2014/02/10 – 2014/02/24
OpenStreetMap (OSM)の世界で起きているあらゆる出来事の要約です。

• 今年の OpenStreetMap 10周年記念バースデーパーティの初期案が、OSM wikiにまとめられています。世界各地で、パーティが催される予定です！
• OSMシステム管理者によって openstreetmap.org ウェブサイトの暗号化 (SSL) が有効になり、ユーザのプライバシー保護が強化されました
• OSMを商用利用される企業による支援と、OSM財団 (OSMF) への参加について
• Amazonで買い物をするときに特定のリンクを使って、OSMへの売上を生み出しましょう
• Jochen Topfさんが、Taginfo (OSMタグに関する情報を検索、集約するシステム) をOSMFのサーバへ移動させたことをアナウンスしました。Harry WoodさんはこのOSMブログ投稿で、いくつかの追加情報を公開しています。JochenさんはOSMアプリケーション開発をテストする際に利用可能なデータリポジトリの作業にも着手しています
• 赤十字による調査では、破壊された建物のアセスメントについて、アームチェアマッピングは現地マッピングの代替にならない、という点が強調されています
• DaCorさんがブログで、OSM iDエディタにIRC機能を追加するという、”iDの初心者向け機能リクエスト“について書いています。
• Saman Bemel Benrud と “地図デザインにおけるランダムさ“.
• OSM貢献者 SK53-OSMさんによるブログ投稿のなかで、”自然林…いや人工林“という(不)正確なOSMタグ付けについて触れられています
• OSM 貢献者 igeoprさんによる “プロジェクト: プエルトリコ道路更新 2014“.
• OSM スペインは、友人をOSMプロジェクトに誘うための素晴らしい(スペイン語の)キャンペーンを始めました。有名な “Best of OSM” のように、彼らは “Best of OSM Spain” を制作しています。

Authors: Pascal & Dennis – (thx @ “Wochennotiz”)

2014/01/27 – 2014/02/10
OpenStreetMap (OSM)の世界で起きているあらゆる出来事の要約です。

• Wired.comの記事: “At Sochi Olympics, Crowdsourced OpenStreetMap Trounces Google Maps“, ですが、Zverikさんの検証結果はこちらです: “Sochi was not mapped for the Olympics (ソチはオリンピック向けに地図になったわけじゃない)“
• Grant Slaterさんは、新しい2つのOSMサーバ (Clifford と Ascalon) についての情報を提供しています
• コンゴマッピング (#mapcongo) パーティが、2月15日、ベルリン(ドイツ)で開催されます。是非参加して、地図の改善にご協力ください！
• 次回のカールスルーエ (ドイツ) OSMハックウィークエンドは、15日土曜日に開催です。#mapcongo のマッピングパーティも同時計画されています
• 次回のベルリンハックウィークエンドは、3月のFOSSGISカンファレンス直後、 2014年3月22日、23日に開催です。より詳しい情報は wikiに掲載されています
• Pascal Neisさんが、OSM変更セットのコメントを特定の語句でフィルタするウェブサイトを新しく作成しました
• Rodolphe QuiédevilleさんがOSM編集のリアルタイムチャートを作成しています
• Derick Rethansさんによるブログ記事 “Hunting for Postboxes in the UK (英国の郵便ポストハンティング)“
• Mikel Maronさんと、彼の “HOT Year“.
• OSM 貢献者 51114u9 さんが、ボリビアで発生中の洪水についてのHOT OSM Taskを作成しました
• Pascal Neis さんと Dennis Zielstra さんが、新しい出版物 “Recent Developments and Future Trends in Volunteered Geographic Information Research: The Case of OpenStreetMap” を公開しています.
• 航空写真をもとにトレースを行う場合、画像のオフセットには注意してください。たいせつな情報がwikiに掲載されています。JOSMはプラグインとして、オフセットコレクションを導入することもできます
• OSM貢献者 svimikさんが、OSMエストニアの最新統計を作成しました
• OSM USはワシントンD.C.で開かれるState of the Map USカンファレンスで “主に女性を対象とする特別基金支援“を設けました。

