State of the Map 2019プログラム公開とポスター掲示公募

Viewing SotM 2018 posters. Photograph by Thomas Skowron, CC BY 2.0

SotM 2019プログラム決定

私達はこの数ヶ月間、State of the Mapカンファレンスの準備を続けてきました。特にプログラム編成委員会は、カンファレンスでどの講演が発表されるかを選択するという困難な作業を行ってきました。数多く寄せられた講演希望をすべて許容することはできませんでしたが、採択された講演はそのどれもが、みなさんの興味を引く内容になっているのではないかと思っています。

今回は通常の公演プログラムに加え、日曜日には1トラックまるごとを学術講演のために用意しました。この学術講演には、アカデミック分野に関連するかただけではなく、誰もが参加することが可能です。

採択された講演に関するより詳しい情報は、こちらのプログラム一覧を参照ください。講演の多くは録画されますので、もし現地参加ができない場合、カンファレンス終了後にオンラインでの視聴が可能になります。

ポスター公募

講演の採択を確定させるだけではなく、もうひとつ準備を行っていた内容があります。毎年恒例、ポスター・コンペティションを、今年も開催します。本年はカンファレンス期間中に専用のポスター展示セッションを設け、採択されたポスターの展示とその作者と会話する機会を設けたいと考えています。

応募方法について、詳しくは “ポスター公募/Call for Posters”のページを参照ください。

ポスターの内容は例えば、あなたの住んでいる地域がどれだけ素晴らしくマッピングされているか、や、新しく美しい地図表現についてなど、どのような内容でもかまいません。その他、コミュニティプロジェクトや統計分析、OpenStreetMap活動の紹介や新規マッパーの勧誘についてなどもよいでしょう。大切なことは、その内容がOSMに関係しているかどうか、です。また、学術的な観点からOpenStreetMapデータを解析した研究成果に関するポスターも大歓迎です。

ポスター展示の場合、SotM 2019に必ずしも参加する必要はありません。

アーリーバード・チケット

チケット販売ページでは、アーリーバードチケットがまだ販売を行っています。アーリーバードの販売は7月21日までとなります。
いますぐご購入ください!

SotM Organising Committee

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State of the Mapカンファレンスは毎年開催されるOpenStreetMapの国際カンファレンスであり、OpenStreetMap Foundationによって運営されます。OpenStreetMap Foundationは英国に拠点を持つ、OpenStreetMapプロジェクトの支援を目的とする非営利組織です。OSMFは、誰もが利用し、共有することのできる自由な地理空間データの配布と開発、成長を推進することを目的としています。OpenStreetMap FoundationはOpenStreetMapプロジェクトのインフラを所有し、管理しています。OpenStreetMap Foundationにメンバーとして参加することでその支援を行うことが可能です。State of the Map Organising Committeeは、ボランティアによって構成されるWorking Groupのひとつです。

Operation Working Groupに協力いただけるかたを募集します

OSM Operation Working Groupはボランティアから成り立つグループで、OpenStreetMap Foundationが所有するサーバの運用を担当します。
私達は新しいメンバーを常に募集していますが、特に以下のような方を探しています:

  • サーバインフラの分析ができるかた
  • 計画を立案できるかた
  • 将来必要となるハードウェア性能を予測できる方
  • 必要となる予算を組める方

こうした作業には一定以上の技術知識が必要となりますが、コードを書く必要はありません。例えば、OWGのメンバーはサーバへのアクセス権を持ちません。サーバへのアクセス権はシステム管理者の役割となります。協力に手を上げてくださるかたは、メンバーシップ・ポリシーを一読いただき、ぜひご連絡ください!

