Author Archives: Courtney Williamson

UNMaps会議 2024でのOpenStreetMap

OpenStreetMap財団の理事会メンバーであるSarah Hoffmannは、先日、スペイン、バレンシアで開催された第3回UNMaps会議でOpenStreetMapプロジェクトについて発表し、クラウドソーシングされたジオデータに関するパネルディスカッションに参加しました。

UNMaps会議は、国連の様々な組織のGIS専門家が一堂に会する会合で、2024年は約100人が参加しました。国連事務局、ユニセフや国際刑事裁判所(ICC)などの様々な国連機関、そして国連平和維持活動から代表者が参加していました。外部のパートナーや貢献者に対しても作業を発表し、議論に参加するよう定期的な招待が実施されています。OpenStreetMapは、すでに彼らの業務で重要な役割を果たしていることから、OSMF理事会に対して会議へ参加し、OpenStreetMapコミュニティを代表するよう依頼がありました。広範なOSMコミュニティからは、HeiGITの研究者と人道支援組織HOTからマッパーが招待されました。

Sarahは「OpenStreetMapとは何か、は、誰に対しても説明する必要がありませんでした」と述べています。「OpenStreetMapは国連内で日常的に使用され、よく知られています。国連地図部門が国連内で作成する地図は、主に国連の公式方針に従って境界線や名称を置き換えつつ、OSMデータを大量に使用しています。」

“Crowdsourcing Geospatial Information” Panelists from left to right: (host) Michael Montani (UNMappers; (panelists)
Benjamin Herfort (HeiGIT), Sarah Hoffmann (OSMF), Sam Colchester (HOT).

国連の様々な組織が活動する多くの地域では、OpenStreetMapは地理データの最良の(時には唯一の)の情報源となっています。したがって、ほとんどの発表でOpenStreetMapデータを使用した基本地図が紹介されました。しかし、それだけにとどまりません。国連のユーザーも、地図を使用する地域のなかで地図の改善や完成に寄与しており、UNMappers コミュニティが組織的なマッピング活動を行うことで国連をサポートしています。

Sarahは、”地図データのエラーにどう対処するか?” という質問に対し、iDエディタについて活発な議論を交えつつ、OSMとその運営について質問に答えました。 . さらにSarahはデータ品質とマップデータにおける現地の知識の重要性に焦点を当てた、クラウドソーシングデータに関するパネルディスカッションにも参加しました。

議論は廊下でも続きました。Sarahによると、OSMに適したデータの種類、コミュニティと最良の形で関わる方法、そして共通の目標を達成するための平和的協力における世界的コミュニティの一員であることについての非公式な会話がありました。

Sarahは「この会議は相互理解を深める素晴らしい機会となりました。国連の日常業務でOpenStreetMapデータがこれほど多く使用されていることを目の当たりにし、プロジェクトがいかに成長し、さまざまな活動において私たちのデータがいかに不可欠になっているかを改めて実感しました」と述べています。


The OpenStreetMap Foundation is a not-for-profit organisation, formed to support the OpenStreetMap Project. It is dedicated to encouraging the growth, development and distribution of free geospatial data for anyone to use and share. The OpenStreetMap Foundation owns and maintains the infrastructure of the OpenStreetMap project, is financially supported by membership fees and donations, and organises the annual, international State of the Map conference. Our volunteer Working Groups and small core staff work to support the OpenStreetMap project. Join the OpenStreetMap Foundation for just £15 a year or for free if you are an active OpenStreetMap contributor

OSMF財団 2024年春季会議のハイライト

OpenStreetMap財団(OSMF)理事会は最近、対面式(F2F)の戦略会議を開催しました。そこで議論された内容について、進捗状況をご報告します。

私達は4月27日と28日にフランクフルトで会議を行いました。本会議は、私たち一部のメンバーにとっては初めての対面式会議となりました。

この会議を通じ、私たちは戦略の検討と改善を行い、より深い絆を育み、OSMコミュニティに効果的にサービスを提供できるようになりました。一堂に会することで、お互いの視点への深い理解を育み、コミュニケーション戦略を磨き、OSMFが直面する最も差し迫った課題に集中することができました。

為すべきことが目白押しの週末、私たちは幸運にも、信頼できるファシリテーターであるGunnerの指導を受けることができ、彼に議論をナビゲートし、対処すべき項目の優先順位付けを助けてもらいました。彼は私たちに効果的なコミュニケーションを促し、本当に重要なことに焦点を当て直し、多くの作業とゴールの優先順位付けを助けてくれました。彼の助言のおかげで、私達は一緒に過ごす時間を最大限に活用し、重要な問題に真っ向から取り組むことができました。また、彼のサポートにより、私たちは内部運営を刺激するだけでなく、OSMコミュニティとの効果的な関与のための確かな基盤を築くことができました。

