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OSMF商標ポリシーの変更について


OpenStreetMap Foundationは、2018年1月1日より商標ポリシーを変更しました。ポリシー変更作業はOSMFのボランティアによるLicensing Working Groupが担当しました。

変更後の商標ポリシーはこちら

OpenStreetMapの拡大鏡ロゴ。新しい商標ポリシーの対象のひとつです

OpenStreetMapがマークを保持する理由

OpenStreetMapマークはOpenStreetMapそのもの、およびオープンな地図データを世界中に届けるというその活動を表すものです。OpenStreetMapの名称とロゴを見た時、OpenStreetMapにまつわる数多くのコラボレーションや厳密な作業結果に基づく高品質な地図を思い起こします。商標を保護することにより、そうした想起のつながりを維持したいと考えています。

本商標ポリシーの目的は?

質・量ともに豊かな、そして意欲に溢れたボランティアコミュニティの善意によって、OpenStreetMapの印は成り立っています。OpenStreetMap Foundationはこのポリシーを用い、この印の利用がOpenStreetMapのミッションを一貫して表現し、OpenStreetMapムーブメントを促進することを保証することによって、それらボランティア参加者の善意を保護・保持したいと考えています。

本商標ポリシーとその他多くの商標ポリシーとの違い

本商標ポリシーは、OpenStreetMapをつくりだす貢献者たちに対し、商標に関するライセンシングを可能な限り簡便に提供できるよう意図しています。マークを利用する際、ほとんどの場合は商標のライセンシングを不要であることを明確化し、コミュニティに焦点を当てたイベントや広報活動をOpenStreetMapのマークの商標ライセンス対象外とすることを定めています。OpenStreetMap Foundationは、このポリシーがOpenStreetMapのさらなる広がりや貢献の促進、そして高品質のデータの証としてマークが機能し続けることを願っています。

変更後の商標ポリシーは以下の情報を含んでいます:

  • OSMマークの利用法
  • OSMマークを事前連絡無しに利用した場合
  • 利用に際して許諾が必要な特殊例
  • 禁止する利用法
  • 非認可の利用

変更内容抜粋:

非公式のローカルグループへのドメイン登録提供

OpenStreetMap Foundationは、非公式のローカルグループするドメイン名登録の提供を開始しました。ドメイン名の登録が完了した後は、商標ポリシーが定める間、他のユーザグループとの競合を起こすこと無く、グループのウェブサイトを可動させ続けることが可能となります。ただし、これはあくまでも、非公式のユーザグループに対して行われる措置であり、地域支部は対象外となっています。詳細は商標ポリシーを参照ください。

イベントとカンファレンス

OpenStreetMapに関連するイベントやカンファレンスの開催を検討している場合は、商標ポリシーを一読ください。

質問はこちらまでお寄せください

もしあなたが実施しようとする利用方法が、本ポリシーやあるいは地域の商標権の保護に沿っているか不安な場合は、遠慮なくOSMFの窓口 trademarks@osmfoundation.org までご連絡ください。

legal-talkメーリングリストへの参加

legal-talkメーリングリストでは、ライセンシングや著作権の取り扱いを含む、OpenStreetMapの法的な側面に関するあらゆる議論を対象としています。メーリングリストへの参加、あるいは過去の議論を参照したい場合は https://lists.openstreetmap.org/listinfo/legal-talk を参照ください。

Licencing Working Groupとは

Licencing Working GroupはOSM Foundationに設置された7つの作業部会(Working Group)のひとつであり、実践的で一貫性のある、そして明確なライセンシングを通じ、オープンな地理空間データの広報活動を行っています。活動に興味をお持ちの方は legal@osmfoundation.org までご一報いただき、ぜひ参加いただければ幸いです。

貢献者100万人突破!

先日、OpenStreetMapの地図編集貢献者が、100万人という喜ばしいマイルストーンに到達しました。私たちのプロジェクトが開始されて以来、1,000,000もの異なる人々がユーザアカウントを作成し、地図を編集した、ということです! 100万人という数の持つ価値は計り知れないものであり、私たちのコミュニティがこれからも発展し続けることを意味しています。

“本質的に、OpenStreetMapは参加者が訪れた場所や住んでいる場所、働いている場所に関する知識をシェアする人々の活動です。この素晴らしいプロジェクトは、100万もの人々がそれぞれ自分の時間を費やし、この世界に住む他の人々が自分たちの歩む道を見つけるための手助けをすることで成り立っています”

Peter Barth – OSMF理事

もしOpenStreetMapにまだ参加していないかたも、ぜひこの機会に参加をいただき、100万人の人々と肩を並べてみてください。登録はこちらから、そしてあなたの住んでいる地域をマップしてみましょう!

2013年に登録者100万人を超えたことを覚えているかたがいるかもしれません。2013年は登録済みのユーザの総計で、それ自体も非常に意義のある数字ではあるのですが、サイトに登録したからといってその全員が地図作成に貢献したわけではありませんでした。(登録したユーザが地図編集までたどり着かない理由は過去数年間の議論の対象となってきましたが、同様の参加傾向は他のオンラインコミュニティでも発生しています)

Simon Poole氏は変更セットのログを集計し、地図作成への貢献者の数が100万を越える瞬間を刻んできました:

 

Simon氏の日記エントリーには、最近利用されている編集ソフトウェアの傾向分析なども行われています。またもちろん、‘stat’ページにもその他多くの統計が記録されています。

さぁ、この素晴らしい成果を寿ぎ祝いましょう! そして、100万人という数はこれからも増え続けます!