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財団理事会

UNMaps会議 2024でのOpenStreetMap

OpenStreetMap財団の理事会メンバーであるSarah Hoffmannは、先日、スペイン、バレンシアで開催された第3回UNMaps会議でOpenStreetMapプロジェクトについて発表し、クラウドソーシングされたジオデータに関するパネルディスカッションに参加しました。

UNMaps会議は、国連の様々な組織のGIS専門家が一堂に会する会合で、2024年は約100人が参加しました。国連事務局、ユニセフや国際刑事裁判所(ICC)などの様々な国連機関、そして国連平和維持活動から代表者が参加していました。外部のパートナーや貢献者に対しても作業を発表し、議論に参加するよう定期的な招待が実施されています。OpenStreetMapは、すでに彼らの業務で重要な役割を果たしていることから、OSMF理事会に対して会議へ参加し、OpenStreetMapコミュニティを代表するよう依頼がありました。広範なOSMコミュニティからは、HeiGITの研究者と人道支援組織HOTからマッパーが招待されました。

Sarahは「OpenStreetMapとは何か、は、誰に対しても説明する必要がありませんでした」と述べています。「OpenStreetMapは国連内で日常的に使用され、よく知られています。国連地図部門が国連内で作成する地図は、主に国連の公式方針に従って境界線や名称を置き換えつつ、OSMデータを大量に使用しています。」

“Crowdsourcing Geospatial Information” Panelists from left to right: (host) Michael Montani (UNMappers; (panelists)
Benjamin Herfort (HeiGIT), Sarah Hoffmann (OSMF), Sam Colchester (HOT).

国連の様々な組織が活動する多くの地域では、OpenStreetMapは地理データの最良の(時には唯一の)の情報源となっています。したがって、ほとんどの発表でOpenStreetMapデータを使用した基本地図が紹介されました。しかし、それだけにとどまりません。国連のユーザーも、地図を使用する地域のなかで地図の改善や完成に寄与しており、UNMappers コミュニティが組織的なマッピング活動を行うことで国連をサポートしています。

Sarahは、”地図データのエラーにどう対処するか?” という質問に対し、iDエディタについて活発な議論を交えつつ、OSMとその運営について質問に答えました。 . さらにSarahはデータ品質とマップデータにおける現地の知識の重要性に焦点を当てた、クラウドソーシングデータに関するパネルディスカッションにも参加しました。

議論は廊下でも続きました。Sarahによると、OSMに適したデータの種類、コミュニティと最良の形で関わる方法、そして共通の目標を達成するための平和的協力における世界的コミュニティの一員であることについての非公式な会話がありました。

Sarahは「この会議は相互理解を深める素晴らしい機会となりました。国連の日常業務でOpenStreetMapデータがこれほど多く使用されていることを目の当たりにし、プロジェクトがいかに成長し、さまざまな活動において私たちのデータがいかに不可欠になっているかを改めて実感しました」と述べています。


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OSMF財団 2024年春季会議のハイライト

OpenStreetMap財団(OSMF)理事会は最近、対面式(F2F)の戦略会議を開催しました。そこで議論された内容について、進捗状況をご報告します。

私達は4月27日と28日にフランクフルトで会議を行いました。本会議は、私たち一部のメンバーにとっては初めての対面式会議となりました。

この会議を通じ、私たちは戦略の検討と改善を行い、より深い絆を育み、OSMコミュニティに効果的にサービスを提供できるようになりました。一堂に会することで、お互いの視点への深い理解を育み、コミュニケーション戦略を磨き、OSMFが直面する最も差し迫った課題に集中することができました。

為すべきことが目白押しの週末、私たちは幸運にも、信頼できるファシリテーターであるGunnerの指導を受けることができ、彼に議論をナビゲートし、対処すべき項目の優先順位付けを助けてもらいました。彼は私たちに効果的なコミュニケーションを促し、本当に重要なことに焦点を当て直し、多くの作業とゴールの優先順位付けを助けてくれました。彼の助言のおかげで、私達は一緒に過ごす時間を最大限に活用し、重要な問題に真っ向から取り組むことができました。また、彼のサポートにより、私たちは内部運営を刺激するだけでなく、OSMコミュニティとの効果的な関与のための確かな基盤を築くことができました。