一同に会することで、私たちは課題により効率的に対処し、革新的なソリューションを立案し、将来のイニシアチブの基盤を築くことができました。今後、理事会は行動項目の進捗状況をコミュニティに共有することにワクワクし、やる気が湧いてくるのを感じています。これらのイニシアチブの一部は短期的な成果をもたらしますが、他のものは完全に実を結ぶのに時間がかかるかもしれません。しかし、私たちは透明性と説明責任に取り組んでおり、皆さんコミュニティと一緒に成果を祝福できることを心待ちにしています。

会議での議論や行動の詳細はOSMFウェブサイト(こちら)でご覧いただけます。

F2Fで会合を持ち、絆を深められたことに大きく感謝しています。そしてこれにとどまることはありません! 今年開催される、ナイロビでの State of the Map での次の対話の機会を心待ちにしています。 このイベントは、理事メンバーだけでなく、何より大切なOSMコミュニティのメンバーとつながり、アイデアを交換し、OpenStreetMapを最高のものにするための協力作業を続ける貴重な機会を提供してくれるでしょう。


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世界のOSMFメンバーシップの成長と多様化にぜひご支援を

by Arnalie Vicario

2024年のOpenStreetMap Foundationメンバーシップキャンペーンへようこそ!

本日、OSMFメンバーがほとんど、またはまったくいない地域における、OSMFメンバーシップの成長と多様化を目指して、OpenStreetmap Foundation(OSMF)の理事およびいくつかのOSMFワーキンググループのメンバーは世界的なOSMFメンバーシップキャンペーンを開始します。

この地図からわかるように、そのような地域は数多く存在しています。

A visualization of OSMF membership by country, worldwide

OSMプロジェクトが開始されてから過去20年という間、多くの地域のマッパー、GIS専門家、コミュニティビルダー、開発者、エンジニア、トレーナーなど、広範囲でグローバルなコミュニティが、それぞれ地元知識を提供し、オープンで無料の地理空間データを維持することによってOSMは構築されてきました。

OSMFは、OSMの技術システムとデータを監督することでOSMを管理し、支援します。また、地図の長期戦略と運営の方向の舵を取る活動も行っています。

そうした活動を行うOSMFを構成するメンバーシップが、コミュニティの多様性を反映していることは非常に重要です。

#OSMFMembershipCampaign が必要な理由

OSMFのウェブサイトの見出しにもあるように、 OpenStreetMap Foundationは、自由な地理空間データの成長、開発、配布を奨励し、誰でも使用して共有できる地理空間データを提供することに専従しています。

OSM.org でアカウントを作成し、OpenStreetMap の編集を開始するにあたって、OSMFのメンバーである必要はありません。また同様に、地域コミュニティやワーキンググループのボランティアとして参加したり、State of the Map イベントに参加したり、マッピングパーティーに参加するためにも、OSMFのメンバーである必要はありません。

ただし、OSMの将来に影響を与えようとする場合は、OSMFメンバーになることをおすすめします。 たとえば、OSMFメンバーは、財団の活動に投票する権利があります。その投票には、理事の選択も含まれます。OSMFメンバーはまた、理事として立候補することもできます。OSM Foundation の設立趣意で示されるように、OSMFの会員制度は、献身的な貢献者が財団の運営方法について発言できるようにするために存在します。

しかし、2024年1月16日時点、OSMFのメンバーはたった1,929人しかいません。これは、OSMの活動的なマッパーの全体数と比べて、ごくわずかな割合でしかありません。(Pascal Neisさんは、例えばこのツールのように、 1回だけマッピングした人から何万回もマッピングした人まで、過去20年間で活動を行った数百万人のデータを含む、多くのリソースを提供しています。)

OSMFのメンバーがわずか1,929人しかいないという事実は、理事会メンバーを選出し、OSMの戦略計画や財務を形成するのを手助けしているのは、ごくわずかな割合のOSMの参加者であることを意味します。

さらに、以下に1,929人のOSMFメンバーの地域分布を示します。

OSMFがOSMコミュニティの利益を代表するという目標を達成するためには、OSMFの会員がほとんど、またはまったく存在しない地域や国で会員数を増やす必要があります。

これを実現する唯一の方法は、多くのOSMユーザーが今日この日、OSMFメンバーとして登録することです!

OSMFのメンバーになる利点

  1. OSM Foundationのリーダーたちを直接選択する役割を果たすことができます。OSMF会員は、通常12月に開催される年次総会で毎年投票を行い、OSMF理事会のボランティアとして奉仕する人々を選出します。 重要なのは、選挙の90日前にメンバーである必要があるため、参加する時期は今である、ということです。
  2. 総会の前の180日間にメンバーである場合、OSMF理事会のメンバーとして立候補が可能です。これにより、戦略計画、OSMの一部の財務、および重要な統治の問題に影響を与えることができます。
  3. 私達の地図とコミュニティをぜひ、ご支援ください。

