Author Archives: nyampire

OpenStreetMapユーザプライバシー機能強化

本日、OpenStreetMapは、openstreetmap.orgウェブサイトのすべてのページに対して通信暗号化 (SSL) を有効化し、ユーザのプライバシー強化を行いました。

現在、サイトの閲覧は、https://openstreetmap.org (‘https’ に注目ください)からも可能となっています。これにより、サイト閲覧時にスプーフィング(訳注:なりすまし・盗聴)されることを防ぐことが可能です。

OpenStreetMapは Open Rights Group および Electronic Frontier Foundation を支持し、個人のプライバシー権とインターネットの自由をより強化することを主張します。そのために、私たちはすべての人々に最高品質の “自由な(Free/Libre)” 地理データ資源を提供し続けます。

私たちがこの機能を公開するこの日が “Day We Fight Back” キャンペーンと同日であることを誇りに思います。

OpenStreetMapに関連するその他プライバシーに関する議論は、こちらのwikiページで討議されています。

週間OSMサマリ #87

2014/01/13 – 2014/01/27
OpenStreetMap (OSM)の世界で起きているあらゆる出来事の要約です。

Authors: Pascal & Dennis – (thx @ “Wochennotiz”)

週間OSMサマリ #86

2013/12/30 – 2014/01/13
OpenStreetMap (OSM)の世界で起きているあらゆる出来事の要約です。

ブエノスアイレス SotM 2014

buenosaires_benontherun.com_ccbyncsaこれまでヨーロッパ、北アメリカ、アジアで開催されてきたSotMですが、次回はまた別の大陸へ探索の歩を進めます。私たちはここに、第8回の開催となる次回 State of the Map 2014 カンファレンスを、アルゼンチン、ブエノスアイレス(地図)で開催することを発表します。開催予定日時は11月7−9日となります。

OSMは地球上のあらゆる場所に参加者が存在する、まさしくグローバルなプロジェクトです。アルゼンチンでSotM14が開催されることによって、南アメリカで行われているOSMの活動が世界に示され、そして、イベントを通じて現地で活躍するOSMコミュニティがより強まることになるでしょう。

今年の休暇の予定がまだ決まっていない方は、春のアルゼンチンを是非ご検討ください。(そう、11月のブエノスアイレスは春なのです)

ヨーロッパや北アメリカからアルゼンチンは少し遠いとお考えの方には、SotM-EU (カールスルーエ、6月13−15日) あるいは SotM-US (ワシントンDC、4月12, 13日) もございます。こちらへの参加もお待ち申し上げております。

SotM14に関する続報は、今月末に公開予定です。それまで少々お待ちください。

(image by benontherun.com cc-by-nc-sa 2.0)

週間OSMサマリ #85

2013/12/16 – 2013/12/30
OpenStreetMap (OSM)の世界で起きているあらゆる出来事の要約です。

  • 次回のState of the Map Europe (SotM-EU)の発表内容募集が開始されました
  • JOSM OSMエディタの新バージョンが公開されました。WindowsユーザはJavaのバージョンを7に変更することが推奨されます
  • Simon Pooleさんがスイスの “Street Name Completeness Statistics” (ストリート名称の登録状況統計) を更新しました
  • SK53さんがブログで、フリーライディング形式のオフピステ・OSMスキールートについて書いています
  • Steven Vanceさんがブログ投稿で、シカゴの自転車ガイドでの正しい自転車経路確認の作業について触れています
  • ハイキング&トレイルライディングマップのデザインが少し変わり、英語での表示が復活しました。お試しはこちら
  • OSM貢献者 MorbZさんが、OSM上の店舗やバー、レストランなどの開店時間 (opening_hours)を表示編集できる iOSアプリを公開しました

Authors: Pascal & Dennis – (thx @ “Wochennotiz”)

週間OSMサマリ #84

2013/12/02 – 2013/12/16
OpenStreetMap (OSM)の世界で起きているあらゆる出来事の要約です。

Authors: Pascal & Dennis – (thx @ “Wochennotiz”)

週間OSMサマリ #83

2013/11/18 – 2013/12/03
OpenStreetMap (OSM)の世界で起きているあらゆる出来事の要約です。

Authors: Pascal & Dennis – (thx @ “Wochennotiz”)

OpenStreetMapインフラの提供 – Bluehost

みなさまからのあたたかいご支援と、地域で活躍するコミュニティメンバーの努力の結果を受け、OpenStreetMapのタイル画像配信インフラは成長を続けています。

今回、OpenStreetMapのタイルキャッシュネットワークに2つのタイルサーバ nadder-01nadder-02 が追加されました。サーバの設置場所はアメリカのユタ州, プロボで、アメリカ大陸へのタイル配信を担当します。