一同に会することで、私たちは課題により効率的に対処し、革新的なソリューションを立案し、将来のイニシアチブの基盤を築くことができました。今後、理事会は行動項目の進捗状況をコミュニティに共有することにワクワクし、やる気が湧いてくるのを感じています。これらのイニシアチブの一部は短期的な成果をもたらしますが、他のものは完全に実を結ぶのに時間がかかるかもしれません。しかし、私たちは透明性と説明責任に取り組んでおり、皆さんコミュニティと一緒に成果を祝福できることを心待ちにしています。

会議での議論や行動の詳細はOSMFウェブサイト(こちら)でご覧いただけます。

F2Fで会合を持ち、絆を深められたことに大きく感謝しています。そしてこれにとどまることはありません! 今年開催される、ナイロビでの State of the Map での次の対話の機会を心待ちにしています。 このイベントは、理事メンバーだけでなく、何より大切なOSMコミュニティのメンバーとつながり、アイデアを交換し、OpenStreetMapを最高のものにするための協力作業を続ける貴重な機会を提供してくれるでしょう。


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OpenStreetMap Foundation理事による2024年の展望

2024年は早くも駆け足で進んでいます。新しいOSMF理事会は、重点分野に熱心に取り組み、戦略計画の実施に努めています。 2023年の “伝統 “に続き、各理事から今年の取り組みについて簡単にご紹介します。

皆さまのご意見やご参加をお待ちしています。直接お問い合わせいただくか、OSMFメンバーの方は月例の理事会にご参加ください。

Arnalie

昨年は私にとって早すぎる一年でした。健康上の課題があり、理事として誇れるほどの実績を残せませんでした。しかし、成功と失敗の両面から学ぶ機会となりました!

今年は引き続き、OpenStreetMapコミュニティの拡大と多様化に尽力します。具体的には以下の取り組みを行います。

  • 地域支部の設立支援
    • 昨年は地域支部のページを改訂し、資格要件と必要書類を明確化しました。また、LCCWG(地域支部およびコミュニティワーキンググループ)が主導的役割を果たし、新規申請の審査と地域コミュニティへの働きかけを行いました。
      • 今年は、特に地域部会のない地域で1〜3の新規部会を設立できるよう努めます。新理事のDaniとともに取り組みます。
      • 地域部会の詳細と申請方法:  https://osmfoundation.org/wiki/Local_Chapters
  • OSMFメンバーの増加と多様性の確保
    • 年の前半に、ボランティアチームとコミュニティリーダーと協力してメンバー募集キャンペーンを実施
    • OSMFワーキンググループの目標、プロセス、運営などを見直し、ワーキンググループへの参加を促す基盤を整備
    • アクティブコントリビュータメンバーシップの申請要件を見直し、対象者に適したものとする
    • 理事会でコミュニティプロジェクトの発表を行い、地域コミュニティへの露出を高める
    • 目的と構成の適正性を確認し、多様性とインクルージョン委員会を再活性化
  • 地域およびナショナルレベルのState of the Mapの支援
  • 様々なイベント・カンファレンスでOSMFを代表し、オープンコミュニティへの認知向上と現地コミュニティの声に耳を傾ける

詳細は私のOSM日記をご覧ください:  community in the map and at the table: my first year and continuing plans as OSMF board member

コミュニティについてご相談がありましたら、arnalie [at] osmfoundation [dot] orgまでお問い合わせいただくか、(https://www.openstreetmap.org/user/arnalielsewhere)からメッセージをお送りください。

Craig

理事就任当初は、OSMFの内部事情を全く知らず、外部から見えていた問題点の改善に注力していました。しかし今では事務局長と財務委員会の委員長を務め、財団の運営に影響する内部問題の解決に重点を置くようになりました。現在は、システムの改善に尽力し、OSMFが今後10年間でどのように発展していくべきかについて、明確な展望を示すよう努力しています。財団を大きくすることよりも、現在の業務を効率的に行い、財団の改善が広く認知されるよう心がけています。