Authors: Pascal & Dennis – (thx @ “Wochennotiz”)

本日、OpenStreetMapは、openstreetmap.orgウェブサイトのすべてのページに対して通信暗号化 (SSL) を有効化し、ユーザのプライバシー強化を行いました。

現在、サイトの閲覧は、https://openstreetmap.org (‘https’ に注目ください)からも可能となっています。これにより、サイト閲覧時にスプーフィング(訳注:なりすまし・盗聴)されることを防ぐことが可能です。

OpenStreetMapは Open Rights Group および Electronic Frontier Foundation を支持し、個人のプライバシー権とインターネットの自由をより強化することを主張します。そのために、私たちはすべての人々に最高品質の “自由な(Free/Libre)” 地理データ資源を提供し続けます。

私たちがこの機能を公開するこの日が “Day We Fight Back” キャンペーンと同日であることを誇りに思います。

OpenStreetMapに関連するその他プライバシーに関する議論は、こちらのwikiページで討議されています。

2014/01/13 – 2014/01/27
OpenStreetMap (OSM)の世界で起きているあらゆる出来事の要約です。

• Richard Fairhurstさんが、OSMメインサイトに経路探索機能を追加するコードを作成しました。こちらがそのコードとデモサイトです。画面左上の”Get Directions”をクリックしてみてください
• ステッカー: “We’re On The Map!”
• OSM貢献者 cosmicpop さんが 20,000,000番目の変更セットを作成しました
• 現在、100,000個以上の地図ノートがレポートされています。簡単な統計はこちら
• OpenStreetMap人道支援チーム(HOT): Support Haiyan/Yolanda Reconstruction – Contribute Public Use UaV (Drone) Imagery. (Hayan/Yolandaからの再興 – UAV(ドローン、無人航空機)撮影画像の公的利用について)
• Harry Woodさんが “タイフーン・クライシスマッピング・OpenData研究所でのトーク” で発表したスライドと音声、ノートが公開されました。彼はHOTウェブサイトのブログ投稿でも、”Some editing stats from the Typhoon Haiyan response“(Haiyan台風対応におけるデータ編集統計) について触れています
• タクロバン市の Google Crisis Map が、OSMのサポートを開始しました
• Richard WeaitさんがOSMレンダリングエンジンでのマッピングについて非常に興味深いトピックについてブログを投稿しました
• Serge Wroclawskiさんによる „OpenStreetMapの編集合戦“ の記事が公開されています
• Tom Chanceさんが、ロンドンのOSMデータを計画立案の材料として使っています
• Frederik Rammさんが、それぞれの地域の範囲矩形における地図タイルの数と大きさについてウェブページを公開しました
• Node-tileserver が公開されました。Node-tileserverは、NodeJSを使った軽量のタイルサーバです。ベクタタイルとビットマップタイルを配信する機能をもち、高速な処理とインストールの簡便さを備えたOpenStreetMapのデータレンダリングを実行できます
• OSMデータを元にした、世界中の鉄道・電車経路探索サイト
• OSMをもとにデスクトップの壁紙画像を作る方法

Authors: Pascal & Dennis – (thx @ “Wochennotiz”)