    その他にはこんな理由もあります。

OpenStreetMap Foundationの未来を形作るために、OpenStreetMap Foundationに参加してください。

#OSMFMembershipCampaign に参加する方法

  1. メンバーシップキャンペーン大使になりましょう!
  1. チームに参加しましょう!  OSMコミュニティフォーラムのボランティア募集スレッドにコメントしてください
  • 私たちは特に以下の人材を求めています。 ボランティア翻訳者 各国語への翻訳にご協力いただける方:
    • フランス語
    • スペイン語(Juan)
    • アラビア語
    • ポルトガル語
    • スワヒリ語
  • OSMコミュニティメンバーに リーチできる他のスペースを探すのにも助けが必要 です。たとえば、ウェビナーの開催、キャンペーンの宣伝ができるポッドキャストなどの調査、ソーシャルメディア(Facebook、TikTok、Instagramなど)でのライブ配信などがあります。

OSM Wiki には、 OSMFメンバーシップドライブ2024の計画があります。

その他の質問やコメントがある場合は、OSMコミュニティフォーラムのスレッドからお問い合わせください。

皆様のご協力に感謝するとともに、OSMFの会員が皆様とともに成長し、多様化していくことを楽しみにしています!

OSMFメンバーシップキャンペーンチーム


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2023年、OpenStreetMapをサポートするための寄付総額は、マッパー、大学、企業、非営利団体あわせて37万3000ポンドに到達

昨年一年間で、グローバルなOpenStreetMapコミュニティは、法人メンバーやパートナーの協力も合わせて、37万3000ポンドという驚異的な額の寄付を行いました。

19歳を迎えたOSMの誕生日に対する驚くべき支援の気持ちの表れとして、マッピングコミュニティは小口寄付を通じて、合計1万13000ポンド以上を寄付しました。幅広いコミュニティメンバーが行った、この熱心な支援活動では、世界中からの約3,089件の寄付が生み出され、平均36ポンドの寄付が行われました。OSMの資金調達委員会は、寄付だけでなく、supporting.openstreetmap.comへのSNSでのシェアや親切で励ましのコメントに感謝しています。誕生日に行われた資金調達キャンペーンへの好意的な反応は、その年のハイライトでした。心より御礼申し上げます。

寄付活動ではOSMの法人パートナーも重要な役割を果たし、法人メンバーシップからの寄付は20万1074ポンドに達しました。Microsoft、NextGIS、Smoca、Elasticsearchからの法人メンバーシップは、通常会費以上の寛大な寄付が寄せられ、寄付総額は合計37万3000ポンドに達しました。また、法人顧問委員会にも感謝申し上げます。彼らの助言と協力は、パートナーシップの成功に不可欠でした。ありがとうございます!

特にNextGISには感謝の意を表したいです。彼らはデータ販売からの利益の10%をOSMに寄付することを約束し、プロジェクトへのコミットメントに印象的な基準を設定しました。  

19歳を迎えたOSMの誕生日に対する驚くべき支援の気持ちの表れとして、マッピングコミュニティは小口寄付を通じて、合計1万13000ポンド以上を寄付しました。幅広いコミュニティメンバーが行った、この熱心な支援活動では、世界中からの約3,089件の寄付が生み出され、平均36ポンドの寄付が行われました。

また、ハードウェアやその他のインフラの寄付を通じて、OSMがその使命を果たす上で重要な“実働による”支援を受けています。 Fastlyにより提供いただけたファイルサービスのコンテンツデリバリーネットワークには大きく感謝しています。また、その他、TomTom、Bytemark、AWS、University College London、 AARNetAWSAcademic Computer Club、Umeå UniversityAppliwaveBytemark、Equinix Amsterdam、Equinix Dublin、 ExonetricINX-ZANetAlertsOSUOSLOVHScalewayなど、OpenStreetMapに貢献してくれている全ての方々に、改めて感謝の意を評します。

そして、supporting.openstreetmap.orgの新しいウェブサイトの提供を、大幅な割引価格で実施してくれた Kevin Bushawさんにも特に感謝したいです。

 2023年にいただいた資金は、今後、インフラの強化、SSREをはじめとする重要なサポートスタッフの支援、そしてOSMの将来の発展に向けて役立てられます。

OSMのローカルコミュニティを代表して、OSMF理事会は2023年に世界各地で開催された、ローカル開催のSotMをスポンサードしてくれた企業に感謝します。この種のサポートはローカルコミュニティにとって非常に重要です。なぜなら、OSM財団自体は、いただいた寄付金が特定地域のイベントに向かうことを企業に保証することはできないからです。(ただし、スポンサーシップ配分契約の一環としてお金が指定されている場合を除きます) 地域のイベントを直接支援する企業は、コミュニティと地図の品質に対してポジティブな違いを生み出しています。

最後に、皆様からOpenStreetMapまでいただいた寛大なお気持ちは、OSMプロジェクトだけでなく、より広範なオープンソースソフトウェアおよびデータコミュニティへの気持ちでもあります。あなたの寄付の影響は財政的な面だけでなく、クリエイティビティ、問題解決、コミュニティ構築の基盤となる世界へのコミットメントとなります。

OpenStreetMapへのサポート、ありがとうございます!