タイルの配信先は、GeoDNSで示される利用者の位置によって配分されます。OpenStreetMap財団は引き続き、新たなタイル配信サーバを募集しています。もしタイルサーバの設置とホスティングの寄与を検討いただける場合、OSM WikiのTile CDN仕様ページを参照いただければ幸いです。

tile serving geodns map

今回実施されたOpenStreetMapインフラ拡張作業に関して、BOSSチーム (Bluehost Open Source Solutions)、とりわけ Bluehost.com の Jared Smith さんに感謝の意を表します。

OpenStreetMap 財団は、OpenStreetMapプロジェクトを支援するために組織された非営利団体であり、英国に拠点をおいています。当財団は、誰もが利用でき、共 有できる地理空間データの提供、そして自由な地理データの拡大と改良、配信に従事しています。当財団はOpenStreetMapプロジェクトを支えるイ ンフラを引き受け、その管理を行っています。OpenStreetMapプロジェクトは、みなさまから寄せられる様々な形のご支援によって支えられていま す。

OpenStreetMapを使った障害者向け地図

12月3日は”国際障害者デー“です。

OpenStreetMapでは、障害者に関係性のある地図データの収集も行っています。そしてOSMの編集はだれでも行なうことができます。ぜひあなたもお手伝いください!

あなたが住んでいる地域の地図を編集して、様々な場所が車椅子で利用できるかどうか、あるいは目の見えない方用の点字ブロックが整備されているかを記入してみましょう。また、ちょっとした設備の違いを地図にあらわしておくことで、ほんの小さなその情報が、障害を持ったさまざまなひとたちにとても有益な情報になるかもしれません。

OpenStreetMapの “タグ” は、さまざまな事柄に対応しています。例えばグルテンフリーの食品を扱うお店の情報もありますし、よりシンプルに階段お手洗いに関する情報も扱うことが可能です。詳細な情報を集めようと思うときりがないように思えるかもしれません。ただ、自分の住んでいる地域をみんながそれぞれマッピングすることで、私たちは障害を持ったかたがたにも有益な地図を作り上げることが可能となります。

ここでは、とても興味深い視点で地図表現をカスタマイズしているいくつかのアプリケーションを紹介します。これらの活動が成立するためには、自由でオープンな地理データそのものを直接扱うことができることが必須の条件となっています。:

WheelMap.org は車椅子によるアクセシビリティデータを表現しています。その場所が車椅子で利用できるかどうかは交通信号と同じ赤黄青の色分けで表現され、その他の施設についての情報も同様の区分けで入力することが可能です。

wheelmap-screenshot-enまた、ハイデルベルク大学の研究者は現在、車椅子を使った経路案内サービスの試作を始めています。現時点で対応している言語はドイツ語のみで、サービスの提供は rollstuhlrouting.de で行われています。この経路案内では、スロープの傾斜や、道路の舗装の違い (例えば石畳とアスファルトなど) 、歩道の縁石の高さなどが考慮に入れられています。もちろん、そうした情報はすべて OpenStreetMap にマッピングすることが可能です。

フランスでは、マッパーたちが鉄道の駅について非常に細かいアクセシビリティマッピングを実施しています。活動はフランス国鉄運営会社SNCFが推進するオープンデータ支援活動の一環として、その支援を受けています。毎年開催される私たちのState of the Map (SOTM) カンファレンスでは、Christian Questさんによる報告が行われています。

また、SOTMカンファレンスでは、Haptomaiプロジェクトについても発表が行われました。Haptomaiプロジェクトとは、目の見えない方に役立つ地図を提供しようという試験的な試みのひとつです。その他のプロジェクトについてのリンク、およびこうした試みに参加する方法は、私たちのWikiページ OSM for the blind に掲載されています。

これらのプロジェクトの多くはまだ初期段階です。そして、アイデアを実現させるために一緒に活動してくれる協力者を募集しています。OpenStreetMapはこうしたイノベーションに対して、多くの詳細なデータを提供することが可能です。しかし、そうしたデータを利用できる地域は、誰かがデータを書き入れた場所だけです。

国際障害者デーというこの日、OpenStreetMapを利用してできるたくさんのことを、あなたも探してみてはいかがでしょうか。

週間OSMサマリ #82

2013/11/04 – 2013/11/18

OpenStreetMap (OSM)の世界で起きているあらゆる出来事の要約です。

Authors: Pascal & Dennis – (thx @ “Wochennotiz”)