追加情報:

  • OWGの主なコミュニケーション手段は、Githubとemailです。ミーティングをもつことは稀です。
  • 1週間のうち、概ね1−3時間程度の稼働を予測しています

Emailアドレス operations@osmfoundation.org
Twitterアカウント @OSM_Tech

システム管理者としての技術知識と経験をお持ちのかたは、システム管理者メンバーシップ・ポリシーを一読いただき、こちらもぜひご連絡ください。

Open Source InitiativeへのOpenStreetMap Foundation参加

Image by the Open Source Initiative. License: Creative Commons Attribution 4.0

Open Source Initiative (OSI)はオープンソースのコミュニティ形成や教育、そして、非プロプライエタリなソフトウェアの重要性について理解を広めるための活動を中心に活動している団体です。昨年、私達は彼らから、団体への加盟と作業の共有を検討できるかどうか、問い合わせを受けていました。

OpenStreetMap Foundation理事は投票を行い、その申し出をうけることを決めました。これにより、Creative CommonsやDemocracyLab、Document Foundationやその他の団体と同様、OSMFも団体会員として加盟することになります。

OSI加盟に伴い、理事は以下の権限をもつ代表員を指定します。

  • OSIへの主要なリエゾン
  • OSI内のワーキンググループへ参加
  • OSI代表理事として指名される加盟5団体の薦挙と投票
    現在の代表員はKate Chapmanです。

OSIのミッション: “Open Source Initiative (OSI)はオープンソースよりもたらされる恩恵に関し、全世界に対して提言と教育を行い、そしてオープンソースコミュニティに存在する様々な支援団体同士をつなぐことを指名とする非営利団体です。オープンソースは、分散された多数の参加者によるピアレビューや作業工程の透明性を伴ったソフトウェア開発手法を可能にするものです。オープンソースは高い品質と信頼性、フレキシビリティ、またコスト削減を確約し、さらに利己的なベンダによるロックインに終止符を打つ手段となり得ます。標準化主体としての私達の活動のなかで重要な役割をもつもののひとつが、コミュニティ全体を支えるものである、「オープンソースの定義(Open Source Definition)」のメンテナンスです。Open Source Initiative Approved Licenseの商標とプログラムは、開発者と利用者、企業と政府がオープンソースに関する信頼関係を築き上げることを可能にします。”

OpenStreetMapについて
OpenStreetMapは2004年に開始された国際プロジェクトであり、自由な世界地図の作成を行っています。自由な地図を作るため、数千人を超えるボランティアが、道路や鉄道、森林、建物をはじめとする多くの種類のデータを世界中で収集しています。私達の地図データは誰もが無料でダウンロードでき、商用目的を含む、どのような目的にも使うことが可能です。特定の地物を強調させたり、距離や経路の計算を行ったり、さまざまな地図を自分自身で作成することができます。OpenStreetMapは、救急医療や消防隊員、人道支援対応といった用途に対してもすばやく最新のデータを提供し、用途を広げています。

OpenStreetMap Foundationについて
OpenStreetMap FoundationはOpenStreetMapプロジェクトを支援するために組織される英国法人です。OSMFは、誰もが利用し、共有することのできる自由な地理空間データの配布と開発、成長を推進することを目的としています。OpenStreetMap FoundationはOpenStreetMapプロジェクトのインフラを所有し、管理しています。

SotM 2019 講演および発表公募の開始

Photograph by Thomas Skowron, CC BY 2.0

只今より、State of the Map 2019の発表トラックに対し、講演と発表の公募を開始します。

  • OSM Basics: 新規参加者を対象とした情報
  • Community & Foundation: 共に活動する仲間、ワーキンググループでの経験、戦略やビジョン
  • Mapping: マッピングをよりよく、より簡単にすることに関するあらゆる事柄
  • Cartography: OSMデータセットの表現としてより素晴らしい見た目の地図を作成するためのアイデア
  • Software Development: データの処理や編集に関するソフトウェア
  • Data Analysis & Data Model: OSMデータのモデル構造や品質分析、網羅性に関する考察
  • User Experiences: エンドユーザとしてOSMを利用した際に体験した素晴らしいストーリーについて
  • Academic Track: 正式にアカデミックの業績として扱われる、アカデミック・トラックを開催予定です。別途アナウンスを行います!