2013/12/30 – 2014/01/13
OpenStreetMap (OSM)の世界で起きているあらゆる出来事の要約です。

• ブエノスアイレス (アルゼンチン) が、次回のState of the Map (SotM) 2014をホストすることになりました
• 世界がOSMを必要とする理由
• さようなら 2013、こんにちは 2014！
• OSM: A Year of Edits 2013
• Mappy New Year！ 2014年の、そしてOSM10周年のご予定はいかがですか
• OSM UK: 今年、何をするべきか？
• 著作権表示など (言い争い)
• スイスには何人のマッパーがいるのでしょう？
• サルバドール・マッピングパーティ(バヒア・ブラジル) の報告
• 中央アフリカ共和国でのHOT活動: 現在の進捗レビュー
• 次回のカールスルーエ・ハックウィークエンド(ドイツ) は2014年2月15日、16日の開催です
• OSMゲーム Kort に修正が加えられ、OSMデータベースを更新できるようになりました
• GraphHopperとJavaを使って、Rapsberry PiでOSM経路探索を行なう
• Badita Florinさんが、 state of the map Romania 2013 について、最初の版を公開しています

これまでヨーロッパ、北アメリカ、アジアで開催されてきたSotMですが、次回はまた別の大陸へ探索の歩を進めます。私たちはここに、第8回の開催となる次回 State of the Map 2014 カンファレンスを、アルゼンチン、ブエノスアイレス(地図)で開催することを発表します。開催予定日時は11月7−9日となります。

OSMは地球上のあらゆる場所に参加者が存在する、まさしくグローバルなプロジェクトです。アルゼンチンでSotM14が開催されることによって、南アメリカで行われているOSMの活動が世界に示され、そして、イベントを通じて現地で活躍するOSMコミュニティがより強まることになるでしょう。

今年の休暇の予定がまだ決まっていない方は、春のアルゼンチンを是非ご検討ください。(そう、11月のブエノスアイレスは春なのです)

ヨーロッパや北アメリカからアルゼンチンは少し遠いとお考えの方には、SotM-EU (カールスルーエ、6月13−15日) あるいは SotM-US (ワシントンDC、4月12, 13日) もございます。こちらへの参加もお待ち申し上げております。

SotM14に関する続報は、今月末に公開予定です。それまで少々お待ちください。

(image by benontherun.com cc-by-nc-sa 2.0)

2013/12/16 – 2013/12/30
OpenStreetMap (OSM)の世界で起きているあらゆる出来事の要約です。

• 次回のState of the Map Europe (SotM-EU)の発表内容募集が開始されました
• JOSM OSMエディタの新バージョンが公開されました。WindowsユーザはJavaのバージョンを7に変更することが推奨されます
• Simon Pooleさんがスイスの “Street Name Completeness Statistics” (ストリート名称の登録状況統計) を更新しました
• SK53さんがブログで、フリーライディング形式のオフピステ・OSMスキールートについて書いています
• Steven Vanceさんがブログ投稿で、シカゴの自転車ガイドでの正しい自転車経路確認の作業について触れています
• ハイキング＆トレイルライディングマップのデザインが少し変わり、英語での表示が復活しました。お試しはこちら
• OSM貢献者 MorbZさんが、OSM上の店舗やバー、レストランなどの開店時間 (opening_hours)を表示編集できる iOSアプリを公開しました

Authors: Pascal & Dennis – (thx @ “Wochennotiz”)

2013/12/02 – 2013/12/16
OpenStreetMap (OSM)の世界で起きているあらゆる出来事の要約です。

• State of the Map Europe (SotM-EU)の次回開催は2014年6月13−15日、場所はカールスルーエ応用科学大学(ドイツ)です
• State of the Map United States (Sotm-US)の次回開催は2014年4月12−13日、場所はワシントンDCです
• US Winter Editathon 2014の次回開催は2014年1月18−19日です。場所はこちらで公開されています
• ベルリン (ドイツ) OSM hack weekend の次回開催は2014年1月24−25日です
• Bluehost.com社より、OSMタイルサーバを新規に2台寄贈頂きました
• 2013年12月に、OSM主要インフラへデータベースサーバが追加されました
• Simon PooleさんがOSM新規参加者についての統計を発表しています
• Haiyan台風における、英国赤十字、米国赤十字、OpenStreetMap人道支援チーム(HOT)の協力体制についてブログ投稿があります
• Kate Chapmanさんによるブログ投稿 “OpenStreetMap and Yolanda: A Report from Manila“
• Richard Fairhurstさんたちによって、英国向けの新しいバイクマップが制作されました
• Andy Allanさんによるブログ投稿で、’0.00000000000′という値を持ったOSMの標高タグ、そして壊れたOSMインポート作業について触れられています
• Aaron Lidmanさんが、OSMにおけるスペルやタグの間違いを防ぐためのnameサジェスチョンインデックスを作成しました。この機能はOSMエディタ iD にも搭載されています

