先週末、私たちは新しいレンダリングサーバのセットアップを完了し、 OpenStreetMap.org で表示している “標準の” 地図表示のサーバ切り替えを行いました。
新しいレンダリングサーバは新規追加されたハードウェア上で動作しており、なおかつ、新しい “openstreetmap-carto”スタイルシートを利用しています。このスタイルシートはCartoCSSを利用して旧来のXMLスタイル定義の内容を書き起こしたもので、さらに、私たちの地図表現への追加編集がより簡単に行えるようになっています。スタイルは可能な限り旧来のXMLスタイルシートと同一の表現ができるようにデザインされています。
Andy Allanさんは State of the Map US カンファレンスで行われたプレゼンにおいて、スタイルシートを書きなおした経緯を語っています: Putting the Carto into OpenStreetMap Cartography (OpenStreetMapの地図表現へのCarto導入)
Andyさんは来月開催の State of the Map でも、この件について言及する予定です。
“openstreetmap-carto” スタイルシートのメンテナンスは github上で行われています。
“openstreetmap-carto” は独自スタイルを作成するための基礎情報としてとても有用であり、情報の追加編集はより簡易になっています。スタイルの改善や新規機能の追加などの要望をお持ちの際は、是非ブランチをフォークし、Pull Requestを送ってみてください!
なお、 OSMのサーバ・ハードウェア基金調達 も引き続き募集を行なっています。こちらにも是非、ご支援をください。