タイル画像の読み込みが早くなった、そんな気がしませんか? openstreetmap.org の地図表示はこれまでよりさらに改善されているはずです。なぜならば、3つの新しいサーバが、この2週間のうちにデータの配信を開始しており、さらに、年明けの早いうちにもうひとつのサーバが同様に配信を開始する予定だからです。
- タイルサーバ、名称は saphira。Jump Networksより提供、住区は英国 ロンドン
- タイルサーバ、名称は viserion。 CARNetより提供、住区はクロアチア Pula
- タイルサーバ、名称は stormfly-02。 OSUOSLより提供、住区は米国 Corvallis
- タイルサーバ、名称は longma。 NCHCより提供、住区は臺灣 新竹市
地図タイルの配信は、GeoDNSによって割り出された利用者の位置によって行われます。現在、OpenStreetMapのタイルコンテンツ配信ネットワーク (CDN) はEDNSクライアントサブネットをサポートするようになり、利用者から最も現在地に近いタイルキャッシュが選択されるよう、精度が向上しています。
OpenStreetMapの利用はすべてのひとびとに開放されています。しかし、そこにはちょっとした調整が必要です。もしあなたが運営してるサイトが高負荷の通信を発生させているとしたら、switch2osm.org を参考にデータの扱い方を調査し、他の利用者のタイル画像利用のを妨げにならないようにしてくださいますようお願いします。
寛大な寄付を行ってくれる団体、そして地域で活動するコミュニティに感謝します。OpenStreetMapのタイル配信インフラはこれからも進化し続けます。
OpenStreetMap Foundationはこれからも追加のタイルサーバを募集しています。もしタイルサーバの提供やホスティングに関心があるようでしたら、wikiの Tile CDN要件ページをご一読ください。また、OpenStreetMapを支えるその他の方法として、OpenStreetMap Foundationは寄付も受け付けております。
OpenStreetMap Foundationは英国に本拠を置く非営利団体であり、OpenStreetMapプロジェクトの支援を行っています。私たちは、自由な地理空間データの成長と開発と配信、そして誰もが利用・共有可能な地理空間データをすべてのひとに提供することを使命としています。OpenStreetMap Foundationは、OpenStreetMapプロジェクトのインフラを所有し、管理しています。