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OSM、国連関連機関の”Digital Public Good”に選出

by Craig Allan

OpenStreetMapは、国連が推薦するマルチステークホルダー・イニシアチブであるDigital Public Goods Alliance (DPGA)に申請し、このたび”Digital Public Good”として登録されました。 この登録は、OpenStreetMapがグローバルな経済発展において積極的な役割を果たしていることを認識してもらうための重要なステップです。

DPGAに正式に登録することで、OSMプロジェクトはさらなる正当性を獲得し、国連の持続可能な開発目標(SDGs)の推進と結びついた国際的な知名度を高めることができました。

Public Goodとは?

“public good”という言葉は、無料で、無尽蔵にあり、競争のないものを表すために経済学者によって考案されました。太陽の光はその良い例で、コストがかからず、枯渇することがなく、隣人がたくさん使っても自分の供給が減ることはありません。

太陽の光と同じように、OSMデータもまた、無料で、好きなだけ使うことができ、隣人がたくさん使ったとしても、自分の供給がなくなることはありません。注意するべきは、Public Goodであるのはデータであって、サーバーではないことです。私たちのサーバー・コンピューターは無料ではなく、限られた資源なのです。

世界をより良い場所に

2019年、グローバルな開発を支援するデジタル協力について検討するため、国連において専門家パネルが招集されました。彼らの作成した報告書 “デジタル相互依存の時代/The Age of Digital Interdependence”では、主に5つの提言が示されています。5つとも素晴らしい提案ですが、提案5は国連がグローバルなデジタル協力を促進すべきだとしており、OSMにとって特に関連性が高いものとなっています。正確な文章は以下の通りです:

“Digital Public Goodは、特に中低所得国にとって、持続可能な開発目標を達成するためにデジタル技術とデータの可能性を最大限に引き出すために不可欠である”

これはつまり、国連は、国連の合意した開発目標を中低所得国が前進させ、達成できるようにするためのツールとして、自由・オープン・ソフトウェアとデータの利用を推進している、ということです。この利用促進提案が特に重要なのは、自由なデータは自由なソフトウェアと相性がよく、この2つのツールは最貧国政府でさえも広く利用することができるためです。さらに、自由なデータやアプリを利用することで、政府は裕福な国の企業にライセンス料を支払うために乏しい資源を流用することなく、開発を進めることが可能となります。

そして国連は、提案5の実施機関としてDigital Publilc Good Allianceを設立し、開発のためのDigital Publilc Goodの開発と利用を促進することを使命としました。

DPGAは、承認されたオープン・システム、オープン・アプリケーション、オープン・データの登録簿を作成し、グローバルな開発の進展のために誰もがアクセスできるようにしました。

なぜOSMにとってこれが重要なのか?

OSMは世界的な開発において大きな力を持っていますが、認識されていない分野もあります。OSMデータは、多くの人道的活動を支え、様々な専門分野の学術研究をサポートし、多くのソフトウェア開発、特に地理とナビゲーションのアプリケーションの構成要素となっています。OSMデータはまた、国連機関、国際NGO、世界中のあらゆるレベルの政府によってすでに広く利用されています。

DPGAに正式に登録されたことで、OSM運動はさらに正当性を増し、国連の持続可能な開発目標の推進と結びついた国際的な知名度を獲得しました。もっと簡単に言えば、これは私たちのほとんどがずっと前から知っていたように、OSMはすべての人にとって世界をより良い場所にするための素晴らしいツールだと、国連も考えているのです。

今回認証が完了したことで、OSMとそのパートナーの正当性と知名度を高め、新たな機会を生み出します。重要な分野のひとつは、政府の労働環境にあります。Public GoodとしてのOSMが認証されたことは、国、地域、地方レベルの政府機関に門戸を開き、OSMの利用を促進するために利用可能である、ということです。OSMは政府が保有するデータにアクセスする機会を得ることができ、また、OSMのマッピングコミュニティを強化するための政府資金や、OSMの提供システムを強化するための様々なリソースを得ることができ、すべての人に利益をもたらすことが可能となります。

(注: OSM財団はまだ政府内でOSMの使用を奨励、促進する戦略を策定していません。これはまだアイデア段階です)

OSMとそのパートナーの知名度と正当性を高めることは、OSMへのフィランソロピー投資の事例を作ることにもつながります。

最後に、ややうがった視点で見れば、OSMはもともとSteve Coastさんによって、政府による地図作成規制への対応として作られたものである、ということが挙げられます。ただ、自由でオープンなマッピングが、多くの政府機関のマッピングの基礎となるのであれば、それは実に喜ばしいことに違いはありません。

マイクロソフト、OpenStreetMap支援のため15万ドルの寄付を約束

OpenStreetMap Foundation Boardは、OpenStreetMapプロジェクトとコミュニティ向けの寄付として、Microsoftから15万ドルを受け付けたことを発表します。この大きな支援は、OSMの運営とインフラの改善に直接利用されるほか、ローカル、リージョナル、グローバルなState of the MapイベントなどのOSMコミュニティの活動資金にも使われます。