Dani

OpenStreetMap財団の理事会のメンバーとしてこの旅に参加できることを、光栄に思うとともに感謝の念に堪えません。このダイナミックで影響力のあるコミュニティに貢献できる機会は、私にとって畏れ多いものでありながらも、胸が高鳴る思いです。この役割に就くにあたり、私にはまだ学ばなければならないことが多くありますが、コミュニティメンバーの皆さまから豊富な知識と経験を得られることを心待ちにしています。今年の主な目標は、コミュニティ内のさらなる団結を図り、我々のプログラムを継続的に実施できるよう資金調達を強化し、OpenStreetMapコミュニティの全メンバーに対する献身的な連絡係を務めることです。 この目標に向けて、私は謙虚さと決意を持って取り組む所存です。協力とインクルーシブな姿勢こそが私たちの成功の鍵であると理解しているからです。このエネルギッシュなコミュニティに身を投じ、有意義な絆を結び、オープンマッピングによる人々の力強い活動を支援するという私たちの共通のビジョンに向けて、皆さまと共に邁進していくことを心より楽しみにしています。

Guillaume

2024年はOSMFにとって転機の年となります。理事長として、これから控えている大きな変更が円滑に進むよう尽力します。

最も重要な変更点は、ベクトルタイルの導入です。プロジェクトの進捗状況に合わせて、年間を通して毎月ブログで報告していく予定です。  すでに最初の記事は公開 されており、 Paulさんのデモも体験できます。

EU への移転も 興味深い変化となるでしょう。Brexitの影響で英国での活動が困難になったため、移転作業は多大な労力を要しますが、避けられません。ルクセンブルクの当局者との協議は有望でしたが、ベルギーも検討しています。ビジネス環境の良さ、コミュニティの存在、OpenStreetMapの利用状況、財政的・非財政的インセンティブなどを総合的に勘案します。

今年は、 新しい予算システムの下で初めての運営となります。この新システムにより、すべての支出を予算に容易に関連付けられるようになりました。つまり、寄付金がどのように使われているかを明確に示せるようになり、単なる数字やスプレッドシートを超えて、信頼と説明責任を果たせるようになります。この仕組みは、私が財務担当理事を務めていた頃から準備を重ねてきたものです。これにより、より効果的な資金調達が可能になるでしょう。

実際、資金調達は私たちが目標達成のために取り組まなければならない重要な分野です。最大級のOSMデータ利用者の中には、まったく寄付をしていない企業もあります。これまでは主に大手テクノロジー企業から寄付を受けてきましたが(感謝します!)、今後は政府機関、人道支援NGO、公共交通機関など、OSMのエコシステムに携わるその他の分野からの寄付を増やし、収入源の市場循環への依存度を下げる必要があります。

また、帰属表示(Attribution)も重要な課題です。これは単なる対面を保つためではなく、地図の改善につながる好循環を生み出すためです。  著作権ページ はウェブサイトで最もアクセス数の多いページですが、改修が求められています。単なる法的要件に留まらず、新規の寄付者や投稿者を呼び込むツールに変身させる必要があります。

昨年、イスラエルとウクライナでの大規模な荒らし行為が発生しました。当面の対処はできましたが、根本的な対策が必要です。投稿データがAPIに流れ込む前に適切に審査できれば、データの質が向上し、脆弱性を解消できます。迷惑メールフィルタのように、DWGがルールを設定し、自動審査エンジンを構築するのが理想的です。もちろん大規模なエンジニアリングプロジェクトとなり、慎重な計画が求められます。

私たちの長年の取り組みの1つに、運用の信頼性向上があります。少しずつ様々な改善を重ねることで、単一の障害によるリスクを低減することができます。  興味があれば、未解決のチケット の解決にご協力ください。

過去数年、私はOSMFに積極的な人材採用を提案してきました。十分な資金があれば、12人のスタッフを雇うことができます。運営やプロジェクトの管理は、ボランティアだけでは手に余る作業量です。OSMFの専任理事の採用を目指し、このようなアイデアを具体化したいと考えています。