特記事項が2点あります:

  • The “OSM Basics” track: We would like to welcome newcomers with contributions that get them started in the fascinating world of OpenStreetMap. These talks should specifically address the needs of people not overly familiar with the OSM ecosystem.
  • The “Extended talk” submission type: Big ideas need time to grow. For talks in this category we will allow double the time (40 min) compared to the usual talks. Make sure to mention why your talk needs this extended space.

参加募集および公募の募集は以下に詳細が掲載されています:

https://2019.stateofthemap.org/calls/general/

みなさんのフレッシュなアイデアと美しい地図を目の当たりにできることを楽しみにしています

SotM 2019 Program Committee

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State of the Mapカンファレンスとは毎年開催される、OpenStreetMapの国際カンファレンスであり、OpenStreetMap Foundationによって運営されています。OpenStreetMap Foundationは英国において、OpenStreetMapプロジェクトの支援を目的として設立された非営利組織です。本組織は、すべてのひとが利用し、共有することのできる自由な地理データを開発し、配布し、成長させることに従事しています。OpenStreetMap Foundationは、OpenStreetMapプロジェクトのインフラを所有し、管理しています。State of the Map Organising Committeeは、ボランタリなワーキンググループのひとつです

組織的編集ガイドライン

OpenStreetMapはコミュニティによって成り立っています。初期の頃は個人によって支えられていましたが、コミュニティが大きくなるにつれ、企業によって雇用されたマッピングチームや、例えば教育機関による無報酬のグループ活動など、組織的なマッピングがOSMに対して行われるようになってきました。

組織的なマッピング活動は、こんにちのOSMの活動領域においては必要不可欠な存在であり、もし適切に行われれば、OSMをよりよくし、より広く活用される一助となるものです。

OSM Foundationは “組織的編集ガイドライン/Organised Editing Guidelines” として、実施にあたって期待されることや事前同意、これまでに確立した手法について、コミュニティやOSMF諮問委員会、人道支援マッピング活動団体などとの議論をもとにとりまとめを行いました。このガイドラインの目的は、組織的なマッピング活動とコミュニティの双方に対してフレームワークを提供し、よりよい組織的なマッピングを奨励することです。このガイドラインは、友人と行うマッピングパーティや地域のサークルでOSMのプレゼンを行うときなどのコミュニティ活動を対象としていません。もしこのガイドラインに抵触するかどうか不安な場合は、各地のコミュニティにアドバイスを求めてみてください。

組織的編集ガイドラインはこちら:
https://wiki.osmfoundation.org/wiki/Organised_Editing_Guidelines

本ガイドラインはOSMFデータワーキンググループのボランティアにより、コミュニティ全体から幾度となく行われたフィードバックを取り込みつつ作成されました。また、本ガイドラインはOSMF理事による承認も得ています。非公式の翻訳は以下から参照できます: https://wiki.openstreetmap.org/wiki/Organised_Editing_Guidelines
もし翻訳を行う場合、上記のページに追記を行うか、あるいはコミュニケーション・ワーキンググループ communication@osmfoundation.org までご一報ください。

組織的な作業による編集行為はときおり問題を引き起こすことがあり、またそうした編集によるデータの正確性/品質は、コミュニティのなかでも紛糾する問題となりえます。他の諍いと同様、OSMFデータワーキンググループは誤った方針に基づく組織的編集に対応します。ただし、もし問題を引き起こしている編集の仲介に入る際、編集者がこのガイドラインに沿っていなかったとしてもそれ自体は違反行為とは扱われません。このガイドラインの目的はあくまでも、’相当量の規模、かつ影響度の大きい’ 活動に対してフレームワークを提供することにあります: “私達は、例えば地理の授業で行われる編集が狂乱を引き起こしたり、マッパソンがあらぬ成果をもたらしてしまうことを自主規制することにより、日常的なイベントを傷つけないための何かを求めています。”