マイクロソフトでは、金銭的な貢献だけでなく、オープンな地図データを全面的に受け入れ、奨励し、ボランティア活動や開発努力を通じてコミュニティに積極的に参加することで、OpenStreetMapを支援することを約束します。

Marko Panić, Principal Lead Product Manager at Microsoft

今回の寄付金は、以下のように配分されます:

重要なことは、マイクロソフト社は金銭的な寄付だけでなく、「実働面」の寄与を通じてOSMを支援する、ということです。技術的な専門知識とエンジニアリングリソースを提供し、他の企業、非営利団体、その他の団体にOSMの重要性を認識させる手助けを行い、OSM諮問委員会で重要なコンサルティングの役割を果たしています。

OSM諮問委員会は、企業と地域社会を結びつけるOSMコミュニティ内のユニークなグループです。  各地のガイドラインを熟知し、開発プロジェクトを先導し、教育やイベントを通じてOSMマッパーを結びつける地域コミュニティと、OSMを利用・貢献する企業との間に、積極的なつながりを構築しています。

— Mikel Maron, OSMF理事

マイクロソフトは、その存在、寄付、その他の支援を通じて、iDエディタのメンテナンスに多大な支援を提供し、OSMのサインアップフローの改善に取り組み、BingのMap builderを通じてOSMをより多くのユーザーに紹介してきました。 OSMF理事会はOpenStreetMapの成功への多くの貢献に感謝しています。

OSMFは、OSMの技術開発、運営、コミュニティへの財政的支援だけでなく、実働面での支援も歓迎します: 


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OSM財団広報 企業スポンサー向けメンバーシップガイドラインの改定

OpenStreetMap Foundation(OSMF)は、OpenStreetMap(OSM)のデータを製品やサービスに利用する企業や団体向けの新しいガイドラインを発表しました。 この新しいガイドラインでは、OSMデータを使用・編集する事業体とOSMプロジェクトの間の権利と責任を明確にし、また、事業体が資金提供やアドバイザー的な立場で地図を支援する方法についての指針を示すものです。

抜粋:

  • ブロンズ・レベル以上の法人会員は、OSMF諮問委員会の参加権が与えられます。
  • これまでと比較して、年会費は50%増加します。
  • OSMFが行う「コンサルテーション」が、最上位である「プラチナ」レベルの特典として追加されました。
  • それぞれのメンバーシップのレベルに応じて、新しい指針が示されました。 

ツール、編集、スポンサーシップ、寄付でOSMを支えるという伝統

OSMF理事会に長く在籍するMikel Maron氏は、ブロンズレベル以上の企業メンバーに諮問委員会への参加権を開放することは、委員会がコミュニティに提供する価値の直接的な結果であると指摘しています: 「OSMを利用し、改善している組織と関わることができるのは、OSMの計画と運営において貴重な洞察の源となります。特に、相談や財政的な貢献など、それ以上のことをしてくださる組織には感謝しています。これらの組織の多くは、長期にわたってプロジェクトの共同開発者や友人として貢献してくれています」 Maron氏は、OSMF企業メンバーシップのガイダンスと価格変更は、OpenStreetMapの財務管理を改善するための全体的な施策の一部であると指摘しています。

The ability to engage with companies who use and improve OSM is a valuable source of insight in our planning and operations. We especially appreciate companies who go above and beyond in their willingness to both consult and contribute financially. Many of these organizations have served as co-developers and friends to the project for the long term. ” –Mikel Maron, OSMF board member

2023年に初のプラチナ会員となったTomTomをはじめ、ゴールド会員としてMapbox、Esri、Gojek、Grab、Graphhopper、Meta、Microsoftなどが、法人会員としてOSMを支援してくださっています。 また、新ガイドラインのもとで最初にOSMFの法人会員に登録くださった2社も温かく歓迎します: StadiaMaps、そして最初の政府機関としてイリノイ州Kendall郡が法人会員に加わっています。

OSM企業会員の一覧

2024年以降のOSMF財務状況

理事会が公開している第二次戦略計画草案では、以下のようないくつかの重要な財務目標が示されています:

  • 収益戦略の更新
  • 財務管理方針の確立
  • コミュニティへの財政的支援提供
  • 財政インフラの強化

戦略計画の前文では、理事会はOSMプロジェクトで必要となる規模に対し、新しいアプローチが必要になると述べています “OSMFの主な焦点は、インフラが利用可能であり続けることを保証することでなければならない… [and for] OSMがボランティアによって推進されるプロジェクトであり続けるためには、ボランティアに過度の負担をかけないように注意する必要がある。 OSMFは、財政面そして運用面のサポートを行うことで、これを支援することができる。

OSMプロジェクトの現在の規模は、決して大げさに誇張しすぎることはない。OSMのボランティアは過去約20年間で80億のデータポイントを地図に書き加え、毎月何億ものAPIコールが行われている。OSMデータを利用することで、よりスマートな都市の構築、交通渋滞の緩和、サプライチェーン問題の解決、気候変動研究の推進、人々が食料を育てたり、きれいな水を見つけたり、医療やその他の助けを求めたり、ローカルビジネスを構築したりする手助けなど、数多くのユースケースが存在しています。OSMの編集者はまた、数百にも及ぶ人道的なユースケースを通じて、何百万人もの人々を支援しています。 アクセンチュアの試算によれば、そのデータが企業や政府に提供する価値は数十億ユーロにのぼると見積もられています。 