これらの目標を阻んでいるのは、ビジョンや才能の欠如ではなく、人手と時間の不足です。実現に向けて力を貸していただける方は、ぜひご寄付あるいはワーキンググループへのご参加をご検討ください。

Mateusz

OSMF理事に就任して1年が経ち、これまでに合計390時間をOSMF関連の業務に費やしてきました。最近では予算策定の議論に時間を費やしましたが、それ以前にはOpenStreetMapの帰属表示の徹底、次回のState of the Map Europeの準備、ワーキンググループとの連携、戦略計画へのコミュニティフィードバックの反映、コミュニティ全体、作業部会、会員との様々なコミュニケーション、多くの討論と会議にも携わってきました。

現在は、今年度の予算プロセスを振り返り、来年度にどのように改善すべきかを検討中です。
また、ライセンス上求められているOpenStreetMapの帰属表示を促進する取り組みを続けていきます。
さらに、OSMFの資金がどのように使われているか、そしてより多くの資金を得られた場合にどのように使われるかを明確にし、コミュニティにわかりやすく伝えるとともに、潜在的な寄付者に対しても適切な資金の使途を示し、寄付へとつなげていきたいと考えています。

最後になりましたが、すべてのマッパー、ワーキンググループやその他の形でお手伝いいただいている皆さま、寄付をしてくださった皆さま、OpenStreetMapのデータ編集や利用を容易にしてくれるさまざまなソフトウェアをリリースしてくれた皆さま、そしてOpenStreetMapデータを興味深く有益な形で活用してくれる皆さまに、心よりお礼を申し上げます。

Roland

過去数年、財団のボランティアは、安定したプラットフォームの維持と並行して、長年の宿題となっていたソフトウェア開発をこなすことが求められてきました。  osm.org でのベクトルタイルがその一例で、もはや夢物語ではなく、現在進行中の作業になっています。

理事会の役割は、これらの目標を達成するための資金調達にあります。昨年のAllan MustardさんによるState of the Map Europe の基調講演では、これまでの取り組みと今後の課題が的確に示されました。

理事会は、慈善団体への寄付に慣れた人々にも納得いただけるように、財務を体系的に整備する予定です。そうすれば、財団の財務は過去に比べてはるかに透明性の高いものとなります。NPO財務の専門家であるHarrisonさんの力をGuillaumeさんが借りられたことを、私は本当に喜ばしく思っています。理事会は予算の策定と予測を行い、作業部会と緊密に連携を取り続けることで、財政の健全性を確保するとともに、作業部会の最大限の貢献を果たせる環境を整備します。

Sarah

OSMFの理事会では年明けから予算と支出について集中的な議論が行われています。戦略計画を推進するために必要なすべての活動に対する資金調達は、2024年も重要な課題になるでしょう。しかし、それ以外にも、財務管理のルール策定、プロジェクト管理体制の整備、請負業者との作業方法の確立など、整備すべきことがあります。昨年から財団のEU移転に向けた実務的な作業を開始しており、今年も継続して取り組む予定です。最後に、OpenStreetMapの20周年を祝う機会として、皆さまにナイロビでのState of the Mapにぜひお越しいただきたいと思います。

マイクロソフト、OpenStreetMap支援のため15万ドルの寄付を約束

OpenStreetMap Foundation Boardは、OpenStreetMapプロジェクトとコミュニティ向けの寄付として、Microsoftから15万ドルを受け付けたことを発表します。この大きな支援は、OSMの運営とインフラの改善に直接利用されるほか、ローカル、リージョナル、グローバルなState of the MapイベントなどのOSMコミュニティの活動資金にも使われます。

マイクロソフトでは、金銭的な貢献だけでなく、オープンな地図データを全面的に受け入れ、奨励し、ボランティア活動や開発努力を通じてコミュニティに積極的に参加することで、OpenStreetMapを支援することを約束します。

Marko Panić, Principal Lead Product Manager at Microsoft

今回の寄付金は、以下のように配分されます:

重要なことは、マイクロソフト社は金銭的な寄付だけでなく、「実働面」の寄与を通じてOSMを支援する、ということです。技術的な専門知識とエンジニアリングリソースを提供し、他の企業、非営利団体、その他の団体にOSMの重要性を認識させる手助けを行い、OSM諮問委員会で重要なコンサルティングの役割を果たしています。

OSM諮問委員会は、企業と地域社会を結びつけるOSMコミュニティ内のユニークなグループです。  各地のガイドラインを熟知し、開発プロジェクトを先導し、教育やイベントを通じてOSMマッパーを結びつける地域コミュニティと、OSMを利用・貢献する企業との間に、積極的なつながりを構築しています。

— Mikel Maron, OSMF理事

マイクロソフトは、その存在、寄付、その他の支援を通じて、iDエディタのメンテナンスに多大な支援を提供し、OSMのサインアップフローの改善に取り組み、BingのMap builderを通じてOSMをより多くのユーザーに紹介してきました。 OSMF理事会はOpenStreetMapの成功への多くの貢献に感謝しています。

OSMFは、OSMの技術開発、運営、コミュニティへの財政的支援だけでなく、実働面での支援も歓迎します: 


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OSM財団広報 企業スポンサー向けメンバーシップガイドラインの改定

OpenStreetMap Foundation(OSMF)は、OpenStreetMap(OSM)のデータを製品やサービスに利用する企業や団体向けの新しいガイドラインを発表しました。 この新しいガイドラインでは、OSMデータを使用・編集する事業体とOSMプロジェクトの間の権利と責任を明確にし、また、事業体が資金提供やアドバイザー的な立場で地図を支援する方法についての指針を示すものです。

抜粋:

  • ブロンズ・レベル以上の法人会員は、OSMF諮問委員会の参加権が与えられます。
  • これまでと比較して、年会費は50%増加します。
  • OSMFが行う「コンサルテーション」が、最上位である「プラチナ」レベルの特典として追加されました。
  • それぞれのメンバーシップのレベルに応じて、新しい指針が示されました。 

ツール、編集、スポンサーシップ、寄付でOSMを支えるという伝統

OSMF理事会に長く在籍するMikel Maron氏は、ブロンズレベル以上の企業メンバーに諮問委員会への参加権を開放することは、委員会がコミュニティに提供する価値の直接的な結果であると指摘しています: 「OSMを利用し、改善している組織と関わることができるのは、OSMの計画と運営において貴重な洞察の源となります。特に、相談や財政的な貢献など、それ以上のことをしてくださる組織には感謝しています。これらの組織の多くは、長期にわたってプロジェクトの共同開発者や友人として貢献してくれています」 Maron氏は、OSMF企業メンバーシップのガイダンスと価格変更は、OpenStreetMapの財務管理を改善するための全体的な施策の一部であると指摘しています。

The ability to engage with companies who use and improve OSM is a valuable source of insight in our planning and operations. We especially appreciate companies who go above and beyond in their willingness to both consult and contribute financially. Many of these organizations have served as co-developers and friends to the project for the long term. ” –Mikel Maron, OSMF board member

2023年に初のプラチナ会員となったTomTomをはじめ、ゴールド会員としてMapbox、Esri、Gojek、Grab、Graphhopper、Meta、Microsoftなどが、法人会員としてOSMを支援してくださっています。 また、新ガイドラインのもとで最初にOSMFの法人会員に登録くださった2社も温かく歓迎します: StadiaMaps、そして最初の政府機関としてイリノイ州Kendall郡が法人会員に加わっています。

OSM企業会員の一覧

2024年以降のOSMF財務状況

理事会が公開している第二次戦略計画草案では、以下のようないくつかの重要な財務目標が示されています:

  • 収益戦略の更新
  • 財務管理方針の確立
  • コミュニティへの財政的支援提供
  • 財政インフラの強化

戦略計画の前文では、理事会はOSMプロジェクトで必要となる規模に対し、新しいアプローチが必要になると述べています “OSMFの主な焦点は、インフラが利用可能であり続けることを保証することでなければならない… [and for] OSMがボランティアによって推進されるプロジェクトであり続けるためには、ボランティアに過度の負担をかけないように注意する必要がある。 OSMFは、財政面そして運用面のサポートを行うことで、これを支援することができる。