かの猿を求めて

私達 – State of the Mapワーキンググループおよびハイデルベルグ現地チーム – はSotM 2019の準備を進めています。この12月、私達はウェブサイトの公開を開始しました。

https://2019.stateofthemap.org/

現地チームは素晴らしいロゴを用意し、カンファレンスのモットーとして“Bridging the Map”を設定しました。これはOSMコミュニティではなく、本年の開催地ハイデルベルグをも象徴するものです。

State of the Map 2019 logo by Michael Auer
ハイデルベルグに古くから掛かる橋のたもとに、興味深い小さな彫刻 -銅製の猿- が居を構えています。その手には鏡が握られ、橋を往来する人々が自分の歩んできた道のりや、自分が何者であるのかを見返すきっかけとなっています。2019年ハイデルベルグで行われるSotMにおいて、私達はこの小さな猿の役割を果たそうとしています。自分たちがどこに向かうか、そして自分たちがOSMで何をしているかにかかわらず、私達の出発点はたったひとつの、誰でも書き加え使うことのできる小さな地図から始まっていることを忘れないようにしたいのです。趣味でマッピングをしているひとも、学術調査を行う研究者たちも、人道支援活動家も、NGOも、行政職員も、小さな企業も国際企業も、皆、私達の間に横たわるギャップに橋をかけようとしています。そしてさらに私達は、マップに橋をかけたい (Bridge th Map) のです。

2019年のこれからの想定タイムライン

2月15日 – 奨学生(スカラー)の公募
2月28日 – 発表概要の公募開始(一般およびアカデミック双方)
3月30日 – 奨学生の公募締切
4月24日 – 発表概要の公募締切
5月16日 – アーリーバード・チケット発売開始
6月20日 – 発表プログラムのアナウンス
7月04日 – 一般チケットへの価格切り替え
9月21〜23日 – State of the Mapハイデルベルグ/ドイツ

オープン、オープン、オープン

カンファレンスの準備に関する日々の作業に加え、私達はよりFOSSツールの利用を行うべく、検討に時間を割く必要がありました。まず、ミーティングのためのツールをHangoutからMumbleに変更しました。私達はいま、すでにOSMF理事や他のOSMFワーキンググループも利用を行っているHOTのMumbleサーバを利用しています。このツールはこれまでも利用実績がありましたので、Mumbleが十分な機能を有しており、すべてのプラットフォーム上で稼働することが確認できていました。私達の次のステップはさらにチャレンジングでした。私達は、Eメールのコミュニケーションについて、Google MailからOpenStreetMapメーリングリストへの移転を試みました。移管作業は、地域ごとの分割など、その中途で判明したさまざまな制限事項のためいまだドメインの移管ができていません。そこで、いったん状況がおちつくまで、stateofthemap.org MX のGoogleアカウントは保持することを決定しています。現時点で、“team@stateofthemap.org”は有効なメールアドレスですが、実際にはsotm@openstreetmap.orgへの転送が行われています。

sotm@openstreetmap.org
program-sotm@openstreetmap.org
academic-sotm@openstreetmap.org
scholar-sotm@openstreetmap.org
sponsor-sotm@openstreetmap.org

上記のすべてのメーリングリストは、プライベートに設定されています。閲覧できるのはSotMワーキンググループの参加メンバー、あるいは適切なチームのメンバーだけです。例えばprogam-sotm@openstreetmap.orgはプログラム選定委員が閲覧でき、すべての内部コミュニケーションで利用されています。同時に (メンバー外を含む) すべてのひとはこれらのメーリングリストに文章を送付し、プログラム選定委員に対して連絡を行うことが可能です。

次の検討はカンファレンス参加者の発表 – “発表概要公募”の投稿フォームでした。私達はGoogle Formから、オープンソースソフトウェアであるPretalxへと切り替えを行いました。このソフトウェアはFOSSGIS (ドイツ支部) にて利用実績があります。そのため、私達はその利点と欠点についてよく理解していました。

