OpenStreetMapは今日で10歳の誕生日を迎えました!
自由でオープンなこの世界地図が近年どれだけの価値を重ねてきたか。それは、AppleやMapquest、Foursquareといった大企業が私達の活動をその一部として活動を広げていること、そしてさらに、 Médecins Sans Frontières (国境なき医師団) やアメリカ赤十字といった人道支援組織が私達OpenStreetMapの活動を取り入れつつ活動を行っていることからも見て取ることができます。
ですが10年前、2004年のこの日、OpenStreetMapは単にひとりの若者が、自転車にGPSレコーダーを括りつけて走っていただけなのです。
その時は確かに、何もないところから世界地図を作ろう、というこの活動は、間違いなく、馬鹿げた活動だったかもしれません。しかしそれが馬鹿げた活動だったとしても、そこから多くの人達がそのペダルを一緒に踏み続けてきました。
確かに、最初にペダルを共に踏み出した人は数えるほどだったかもしれません。ですが最初の一踏みから10年が経過した今、その数は、全世界で170万人の登録ユーザ、そして1日に3000人のメンバーが、毎日どこかで編集を行なうまでになりました。そして今まさに、ボランティアのちからで支えられるこの地図は、世界が直面する深刻な問題にも立ち向かっています。事実、私達 OpenStreetMap の地図をその活動の一部として、Médecins Sans Frontières (国境なき医師団) の医師たちは、現在発生しているエボラ熱の大規模流感に立ち向かっています。
この日、私たちは全世界の様々な都市で、この日を寿ぎ、祝っています: トロント、モントリオール、ワシントンDC、シアトル、アセンズ、ニューヨーク、ロサンゼルス、フェニックス、レキシントン、ナシュア、クリーブランド、セントペテルスブルグ(US)、サンクトペテルブルク(ロシア)、モスクワ、ロンドン、アメルスフォールト、バーミンガム、バルセロナ、ダブリン、福島、東京、向日、淡路、一宮、浜松、コチャバンバ、サンティアゴがその名を連ねています。
そして今日、日本のコミュニティが作ったケーキはもしかしたら、全世界で一番素敵なケーキかもしれません:
…でもこの夜は、まだ始まったばかりです。
OpenStreetMapが10周年を迎えたこの日、世界のみんなでグラスを交わしましょう。(もしあなたの地域で集まることができなかったら、ディスプレイ越しにグラスを高くかざしてください)
さぁみなさん、ハッピーバースデー、OpenStreetMap!