセアニアカンファレンスは圧倒的な成功を収めました:

  • メルボルンとウェリントンは完売し、各カンファレンスに250人以上が参加
  • 参加者はオセアニアだけでなく、カナダ、イギリス、アメリカなど14カ国以上から
  • 参加者には、GISの専門家、開発者、趣味者、人道支援活動家、政府機関などが含まれています

State of the Map EU
Antwerp,  2023年11月10〜12日:  sponsorship prospectus

このカンファレンスは、多様な人々が出会い、OSMの利用や改善のための知識や経験、計画を交換する機会を提供します。ヨーロッパをはじめ世界中から約400名の参加が見込まれています。この会議はハイブリッドイベントとして開催され、直接参加できない場合はライブストリームで追加参加することが可能です。

“State of the Mapは、プロジェクト全体の鼓動を最も身近に感じられる場所です。グローバルなSotMは世界中を駆け巡ることができますし、そうあるべきです! しかし、ヨーロッパに存在するあまりにも多くのマッパーとデータユーザーのために、大きなOpenStreetMapカンファレンスが2年連続ヨーロッパで開催されることは今後ないでしょう”

–Joost Schouppe, OSM Belgium, co-organizer of SotM EU 2023

State of the Map Asia
Bangkok, 2023年11月21〜25日: sponsorship prospectus 

昨年フィリピンで開催されて成功を収めたSotM Asiaは、今年、タイのバンコクで開催されます! アジア地域のみならず世界各国から300-500人の参加者を集め、OpenStreetMapやオープンデータツール、プロジェクト、課題、そしてアジアの多様な文化を紹介し、つながり、議論したいと考えています。

State of the Map Africa 
Cameroon, 2023年12月1〜3日: sponsorship prospectus

OSMアフリカはアフリカ大陸の国々におけるOpenStreetMap貢献者、利用者、支援者の地域コミュニティです。これにはマッパー、科学研究者、人道主義者、NGO、政府機関、中小企業、そしてアフリカ大陸内に事業を持つ、または支援するグローバル企業などが含まれます。このネットワークは、アフリカにおける地理空間データの質、完全性、持続可能性を高めるために、OpenStreetMap上でアフリカの完全かつ詳細な地図を成長させ、作成することを目的としています。