私達が利用するツールにはまだプロプライエタリのソフトウェアが含まれており、これらのオープンソースソフトウェアへの切り替えには、私達だけではなくオペレーションワーキンググループも含め、まだもう少し作業が必要です。ここ数ヶ月の間、私達はこれらの作業に時間を使ってきましたが、まだ形の整っていないSotMの準備フェーズにおいて、私達ができることにも限りがあります。また、オープンソースソフトウェアは時折、同等のプロプライエタリソフトウェアに比べて快適さに劣ることがあり、影響をうけるすべての人に、こうした努力を費やすよう説得することは困難を伴うものです。State of the Mapワーキンググループはオープンソースソフトウェアを利用するアイデアを支援しており、この作業はその目的に沿うものであると考えています。(確かに険しい道ではありますが)

State of the Mapワーキンググループ
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SotM 2019アカデミックトラック – さぁ始めましょう!

SotM 2019 logo, by Michael Auer, on a round table © CC-BY-SA 4.0 OSMF CWG

ミラノで行われたState of the Map 2018 [1] からはじまったアカデミックトラックは大成功のうちに幕を閉じ、ハイデルベルグで9月21−23日に開催される本年のState of the Map 2019でもプログラムの一部として引き続きトラックに組み込まれることとなりました。

アカデミックトラックの主な目的は、OpenStreetMapコミュニティの大部分 (貢献者、開発者、利用者など)と、世界中から参加する研究者たちによる学術/科学コミュニティとを一箇所に集め、交流を深めることにあります。

アカデミックトラックの運営にあたっては、専任の主導チームが担当します。現在のメンバーは、Marco Minghini (OSMF State of the Mapワーキンググループ代表) とYair Grinberger (ハイデルベルグ現地チーム代表) の2名です。私達はここに、主導チームへの参加希望者を公募します。このチームは以下の事柄を担当します:

  • State of the Map 2019のcall for abstracts/papersの記述と公開
  • 口頭発表およびポスター発表の受け入れ
  • プログラム選定委員と緊密に連携をとりつつ、State of the Map 2019におけるアカデミックトラックのスケジュール策定を実施
  • 論文公開の計画と管理, 例: 今後のカンファレンスや科学ジャーナルの特集掲載

OSMF State of the Mapワーキンググループと現地チームにも了解を得た上で、アカデミックトラック主導チームはMarco と Yairに加え、公募による3人のメンバーを構成員とすることに決定しています。それに従い、アカデミックトラック主導チームのメンバーとして、研究者あるいは学術関係者の募集を行います。この公募の参加条件はありません。応募はscience@openstreetmap.orgへのメール送付を通じて行われます (投稿はhttps://lists.openstreetmap.org/listinfo/scienceから事前登録が必要です) 。以下のテンプレートに記入を行い、送付をお願いいたします。

Name and Surname 
Please enter your name and surname.

Affiliation
Please enter your (current) full affiliation.

Academic experience, in particular on OpenStreetMap
Please enter a short description of your main academic interests and  contributions, especially related to OpenStreetMap. A full list of  OpenStreetMap-related publications (or a link to it) is appreciated.

Editorial experience
Please enter a short description of your editorial experience, e.g.  as a Member of the Editorial Board of scientific journals, Guest-Editors  of Special Issues, reviewer for scientific journals. Place the focus on  OpenStreetMap, when relevant.

Participation in State of the Map 2019
Despite it is not required that you are attending State of the Map  2019, please inform us whether you plan to attend (if selected as a  member of the Academic Track Leading Team).

本公募に関する手続きにおいては、自薦のみを対象とします。

公募の募集期限は2019年1月3日です。

募集はOSMF State of the Mapワーキンググループとハイデルベルグ現地チームによって精査されます。アカデミックトラック主導チームの3つのシートは、候補者の個人的な得意分野や、総体として取りうるべき多様で分野横断のチームが構成できるかという観点から選出されます。もし候補者の数が不足した場合、OSMF State of the Mapワーキンググループおよびハイデルベルグ現地チームは採用人数を2名以下にするか、あるいはその他の人材を招待することによって不足を補う権利をもちます。

Best regards,
Yair and Marco – OSMF State of the Mapワーキンググループ代表、およびState of the Map 2019ハイデルベルグ現地チーム代表

[1] See the call for abstracts for 2018 and the program of the Academic Track on Sunday, 29 July, room S1.3 (https://2018.stateofthemap.org/program)

ベルギー地域支部のご紹介

Signing the Local Chapter agreement, during State of the Map 2018 in Milan. © CC-BY-SA 4.0 OSMF Communication Working Group

State of the Map関連ニュースをフォローしていただいている皆様へ、OpenStreetMap Foundationの新地域支部としてOpenStreetMap Belgiumが加盟したことをお知らせします!

