State of the Map Asia 2017: From Creation to Use of OpenStreetMap Data

ネパール、カトマンドゥで開かれるState of the Map Asia 2017に参加しませんか?

State of the Map Asia (SotM-Asia)はアジアのOSMコミュニティによって毎年開催されている、OpenStreetMapの地域カンファレンスです。最初のSotM-Asiaは2015年インドネシア、ジャカルタで開催され、次は2016年フィリピンのマニラで開催されています。

3回目の開催となる今年のカンファレンスは、2017年9月23-24日、カトマンドゥ、Budhanilkantha, Park Village Resortで開催されます。多くの人々で賑わうカトマンドゥ市内において静寂と緑に溢れたオアシスです。

このイベントではアジアそして他の地域からOpenStreetMapに強い関心を持つ200人程度の参加者が集まることを予想しています。イベントを通じ、マッパー同士の知識と経験の共有、交流の強化、アジア地域におけるマップカバー範囲の拡充のためのアイデアが生まれることでしょう。今年の会議におけるテーマは、OSMデータの ‘from creation to use (作成から利用へ)’ を掲げています。このテーマは、過去10年の間に世界中で行われてきた非常に有用なデータ作成に対し、アジア地域が他の地域に比べ、データの利活用において数年間の遅れをとっているために選ばれました。私たちはこれからの10年で、地理空間情報分野において目覚ましい成長を達成し、そこでは人々がOSMデータの活用を進めることになると確信しています。さらにこのイベントは、この巨大な地域において分断されてしまっているOSM地域コミュニティ同士のコラボレーションを強め、絆を深めることになることでしょう。

より詳しい最新情報は http://stateofthemap.asia からご覧ください。

Features

カンファレンスのキーノートは、Kate Chapmanさん (Chairperson of OpenStreetMap Foundation)、Dr. Lee Schwartzさん (Geographer of the United States of America) そして Prof. Taichi Furuhashi (professor at Aoyamagakuin University and President of CrisisMappers Japan)による遠隔スピーチによって行われます。

今年のState of the Map Asiaの白眉のひとつは、15ヶ国のアジア地域(中央、東、北、南、東南、西)を代表する参加者からのプレゼンテーションです。カンファレンスではOpenStreetMapデータの作成に関するプレゼンテーションにも注力しており、災害対応や行政による利用、アントレプレナーシップや芸術利用など数多くの分野におけるデータ利用にも言及します。最後に、行政の特別パネルとして、南アジアの高級官僚たちによるOSMデータの作成と利用、そして行政によるサービス提供においてOSMデータがどのように公式に利用されているかについて議論が行われます。

参加

今年のホストであるカトマンドゥ・リビングラボは20を超えるOSMアジアコミュニティからの全額スカラーシップ、そして5つの部分支援スカラーシップを担当します。

OSMコミュニティメンバーによるカンファレンス参加は無料です。このフォームから登録を行ってください。カンファレンスのホテル Park Village Resortは、カンファレンス特別価格で参加者に提供されます。カンファレンス特別価格が適用されるのは、このフォームから登録を行ったかたのみとなります。

ネパールの秋は素晴らしい季節です。ネパールでもっとも賑やかな祭 -Dashainはこのカンファレンス会期中に開催されています。ワークショップが終わった後、ぜひみなさん、この素晴らしい祭りにご参加ください。

2017年9月23-24日、カトマンドゥでお待ちしています!

The organizers of SotM-Asia 2017

This post is also available in: 英語 ドイツ語 ウクライナ語