Authors: Pascal & Dennis – (thx @ “Wochennotiz”)

2013/11/18 – 2013/12/03
OpenStreetMap (OSM)の世界で起きているあらゆる出来事の要約です。

• 2013年12月から、OpenStreetMap.orgのデザイン変更作業が行われています。作業に関する詳しい情報はこのブログ投稿に記載があります
• uMapにいくつかの改良が加えられました。uMapを使うことにより、OpenStreetMapのレイヤを簡単に作成し、あなたのウェブサイトに地図を埋め込み表示させることが可能です。
• Seth Vincentさんが leaflet のイントロダクションを書きました。さらに Chris Hillさんは leaflet の使い方チュートリアル (1 & 2) を公開しています。Leafletはモバイル機器での動的地図表示に適した、オープンソースのJavaScriptライブラリです。
• パリで開かれた #hackess ハッカソンで、OSRMとOSMデータを使った車椅子利用者のための経路探索プロトタイプが開発されました。デモサーバはこちら
• スペイン語のOSM JOSMエディタの使い方チュートリアルビデオが公開されています
• Peter Karichさんによる、自分でOSM graphhopper経路探索サービスをセットアップする方法についてのブログ投稿があります
• OSMフランスは、フランスのOSM行政区境データについて品質研究を開始しました
• Rafa GutierrezさんがGoProビデオマップの作成法についてブログ記事を書いています
• OSM貢献者 Beleckerさんが、新しいJOSMプラグイン(Tracer2)を公開しました。このプラグインは(写真ではなく)画像から建物の形状をエリアとして抽出します。より詳しい情報はOSM wikiに掲載されています
• Adam Jordanekさんが、バーや居酒屋、レストランなどを開店時間 (opening_hours)をもとに表示させるウェブサイトを作成しました。ぜひお試しください
• SK53さんが、先日ロンドンで開催されたOSM hack weekendの様子をブログに投稿しています

Authors: Pascal & Dennis – (thx @ “Wochennotiz”)

みなさまからのあたたかいご支援と、地域で活躍するコミュニティメンバーの努力の結果を受け、OpenStreetMapのタイル画像配信インフラは成長を続けています。

今回、OpenStreetMapのタイルキャッシュネットワークに2つのタイルサーバ nadder-01 と nadder-02 が追加されました。サーバの設置場所はアメリカのユタ州, プロボで、アメリカ大陸へのタイル配信を担当します。

タイルの配信先は、GeoDNSで示される利用者の位置によって配分されます。OpenStreetMap財団は引き続き、新たなタイル配信サーバを募集しています。もしタイルサーバの設置とホスティングの寄与を検討いただける場合、OSM WikiのTile CDN仕様ページを参照いただければ幸いです。

今回実施されたOpenStreetMapインフラ拡張作業に関して、BOSSチーム (Bluehost Open Source Solutions)、とりわけ Bluehost.com の Jared Smith さんに感謝の意を表します。

OpenStreetMap 財団は、OpenStreetMapプロジェクトを支援するために組織された非営利団体であり、英国に拠点をおいています。当財団は、誰もが利用でき、共 有できる地理空間データの提供、そして自由な地理データの拡大と改良、配信に従事しています。当財団はOpenStreetMapプロジェクトを支えるイ ンフラを引き受け、その管理を行っています。OpenStreetMapプロジェクトは、みなさまから寄せられる様々な形のご支援によって支えられていま す。