ベルギー支部自身での紹介文:

“OpenStreetMap Belgiumは非常に少人数のマッパー・グループによるミートアップとて始まりました。この数年で、集まる人々が増え、OpenStreetMapの利活用と露出が増えると共に、自分たちを組織としてよりよい運営を行ってゆく時期に到達しました。Open Knowledge Belgiumのワーキンググループのひとつとして招待をうけることにより、必要以上の負荷をかけないかたちで私達は組織化を果たしました。これまで私達は、FOSS4G BelgiumやOpen Belgium年次カンファレンス共催、ミートアップを含め多くのOSM関連イベントの開催を行うことでOpenStreetMapの支援活動を行ってきました。これらの活動は、私達コミュニティにとって大きな追い風となったSotM 2016を開催することでわずかに高い段階に入りました。地域支部としてOSMFに加わることができることを非常に喜ばしく感じると共に、今後もOpenStreetMapプロジェクトについて、地域と国際の別なく、プラスのインパクトを与え続けられるよう願っています。

OpenStreetMap Belgium支部は広報のための組織です。www.osm.beはそのことを念頭に構築されています私達はOSMへの切り替えを支援するため、ベルギーのための無料タイルを提供しています。また私達は、例えば自治体行政が行政のデータをOSMに容易に統合することができるツールを開発するなど、Open Summer of Codeに参加することでオープンソースを広めています。さらに私達はコミュニティ外の人々からの”コンタクト一元窓口”としても存在することで、プロジェクトに関わる事柄とのコミュニケーションをスムーズにできるよう調整を行っています。同時に、プロジェクトがより深刻な問題に直面する際に公式の声明をあげる場としても機能しています。より大きなOpenStreetMapムーブメントの一部として、直接的にあるいは時にMissing Mapsや関連プロジェクトの支援というかたちで、私達は他の国や地域を支援しようとしています。”

私達はOpenStreetMap Belgiumを歓迎します!

地域支部の設立に関心がありますか? より詳しい情報は、OSMFのウェブサイトLocal Chapterメーリングリストを参照ください。

Play a role in shaping OpenStreetMap

本年、OpenStreetMapは地図編集参加者100万人というマイルストーンを迎えました。全世界の各地で行われたState of the Mapカンファレンスで行われた素晴らしい発表やワクワクする出来事は耳に届きましたか? コミュニティは成長を続けています。この長い旅路をよりよくするためには、何が必要でしょうか。あなたもこの旅に、一緒に加わりませんか?

もし地図が大好きだったり、OpenStreetMapを最新に保つために活動したり、マッピングイベントに参加したり主催したり、あるいはOpenStreetMapの核心や赤裸々な状況を誰かに話すことが好きだったり、OpenStreetMapに関するブログやユーザ日記を書いたり共有したりするのが好きだったり – もしまだメンバーに未加入だったら、あなたもOpenStreetMap Foundationに加わり、OpenStreetMap Foundationを支えてみませんか。

OSMF Working Groups

11月中頃まで、私達は新規会員登録キャンペーンを行っています。ぜひメンバーに加入してください。すでに全世界で800人のメンバーがいます! 投稿にイイネを押したり、リツイートしたりして、ご友人や地元のイベント/カンファレンスなどに新規会員登録キャンペーンを広めてください。

よくある質問:

参加する理由は?