The use cases for OSM data include building smarter cities, reducing traffic congestion, solving supply chain issues, powering climate change research, and helping people grow food, find clean water, reach medical and other kinds of help, and build local businesses. OSM mappers also help millions of people through hundreds of humanitarian use cases

OSMは、このような世界規模のプロジェクトであるにも関わらず、財政的コストは比較的小規模です。OSMFは、フルタイムの職員1人、パートタイムの少人数のスタッフ、そしてすべてボランティアの理事会という、極めてスリムな非営利団体として運営されています。 より多くのシステム管理者、プロジェクト管理、ローカルコミュニティを支援するためのリソース、そしてインフラやクラウドのコストをまかなうための資金が必要とされています。

OSMFの財政ガバナンス詳細

組織として個人として関わる、OpenStreetMap支援の方法

個人や組織としてOpenStreetMapを支援しようとする場合、以下のような方法があります:


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コミュニティ協議事項: OSMF戦略計画 第2稿

OSM財団理事会は、この3ヶ月間の作業のなかのひとつとして、OSMF戦略計画を改訂してきました。そしてこのたび、OSM財団会員、そしてOSMコミュニティからのフィードバックを得るため、理事会は書き直された計画をここに共有します。

戦略計画の最新版はこちらです。 あなたが感じたこと、考えたことを、ぜひコミュニティフォーラムメーリングリストで共有してください。

抜粋: 

以前のバージョンに対するみなさんのフィードバックは、現在の状況を形作るにあたり、極めて役に立ちました。この文書では多くの変更が見られます。  

  • 計画に前文を追加し、私たちの現在地と進むべき方向について全体像を示しました。
  • 計画は、OSMF理事会がその活動を組織する4つのクラスタ(技術インフラコミュニティ開発、制度開発、財務ガバナンス)を骨子としています。 
  • これらのクラスタにはそれぞれ目標が設定され、主要な行動についても言及されています。さらに重要な点として、OSMFのどの部門がその具体的な活動内容を模索し、実行に移す責任があるかが示されています。
  • 全体として、計画はより簡潔で明確なものとなり、OSMFの活動を理解するための確かな基礎となっていると考えています。

次の活動 

私たちは今後3週間、継続的にフィードバックを検討し、その後、9月中旬に予定されている会合で討議します。しかる後、フィードバックに基づいた追加修正を行い、2023年9月21日の9月理事会にて計画を正式に採択する予定です。

ぜひ、みなさんの考えをお聞かせください。そして、このプロセスに参加してくださるすべてのひとに感謝を!


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OpenStreetMap、誕生日おめでとう

OSMは19歳を迎えました — 私達はその歩みを支援するため、オンラインのファンドレイジングキャンペーンを開始します。

18年前、OSM創始者 Steve CoastさんはOpenStreetMapの最初の誕生日を一緒に祝おう、と呼びかけました。

2025年、OpenStreetMapの周辺は目まぐるしく変わってゆきました。World Summit on Free Information Infrastructures (WSFII, 自由な情報インフラのための世界サミット)のような会合や、オープンな地理データ創造キャンペーンガーディアン誌のような大メディアで取り上げられたこの報道など、オープンデータの潮流はより広範に、勢いを増してゆきました。 8月に開催された最初の誕生日の後、OSM.orgにおいてOSMのフロントエンドが公開されます。それから時を置かずして、”旧式で恐ろしほどのアレ“のかわりに、新しく”最新式の”アプレットが導入されます。

2006年にかけて、OSMerは世界中をマッピングして回りました:

OSM誕生日のこれまで

2014年にOpenStreetMapが10歳を迎えたとき、ロンドンのバー Strongroom で最初の誕生日イベントが開催されたときよりも、誕生日イベントの数は大きくその数を増やしました。実際、当時はそれらのパーティの位置を示した地図が作られたほどです。

OSM wikiの “誕生日/Birthday” セクションには、これまで開催されたOSM誕生日記念マッピングパーティの写真や注釈が、宝物のように眠っています。

もしOSMの19歳の誕生日を祝ってくれるかたがいらっしゃれば、ぜひその写真をシェアしてください 🎂

OSMの19歳の姿

OpenStreetMapは、オープンソースで、参加者の努力によって生成される地理空間プロジェクトとして、常に最大のものであり続けています。正式に設立された地域支部の数は5大陸中で18に渡り、 さらに数十のローカルコミュニティが、世界中のほぼすべての国で、50以上の言語による数百のコミュニティチャンネルで会話を交わし、共同作業を続けています。その地図とデータは、いまや世界的に認知された地理空間情報源となっています。APIは数百万人に利用され、コミュニティは意欲的で才に富み、文化的にも地理的にも多様性に満ちています。 OSMは昨年、プロジェクトの規模と影響範囲を考慮し、サイトの安定性に関わる初めて有給エンジニアを迎えました。

image credit: Kate Varfolomeyeva, 2023

2023年、OSMがコミュニティメンバーにとってどのような意味を持つかより深く知るために、OSMを愛する理由について聞いてみました。その答えの一部をご紹介します:

Image Credit: Kate Varfolomeyeva, 2023

いまこの時がOpenStreetMapにとっていかに重要な瞬間なのか、おわかりいただけるでしょうか。そのデータは世界で最も差し迫った課題を解決するために役立っており、地図作成を容易にする新しい技術があり、そして、それに取り組む熱意はかつて無いほど高まっています。

こうした課題と機会に対応するため、OSM財団理事会は、プロジェクト管理、エンジニアリング、フロントエンド開発などのスキルに戦略的に資金を提供し、多様で誰もが参加できる地図を育て上げるための奨励金やスポンサーシップを提供することで、拡大を続けるボランティアコミュニティを支援するための戦略的計画の策定に取り組んでいます。  

だからこそ今、OpenStreetMapのこれからを守るために、あなたの時間とお金を分け合ってください。

OSM誕生日のこの日、これから広がる未来への支援を

本日よりOSMFは、OSMの未来を支援するため、オンラインのファンドレイジングキャンペーンを開始します。みなさんに、これらのことをお願いしたいと考えています:

  1. OSMの誕生日について、寄付の呼びかけを添えてSNSへ投稿したり、シェアしたりしてください。誕生日を祝う活動の写真と共に、ハッシュタグ #HappyBirthdayOSM#WeAreOSM 、そして https://donate.openstreetmap.orgへのリンクを使ってください。
  2. OSMの未来のために、大小関わらず、あなたができるギフトを贈ってください。世界各国からの贈り物でOSMを支援することで、私たちのグローバル・コミュニティの強さと懐の深さを示すことができます。
  3. 地図の編集をしましょう! 🗺

The OpenStreetMap Foundation is a not-for-profit organisation, formed to support the OpenStreetMap Project. It is dedicated to encouraging the growth, development and distribution of free geospatial data for anyone to use and share. The OpenStreetMap Foundation owns and maintains the infrastructure of the OpenStreetMap project, is financially supported by membership fees and donations, and organises the annual, international State of the Map conference. Our volunteer Working Groups and small core staff work to support the OpenStreetMap project. Join the OpenStreetMap Foundation for just £15 a year or for free if you are an active OpenStreetMap contributor.

OSMにとって State of the Map カンファレンスが大切な理由

State of the Map(SotM)カンファレンスに参加されたことがある方なら、SotMはGISや地理空間に関する最高の知識、スキル、トレーニングが提供される場であることをすでにご存知でしょう。SotMはその上、楽しく魅力的な社交の機会がたくさんある素晴らしいネットワーキング・イベントでもあります。もしあなたがOpenStreetMapコミュニティに参加したばかりで、まだSotMに参加したことがないのであれば、あるいはSotMのスポンサーになろうと考えている会社の一員で、チームを派遣して参加しようと考えているのであれば、この投稿はまさに、そんな方々のためのものです。

Image credit: Parker Michels-Boyce Photography. Please tag @OpenStreetMapUS in social media posts when using these photos.

SotMとは?

OSMerは、地図データの改善という共通の目標に向けて、コミュニティを築き、ツールやリサーチを共有し、お互いにネットワークを作る手段として、State of the Mapでの会合を毎年開催しています。 その規模は様々で、ローカル、リージョナル、グローバルに組織されていますが、その目的はいつも同じです。  ローカルとリージョナルのSotMは地域コミュニティによって組織され、グローバルSotMはOSM財団によって組織されます。 

State of the Mapカンファレンスは、OSMマッパー、コミュニティ活動家、オープンソース開発者、大学や学術機関の研究者、デザイナー、地図製作者、民間企業や公的機関の技術専門家などの架け橋となります。

議題となるトピック

トピックの範囲は、コミュニティと同様に多岐にわたります。プレゼンテーションの種類は、5分間の”ライトニング・トーク”から15~20分のプレゼンテーション、75分のワークショップまで様々な種類があり、トピックも、ウェブサイトやツールの開発、データ分析、人道マッピングなど、様々です。プレゼンターは地域コミュニティ、Youthmappers、HOTOSM、maplibre、FOSS4G、学界、その他の非営利団体、大小の企業に所属しています。

2022年にイタリアのフィレンツェで開催されたグローバルのSotMは、SotMで代表される情報やスキルの幅広さを示す良い例です。 セッションのタイトルの一部を紹介しましょう: “ベクトルタイルとしてのOSM Carto; OpenStreetMap派生データベースのイノベーション”, “小さな街のマッピング”,  “maplibre-rs: Rustを使ったクロスプラットフォームの地図レンダリング”、”10年目のiD Editor-これからの道筋”、”OSMを使ったアマゾンの森のリバーサイドコミュニティのマッピングにおける女性のリーダーシップ”などです。

