組織的編集に関するDWGからのアンケート

Data Working Groupは、有償マッピングに関するポリシー策定作業の一環として、アンケート調査を行っています。

スタートしたばかりのころのOpenStreetMapは、そのほとんどの活動は趣味人が自分の余暇を費やして行うものでした。そのころ、自分たちがマップするものは自分たちで決め、ツールを自分で選び、自分が行った貢献活動に個人として責任を持っていました。

OSMのたゆまぬ成長と一般社会への浸透の結果、組織的な活動として行われるマッピングが増えてきました。その多くは企業によって金銭の支払いを伴ったチームによる特定の地域や特定のユースケースに沿ったOSM改善活動であったり、無償で行われる学校の授業の一環としてのOSM編集活動であったりします。

これらの組織的なマッピング活動はOSM活動全体として見た場合、不可欠な部分となっています。そしてまた、活動が正しく行われれば、OSMをより知らしめ、OSMをよりすばらしいものにする一助となります。

よりよりコミュニケーションを確実なものとするため、そしてコミュニティメンバー個人と組織的な編集グループの間の活動領域の調整のため、OSMF Data Working Groupは、組織的活動を行うグループに対してガイドラインを定めることを検討しています。このガイドラインは、組織的活動を行うグループがもつべき透明性について定めるものです。ガイドラインで定める条項の多くは、例えばチームによる編集アカウントをコミュニティに通知することなど、すでにほとんどのグループが満たすものです。

私たちは短いアンケート調査を用意し、ポリシーの策定によって、マッピングコミュニティが何を求めているか、より詳しく知りたいと考えています。このアンケートは、個人としての活動やチームとしての活動にかかわらずOSMを編集する(あるいは編集しようと思っている)すべてのかたが調査対象です。アンケートの結果は私たちのポリシーのドラフト策定の際に検討対象となります。

アンケートのスコープと、定めるべきポリシーの対象についてですが、私たちは有償マッピング(あるいは有償編集)とは、サードパーティによって個人が何をマッピングするか決められている(そして多くの場合どのようにマッピングすればよいかも決められている)OSM編集行為、あるいは金銭の授受が発生する行為のことを意図しています。私たちは、サードパーティによって指示されるが無償であるその他の組織的マッピング(あるいは編集)行為についてはスコープに定めていません。

アンケート調査は以下で実施中です https://osm-dwg.limequery.org/741554

The OSMF Data Working Group

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