  • OpenStreetMapのサーバ群の稼働を止めないため: OpenStreetMapは世界で最大のユーザ作成型地図であり、誰もが自由に使うことができます
  • ボランティアのワーキンググループ支援: 私達のワーキンググループはデータ破壊行為や法的な脅威からOpenStreetMapを守り、ライセンスに関する課題を解決し、カンファレンスを運営し、ハードウェアとソフトウェアを最新にするなど、多くの作業を行っています
  • OSMイベントへの参加費ディスカウント: 年に1回開催されるState of the Mapカンファレンスでは、OSM Foundationメンバー割引が行われます
  • 単純に、OpenStreetMapを支援することができます

OSMFメンバーになったあと、なにができるようになるの?

  • Foundationの運営に対し、公的に声をあげることができるようになります – 組織はサーバを所有・管理するとともに、ライセンスを保有し、State of the Mapを開催し、地域支部を取りまとめています
  • プロジェクトの将来の方向性に関与することができるようになります
  • 年に1回開催されるOSM Foundationに関し、プロジェクトの舵取りとなる理事選挙への投票権をもちます

参加したいけれど、参加費の支払いを行う施設が周囲に存在しない場合は?

参加費免除メンバーのプログラムを準備中です。少々お待ちください!

OSM condemns recent anti-semitic vandalism

本日未明、多くのオンライン地図が、”ニューヨーク”のラベルの代わりにユダヤ人を差別する言葉が表示された、という記事が多くのニュースの紙面に上りました。残念ながら、このデータの発生元は編集可能な私達の地図プロジェクトであることを認めざるを得ません。この破壊行為は発生から2時間で検知および修正され、破壊行為を行ったユーザは今後OpenStreetMapへの参加がブロックされました。

私達の組織とコミュニティを代表して、OpenStreetMapはこのような恥知らずの人種差別的ヘイトに対し、強い遺憾の意を表します。私達が知識の共有のため心血を注いで打ち込むこのプロジェクトが、無知とヘイトの表現を振りまく目的で利用されたことに、私達は大きく悲しんでいます。一体、何が起こったのでしょうか。

OpenStreetMapの”オープン/Open”には、オープンに編集可能である、という意味が含まれています。Wikiスタイルで、クラウドソースのちからを集め、世界中のユーザが貢献し、編集を行うことでコラボレーションしています。Wikipediaのようなwikiと同様、すべての変更は速やかに公開され、そして私達のコミュニティはツールを用いて相互に監視し、悪意のある編集を取り消ししています。この”ソフトセキュリティ”のアプローチは一見すると驚くべきものですが、私達の数年間の取り組みを通じ、人間の本性の勝利を勝ち得ています。それはつまり、大多数の人々は何か大きな物事を成し遂げるために集い、そして腐ったりんごを発見して排除するということです。OpenStreetMapは非営利で行われる善意の活動であり、地図データはコミュニティによって “所有” されています。OpenStreetMapに関わるすべてのひとが、その状態を誇りに感じています。

この破壊行為は約一ヶ月前、実際に発生してしまいました。そしていくつかの企業 -本件ではMapbox社- が実施している地図データの更新処理が遅延したことにより、私達の地図が数千ものアプリケーションやウェブサイトに表示されることとなり、結果として破壊行為が今日、広く一般に公開されてしまうこととなりました。Mapbox社はインシデントへの対応をこちらに公開しています。こうした問題をより早く検知し、より早く対応するためのよりよい品質管理ツールを開発することはOpenStreetMapコミュニティのなかで引き続き検討事項となっています。Mapbox社は、破壊行為の検知を行うソフトウェア開発や、悪意のある編集の関しと編集取り消し作業にあたる人的リソースのコミットの双方において率先して活動を行っています。残念ながら今回は、処理に関わるプロセスにおける人的ミスが原因で、Mapbox社が提供するOSMベースの地図でこのインシデントが発生し、Snapchat等の企業の地図に影響が発生しました。

もし私達の地図への破壊行為を見かけたら、あなたにもできることがあります。破壊行為に関する詳しい情報はこちらにまとめられています。私達はコミュニティやデータ利用者と共に、私達の地図をより強くする活動を続けます。