OSMプロジェクトの現在の規模は、決して大げさに誇張しすぎることはない。OSMのボランティアは過去約20年間で80億のデータポイントを地図に書き加え、毎月何億ものAPIコールが行われている。OSMデータを利用することで、よりスマートな都市の構築、交通渋滞の緩和、サプライチェーン問題の解決、気候変動研究の推進、人々が食料を育てたり、きれいな水を見つけたり、医療やその他の助けを求めたり、ローカルビジネスを構築したりする手助けなど、数多くのユースケースが存在しています。OSMの編集者はまた、数百にも及ぶ人道的なユースケースを通じて、何百万人もの人々を支援しています。 アクセンチュアの試算によれば、そのデータが企業や政府に提供する価値は数十億ユーロにのぼると見積もられています。 

The use cases for OSM data include building smarter cities, reducing traffic congestion, solving supply chain issues, powering climate change research, and helping people grow food, find clean water, reach medical and other kinds of help, and build local businesses. OSM mappers also help millions of people through hundreds of humanitarian use cases

OSMは、このような世界規模のプロジェクトであるにも関わらず、財政的コストは比較的小規模です。OSMFは、フルタイムの職員1人、パートタイムの少人数のスタッフ、そしてすべてボランティアの理事会という、極めてスリムな非営利団体として運営されています。 より多くのシステム管理者、プロジェクト管理、ローカルコミュニティを支援するためのリソース、そしてインフラやクラウドのコストをまかなうための資金が必要とされています。

OSMFの財政ガバナンス詳細

組織として個人として関わる、OpenStreetMap支援の方法

個人や組織としてOpenStreetMapを支援しようとする場合、以下のような方法があります:


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OSM財団理事選挙 2023

The OpenStreetMap logo, with text

来る12月、OpenStreetMap財団 (OSMFJ) の理事選挙が行われます。 投票は12月2日16:00 UTCから始まり、12月9日に開催される2023年年次総会において結果がアナウンスされます。

選挙対象の議席

この選挙では少なくとも、任期が終了となる3つの議席(Guillaume Rischard氏、Mikel Maron氏、そしてRoland Olbricht氏)が対象となります。対して、Arnalie Vicario氏、Craig Allan氏、Mateusz Konieczny氏そしてSarah Hoffmann氏は続投となります。理事会の議席数は合計7席となっています。

Guillaume Rischard氏とRoland Olbricht氏はすでにもう一度立候補する意向を決めています。Mikel Maron氏は財団の定款に基づき、再立候補はできません。 すべての理事は無償のボランティアです。

投票資格

すべての通常会員 [1] および賛助会員 [2] (アクティブコントリビュータメンバーシッププログラムを通じたメンバーを含む)は選挙の投票資格を有します。具体的には以下を満たしていることが条件です:

  • 年次総会の開催日から90日前までの期間を通じて、通常会員または準会員であること。
  • 総会の開催7日以上前までに、会費の支払い滞納がないこと。
  • 自然人(人間) であること。
[1] Normal members provide their full residential address and can vote on all General Meeting resolutions. Their residential address may be disclosed to other members.
[2] Associate members provide just their country of residence - which may also be disclosed to other members - and can vote - but not on all General Meeting resolutions. Additionally, they cannot be board candidates.