これらはほんの一例です。  全プログラムプレゼンテーションの録画はこちらにあります。ポスター展示はこちら – はい、2022年のSotMでは、壁さえも知識に満ちてます! そして、こちらは学術的な講演発表の要約になります。

このようにして、SotMは地理空間技術、OpenStreetmap、フリーでオープンなソフトウェアやデータの未来に興味のあるすべての人へ、インスピレーションと知識を提供します。

OpenStreetMapコミュニティは1年365日、最高の世界地図を共に作り上げています。State of the Map USは、最高のコミュニティを構築するために、実際に数日間を共に過ごすチャンスです。 このイベントは、 多様なトピックと参加者が集まる、地理学におけるユニークな取り組みです。民間企業、個人の趣味家、学界、政府機関が一堂に会し、ネットワークを広げ、革新し、学び合うのです。

 
 –Maggie Cawley, Executive Director, OSMUS

State of the Mapカンファレンスへのスポンサリングが重要な理由

はい、その理由もまた、多岐に渡ります!

  • すべてのSotMで共有される専門知識は、OpenStreetMapの品質へ直接影響します。
  • OSMから利益を得ている企業は、データの帰属を表示するだけでなく、コミュニティをサポートするべきです。OSMFを通じたプロジェクトへの 寄付、SotMへのスポンサー、企業会員になること、ツールやデータを共有することは、感謝の循環を回すものです。
  • OSMFは素晴らしいリクルーティングの機会でもあります。GISと地理空間における最高の頭脳が一堂に会する場所が他にあるでしょうか?
  • プロフェッショナルとして成長する絶好の機会です。OSMを使って活動する他の会社とつながり、他のエンジニアやアナリストから学び、何十もの興味深い新しいツールやプロジェクトから刺激を受けることができます。
  • 企業の社会的責任を通じて、ブランドの認知度を高めることができます。より良い世界を作るために投資している企業に対して、顧客のロイヤリティが高いことはよく知られています。

SotMはあまりにも多く開催されており、ここですべてを紹介することは難しいのですが、最近の例をいくつか紹介します。

2023年に開催されるSotMへの支援

リージョナルのSotMとして4つの大規模なイベントが控えており、その全てがスポンサーを必要としています。

FOSS4G Oceania
Aukland, 2023年10月16〜20日: sponsorship prospectus

このカンファレンスはFOSS4GとSotMを1つのイベントに統合し、オセアニアのオープンソース地理空間への取り組みに焦点を当てます。このカンファレンスはオセアニア地域の地図作成者に、開発者とユーザーのグローバル・コミュニティへの接続機会を提供し、OSGeoとOpenStreetMap財団の支援を受けています。メルボルン、ウェリントン、スバで開催された前回のFOSS4G SotMオセアニアカンファレンスは圧倒的な成功を収めました:

  • メルボルンとウェリントンは完売し、各カンファレンスに250人以上が参加
  • 参加者はオセアニアだけでなく、カナダ、イギリス、アメリカなど14カ国以上から
  • 参加者には、GISの専門家、開発者、趣味者、人道支援活動家、政府機関などが含まれています

State of the Map EU
Antwerp,  2023年11月10〜12日:  sponsorship prospectus

このカンファレンスは、多様な人々が出会い、OSMの利用や改善のための知識や経験、計画を交換する機会を提供します。ヨーロッパをはじめ世界中から約400名の参加が見込まれています。この会議はハイブリッドイベントとして開催され、直接参加できない場合はライブストリームで追加参加することが可能です。

“State of the Mapは、プロジェクト全体の鼓動を最も身近に感じられる場所です。グローバルなSotMは世界中を駆け巡ることができますし、そうあるべきです! しかし、ヨーロッパに存在するあまりにも多くのマッパーとデータユーザーのために、大きなOpenStreetMapカンファレンスが2年連続ヨーロッパで開催されることは今後ないでしょう”

–Joost Schouppe, OSM Belgium, co-organizer of SotM EU 2023

State of the Map Asia
Bangkok, 2023年11月21〜25日: sponsorship prospectus 

昨年フィリピンで開催されて成功を収めたSotM Asiaは、今年、タイのバンコクで開催されます! アジア地域のみならず世界各国から300-500人の参加者を集め、OpenStreetMapやオープンデータツール、プロジェクト、課題、そしてアジアの多様な文化を紹介し、つながり、議論したいと考えています。

State of the Map Africa 
Cameroon, 2023年12月1〜3日: sponsorship prospectus

OSMアフリカはアフリカ大陸の国々におけるOpenStreetMap貢献者、利用者、支援者の地域コミュニティです。これにはマッパー、科学研究者、人道主義者、NGO、政府機関、中小企業、そしてアフリカ大陸内に事業を持つ、または支援するグローバル企業などが含まれます。このネットワークは、アフリカにおける地理空間データの質、完全性、持続可能性を高めるために、OpenStreetMap上でアフリカの完全かつ詳細な地図を成長させ、作成することを目的としています。