機器更改の季節になりました! OpenStreetMapの成長を支えるサーバは、2015年中頃にスペックの限界を迎える予測です。OpenStreetMapは専門的な知識と能力を持ったひとびとを巻き込んで拡大し、そのひとりひとりが、世界で最も優れた地図を作るためにその時間を捧げています。そうしたマッパーたちの参加が、このプロジェクトにとって大部分を占めていることは間違いありません。しかし、そうした参加者が活動の結果を共有し、お互いに会話し、地図を作りやすくするためのサービスを作り上げるには、そのためのインフラが必要です。私たちは、すべてのひとたちが素晴らしい地図を作り続けるために、そうしたサービスの運用と改善に必要な基金を募集します。
OpenStreetMap Foundationのオペレーション作業部会 (Operation Working Group) は、OpenStreetMapの中核となるサーバ群を管理し、成長し続けるコミュニティに必要となるサーバのスケールアップ計画を担当しています。作業部会では、割り当てられた予算を執行し、サーバのハードウェアを新規購入し、更改することを決定しました。みなさんの協力を得ることで、コミュニティと地図の成長を支援するOpenStreetMapインフラもまた、拡張を続けることが可能となります。よくある質問と回答はFAQページに掲載されていますし、新しい質問を投げかけていただいてもかまいません。
OpenStreetMapを支えるためにできること
ぜひ共に歩みましょう! ハードウェア更改の基金もそうですが、私たちがもっとも必要としているのは、共に歩んでくれる参加者です。どんな立場であっても – 技術的であってもなくても – OpenStreetMapを支える活動が可能です。どのような活動が行われているか、その例をいくつか例とします:
個人のみなさま:
OpenStreetMapにデータを貢献したことがある、あるいはマッピング活動の集まりに協力したことがある: もうすでに活動されているのですね、ありがとうございます!
OpenStreetMapが存続していられるのは、ひとえに、誰かのために尽力を続けるボランティア活動の結果があってこそです。あなたが既にそうした活動を行っているとしたら、それはこのプロジェクトにとって非常に大きな貢献をしているということに他なりません。
さらに深い活動としては、以下のような活動があります:
- Foundationに参加することにより、このプロジェクトを支える (しかしコントロールはしない) 活動の支援。Foundationに参加することで、Foundationをどのように運営するか、あなたの意見が議論に反映されます
- 作業部会 (Working Group) に参加し、より大きなコミットが必要な問題の解決に力を注ぐ。作業部会に参加することは、その名前が示す通りとてもたいへんな作業であり、真摯な活動が求められます。しかし、こうした活動に参加することで、プロジェクトに対してより大きい影響を与えることができるようになります
- ハードウェア購入基金に募金を行う。みなさんからの募金は、金額の多少によらずたいへんありがたく、プロジェクトのこれからの成功と成長に必要となるハードウェアへの投資に利用されます
企業のみなさまへ:
OpenStreetMapのデータを製品やサービスでいたり、あるいは単純にプロジェクトの支援を希望される企業の方々は、このプロジェクトのさらなる躍進と普及のため、ぜひOpenStreetMap関連イベントやハードウェア購入の企業スポンサーとなることをご検討ください。
もし企業としてプロジェクトの成長と成功にご協力いただける場合、選択肢は以下があります:
- Foundationに、企業メンバーとして参加する。Foundationに対してみなさんからサポートいただけることはたいへん喜ばしく、誰もが支援を待ち望んでいます
- 時間の貢献。御社に勤められているかたが、OSMに対してさらに大きな活動を行おうとしていることがあります。そうした場合は、”勤務時間20%ルール”を許容し、その時間で作業部会に参加したり、OSMを支援する活動をすることを許可いただけないでしょうか。
- ハードウェア購入基金に募金を行う。金額の多少によらず、貢献はありがたく頂戴したく存じます。