なお、「90日間」とは、年次総会が予定通り2023年12月9日に開催される場合、現在の会員資格の開始日がUTC時間で2023年9月10日(日)開始以前でなければならないことを意味します。

2023年の総会までにOSM財団会員資格が終了してしまう方が投票を希望する場合、必ず事前に資格を更新してください。会員資格の終了日や区分を確認するには、前回の会員資格更新の際に受け取ったメールをご確認ください。Eメールが見つからない場合や、会員更新の自動リマインダーが届いていない場合は、メンバーシップワーキンググループのボランティアに問い合わせください。

理事の規約、責任、そして立候補理由

理事の規約、責任、そして立候補理由については、OSM wikiのリンクを参照ください。

財団の活動の多くはワーキンググループのボランティアによって行われており、財団への支援を希望されるかたは、ワーキンググループへの参加も検討ください。

現理事、および過去に理事を務めた何人かは、他人から勧められるまで理事として立候補することは思いつかなかった、と述べています。理事に立候補するかどうか、他のかたに立候補を勧めるかどうか、考えてみてはいかがでしょうか。

理事立候補の詳細規定

理事への立候補には以下の条件が必要です。

  • 年次総会の28日前までに、OSM財団の通常会員であること。
  • 年次総会の180日以上前に、通常会員あるいは賛助会員であること。
  • 理事としての活動を希望すること。
  • 法的にそれらが禁止されていないこと。
[3] 180 days: OSMF membership start date before 12 June 2023, if the Annual General Meeting takes place on 9 December 2023, as scheduled. 

もしあなたが賛助会員で、その他の条件を満たしている場合、通常会員に変更することが可能です。メンバーシップワーキンググループにご連絡の上、 ご住所をお知らせください。

OSM財団会員による決議案

OSM財団の会員は、決議案を提出し、会員に投票を求めることができます。決議案が投票対象に加えられるには、投票権を持つ会員の少なくとも5%の支持を得る必要があります [4] 。詳しくは以下を参照ください: 2006年会社法: 書面による決議案の配布を求める会員の権限 決議案を審議対象とする期限は、2023年10月25日となる見込みです。今後数週間以内に、OSM wikiで主要な日付が公開されますので、チェックしてください(以下リンク)。

[4] If the vote would take place today, you would need the support of at least 76 OSMF members eligible to vote. Please note that this number will change.

2023年理事選挙および年次総会関連情報

2023年理事選挙、および年次総会のそれぞれに関する情報は、今後数週間以内に以下のページで詳細が公開されます:

もしすでにOSM財団の会員である場合、osmf-talk (OSM財団会員メーリングリスト) で最新情報をチェックすることもできます。 osmf-talkへの登録は、OSM財団会員であればこちらから可能です。(OSM財団会員登録で利用しているメールアドレスを使用してください) アーカイブはこちらになります

通常、選挙がどのように行われるかを知りたいかたは、OSM wikiやOSM財団ウェブサイトの前回選挙に関するページをご覧ください。

About the OpenStreetMap Foundation

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コミュニティ協議事項: OSMF戦略計画 第2稿

OSM財団理事会は、この3ヶ月間の作業のなかのひとつとして、OSMF戦略計画を改訂してきました。そしてこのたび、OSM財団会員、そしてOSMコミュニティからのフィードバックを得るため、理事会は書き直された計画をここに共有します。

戦略計画の最新版はこちらです。 あなたが感じたこと、考えたことを、ぜひコミュニティフォーラムメーリングリストで共有してください。

抜粋: 

以前のバージョンに対するみなさんのフィードバックは、現在の状況を形作るにあたり、極めて役に立ちました。この文書では多くの変更が見られます。  

  • 計画に前文を追加し、私たちの現在地と進むべき方向について全体像を示しました。
  • 計画は、OSMF理事会がその活動を組織する4つのクラスタ(技術インフラコミュニティ開発、制度開発、財務ガバナンス)を骨子としています。 
  • これらのクラスタにはそれぞれ目標が設定され、主要な行動についても言及されています。さらに重要な点として、OSMFのどの部門がその具体的な活動内容を模索し、実行に移す責任があるかが示されています。
  • 全体として、計画はより簡潔で明確なものとなり、OSMFの活動を理解するための確かな基礎となっていると考えています。

次の活動 

私たちは今後3週間、継続的にフィードバックを検討し、その後、9月中旬に予定されている会合で討議します。しかる後、フィードバックに基づいた追加修正を行い、2023年9月21日の9月理事会にて計画を正式に採択する予定です。

ぜひ、みなさんの考えをお聞かせください。そして、このプロセスに参加してくださるすべてのひとに感謝を!


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